内田康夫作品感想リスト |
刊行順の番号をクリックすると本の紹介を、書名をクリックすると感想を見ることができます。なお、作品を読んでいない人で興味が削がれるとお感じの方は、見ないでください!刊行順の右の数字は浅見シリーズ刊行順を示します。 |
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刊行順 | 書 名 | 舞台、背景など | 登場人物など | |
1 | - | 死者の木霊 | バラバラ死体が発見されたのは信州の小京都、飯田市郊外の松川ダム。衝撃のデビュー作。 | 竹村岩男・岡部和雄 |
2 | - | 本因坊殺人事件 | 西伊豆・大瀬崎の殺人事件、宮城県鳴子温泉での水死体。観戦記者・近江俊介と天才棋士・浦上彰夫が謎の連続殺人に挑む! | 浦上彰夫八段 |
3 | 1 | 後鳥羽伝説殺人事件 | 一人旅の女性が古書店で見つけた一冊の本。その本を手にした時、殺人劇の幕は切って落とされた! | 光彦、野上刑事 |
4 | - | 「萩原朔太郎」の亡霊 | 萩原朔太郎の無気味な世界そのままに起こる連続猟奇殺人。警視庁捜査一課の名警部・岡部和雄の推理が冴える。 | 岡部和雄 |
5 | 2 | 平家伝説殺人事件 | 事件の鍵が高知の平家落人の里にあると突きとめ高知の「隠れ里」に向かった浅見の前に現われた美少女・佐和。彼女に魅せられ恋心を感じる浅見。だがその佐和にも恐怖の魔手が…。浅見の恋と名推理。 | 光彦、稲田佐和 |
6 | - | 遠野殺人事件 | 山間隔絶の小天地だった遠野。いまなおその面影を残す「五百羅漢」のもとで一人、屍となって東京の独身OLが発見された。 | 宮城留理子 |
7 | - | 戸隠伝説殺人事件 | 鬼女紅葉が敵将平維茂に毒酒を飲ませたという伝説ゆかりの長野県戸隠・毒の平で、毒殺死体が発見された。早速、“信濃のコロンボ”こと長野県警竹村岩男警部の捜査が始まった。 | 竹村岩男 |
8 | - | シーラカンス殺人事件 | シーラカンス、サルノコシカケ、ジュースの蓋? 岡部和雄の推理が冴える。 |
岡部、一条万里子 |
9 | 3 | 赤い雲伝説殺人事件 | 莫大な利権をめぐって、平家落人の島を舞台にくりひろげられる骨肉の争い。絵に秘められた謎と殺人犯人を追って、私立探偵浅見の名推理が冴える!! | 光彦、小松美保子 |
10 | - | 夏泊殺人岬 | 陸奥湾に向かって大きく突き出した夏泊半島。"椿神社"の謎とは? | 江藤美香 |
11 | - | 倉敷殺人事件 | 恋人と夜の新宿をデートしていた草西英の前で、中年男が「タカハシノヤツ…」と呻いて絶命した。草西 英と岡部の二人三脚の推理。 | 岡部和雄、草西 英 |
12 | - | 多摩湖畔殺人事件 | 丹波篠山にいるはずの父が、なぜ七百キロも離れた多摩湖半で死んでいたのか? 車椅子の美少女・橋本千晶は父の死を、その明晰な頭脳で推理しはじめる−−。 |
橋本千晶、 河内・岡部警部 |
13 | 4 | 津和野殺人事件 | 朱鷺家には、ある秘密が隠されていた。一族をめぐって起こる連続殺人。事件を追う“名探偵”浅見光彦は、「赤いトンネル」の記憶に呼び寄せられて津和野を訪れたと語る樋口母娘とともに、奇怪な陰謀に巻きこまれていく…。 | 光彦、樋口実加代 |
14 | - | パソコン探偵の名推理 | お化けパソコン「ゼニガタ」。口の悪さと計算力、それと正しい文字が1度でディスプレイに出ないのが悩みの名探偵。私立探偵事務所の所長の鴨田英作ともども難事件をビットビットとなで切っていく快刀乱麻は、笑い死なぬよう要注意! | 短編集(8作品) |
15 | - | 明日香の皇子 | 大津の皇子の死を悲しみ、姉の大伯皇女が詠んだ歌に隠された意外な事実!? | 村久紘道と姉・春日 |
16 | 5 | 佐渡伝説殺人事件 | 梅雨の訪れと共に駒津家に届けられる奇妙な葉書。裏には筆書きでただ一文字『願』と書かれていた。 | 光彦、駒津彩子 |
