秋田殺人事件 感想リストへ 
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警告、秋田には魔物が棲んでいる…浅見光彦、女性副知事のボディガードに!兄・陽一郎の密命を受け、秋田杉を巡る謀略事件に名探偵が挑む!秋田県の副知事として着任予定の女性官僚のもとに二通の不吉な警告文が…。
おりしも、秋田では二件の不審な自殺事件が起きていた!副知事の秘書として秋田にとんだ浅見の推理が、秋田杉に絡む第三セクターの闇を抉る。

 

光文社(本のカバーから引用)

120 82 秋田殺人事件 光文社

2000.8.10

4-334-92321-6

しょうです。

「極大射程」(スティーブン・ハンター)の上巻を読んでみて、どうも読みづらいので下巻を読む気になれず、「秋田殺人事件」を読みました。
なるほど、いつものパターンで安心して読めますね。(笑)
読み馴れているというのは凄いものです。(爆)

しかし、やはり結末はきちんと書かなければいけません!
最後の浅見レポートなるものを是非読んでみたいものだと思います。

およそ、推理小説というものはまず不可解な謎があり、読者をミスリードしながらも、最後には誰にも分かるように論理的に収束する。これが最低限のルールです。

この作品は、その最低限のルールを無視しています。
推理はあるけれど、結末をうやむやにしてしまう。
こんなのは推理小説でもなければ、探偵小説でもミステリーでもない!
ましてや、文学でもありません。

しかし、私はいつのまにかこんな作品に馴らされています。(爆)
いやー、困ったもんだ。(^^;