ハマーン様BOOK 2016 FINAL
A5 86ページ(16部 コピー)
発行日:
2016年12月30日
定価:
200円
 私の書く小説でのハマーンは、戦闘でシャアに助けられて生き残った上に、子供を身ごもりサイド6へ名前を変えて潜伏したという設定になっています。(連邦の公式記録では戦死扱い)

 その設定で前回はジュドーとのお話を書いた訳ですが、その設定を生かして何か話を作る事が出来ないかと思って生まれたのが、今回の2作品で通算26冊目のハマーン本です。

 第一部の「カイ・シデンとの会話」は、ハマーンにカイを会わせてみたら、どんな会話が生まれるのだろうという好奇心から執筆を開始しました。本当でしたら、ネオ・ジオンを率いていた頃のハマーンの考えをカイがインタビューで聞き出せれば...程度に思っていたのですが、話はザビ家の話にまで飛躍する展開になっています。話の中で、あえてカイの身の上話を入れたのは、私の願望です。公式では一切語られていませんが、私の作品でのカイは一年戦争後にそういう事をしていたと言う事で...。

 第二部の「再開 セイラ・マス」は、セイラさんにもう一回登場して貰って、ハマーンを徹底的に責めて欲しいと思いましたので、それを達成するにはどうしたらいいのかという所から話を作っていきました。

 ただ、もう普通のセックスや露出、縛り、浣*等のSM描写は一通りやってしまいましたので、これ以上の話を作らないと、私も、そして登場する二人も納得しないと言う事で、今回は更にアブノーマルな性行為を展開させています。何というか、この手の描写を書く(描く)人は他ジャンルでそれなりにはいるのですが、「俺ならキャラの性格を破綻させずにここまで徹底的にやってやるぜ!」という、私なりのメッセージが込められていたりします。ああいう行為を書くのでしたら、それも同人誌で書くのでしたら、やっぱり自分の好きな感じで徹底的に突き抜けないと(自分にとって)面白い作品は作れない...というのが私なりの考えですね。

 それと表紙は髪型と服装、そして性格がぶっ飛んでいてとっても魅力的な「だがしかし/コトヤマ著」の枝垂ほたるさんをモチーフにしてハマーンを描いてみました。ただ、彼女の着ている服は黒と白が基調なので、「THE ビッグ・オー」のR・ドロシーの時と同じように、色を若干変えています。(真似ではなくて、あくまでもモチーフですから)中表紙は「ワンパンマン」に登場する「地獄のフブキ」がとっても好きなので、そのイメージで、あとがきのハマーンは単にバニーガール姿を描いてみたかっただけです。まえがきのハマーンは、過去の作品から「保健室の死神」に登場した三途川千歳校長先生の絵を流用しました。

 あと、私自身は安彦先生の「THE ORIGIN」を通して見た事は無かったりします。(最終刊がどんな感じだったかを読んだ程度なのですが、それでも顛末は全く知らない)そんな訳で、ザビ家やジオン家で多少なりとも似てるようなエピソードがあった場合は、それは世界中の歴史や政治家のエピソードを参考にしているからだと思います。もっとも、私の知識やアイデアなんてのは安彦先生に比べれば遠く及びませんけどね。

 もっとも、私の場合はそんな世界観の設定とかに興味がある訳では無く、ハマーンがいる世界をもっともらしく書きたいという気持ちだけなんです。あくまでも、私が執筆したいキャラはハマーンだけなので...。

 とりあえず、「FINAL」の文字を入れた事でも判る通り、18禁小説は終わりにします。書いてみたいと思った事を、ほぼやり尽くしてしまいましたからね。苦しくて辛くも、楽しい8年間でしたよ。

 
追伸:1年後に書いた小説はまた18禁でした。色々ネタはあるのですが、本能には勝てないのかなぁ...。売れ行きに関しては、    エロでもそれ以外でも変わらないです。「如月辰巳の書く(描く)作品」として評価して下さる方がメインですので。嬉しいです。

小説内容
           
第一部:カイ・シデンとの会話(PDFファイル)


第二部:再開 セイラ・マス(PDFファイル)

中表紙・イラスト等

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