17 | - | 「横山大観」殺人事件 | 長いあいだ埋もれていた「横山大観」の若き日の傑作が発見された。次第に明らかになる12年前の殺人事件の真相は?名探偵・岡部和雄警部の推理が美術界の暗部に迫る。 | 岡部和雄 |
18 | 6 | 白鳥殺人事件 | 「白鳥の」―ホテルの床に血文字を書き遺し、男は刺殺されていた。新潟県新津で、死体を発見した名探偵・浅見光彦は事件の渦中へ。ダイイング・メッセージの意味は? | 光彦、芹沢玲子 |
19 | - | 「信濃の国」殺人事件 | 牧田の絞殺死体が水内ダムで発見され、部下の中島が疑われた。だが恵那山トンネル、長楽寺、寝覚の床でも次々と絞殺死体が発見され、それが長野県歌「信濃の国」に歌われる名勝であることに気が付いたが…。信濃のコロンボ、こと竹村警部登場の長編傑作旅情ミステリー。 | 竹村岩男 |
20 | 7 | 天城峠殺人事件 | 天城峠付近の崖下で、老人の死体が発見された。事件に巻き込まれた名探偵・浅見光彦は、死者が残した千社札を手掛かりに捜査を開始した。そして疑惑に満ちた、アイドルタレント桜井夕紀の心中事件・・・二つの事件は交差するのか!? | 光彦、小松朝美 |
21 | - | 杜の都殺人事件 | 偶然見つけた妻の写真。一緒に写っていたのは、夫の知らない謎の男…。一方、美人カメラマン池野真理子。彼女は、父の事故死に不審を抱いていた。この二つの事件が一つに重なりあった時…。事件は意外な方向へ展開していく。 | 清水修司と妻・菊栄、 池野真理子 |
22 | 8 | 小樽殺人事件 | 黒揚羽蝶の謎を追い、浅見は麻衣子とともに信州・安曇野を訪れるが、そこには……? | 光彦、津田麻衣子 |
23 | 9 | 高千穂伝説殺人事件 | 神話と伝説の国、高千穂に穏された巨大な秘密!千恵子は、私立探偵浅見の助けを借り、高千穂へと向かうが。 | 光彦、本沢千恵子 |
24 | - | 王将たちの謝肉祭 | 美少女棋士今井香子は新幹線の中で、見知らぬ男から一通の封書を預かった。 | 江崎秀夫、今井香子 |
25 | 10 | 「首の女」殺人事件 | 高村光太郎の根付とは? 真杉姉妹は光子の同級生・浅見光彦に真相の究明を依頼するのだが…。 |
野沢光子、真杉伸子 |
26 | - | 盲目のピアニスト | 天才ピアニストとして期待されていた輝美は、ある日突然失明した。音楽に生きがいを求めて厳しいレッスンにも耐える日々のなか、彼女の周りで次々と人が殺される。 | 短編集 |
27 | 11 | 漂泊の楽人 | 妹・肇子の縁談をよろこぶべき兄が死んだ。俺が死ぬようなことがあったらワープロでフルネームを打ってくれ、と言い遺して。 | 光彦、漆原筆子 |
28 | 12 | 鏡の女 | 初恋の夏子から光彦に姫鏡台が送られてきた。鏡をめぐる3つの謎 | 短編集 |
29 | - | 軽井沢の霧の中で | 4人の女性が避暑地で体験する危健なロマネスク・ミステリー。 ○ アリスの騎士 ○ 乗せなかった乗客 ○ 見知らぬ鍵 ○ 埋もれ火 |
短編集(4作品) |
30 | 13 | 美濃路殺人事件 | 愛知県犬山の明治村で死体が発見された。美濃で和紙の取材をしていた浅見光彦は? | 光彦、月岡三貴子 |
31 | 14 | 長崎殺人事件 | 私(内田康夫)の所へ、名探偵・浅見光彦あての手紙がとどいた。「殺人容疑者にされた父を助けてください」という長崎の少女の頼みである。私は浅見を探した。なんと、彼は長崎にいた。 | 光彦、松波春香 |
32 | - | 十三の墓標 | 「パパもママも帰って来ないの」5歳の少女が警視庁に勤務する坂口正二を訪ねて訴えた。姉夫婦になにがあったのか、若き刑事は不吉な予感に襲われた。 岡部と坂口警部の活躍。 |
坂口刑事、岡部警部 |
33 | 15 | 終幕のない殺人 | 〈パーティーで、必ず誰かが殺される〉ルポライターの浅見光彦は大物俳優・加山裕次郎からパーティーの参加者を守ってほしいと頼まれた。 | 光彦、野沢光子 |
34 | - | 北国街道殺人事件 | 良寛と一茶を卒論に選んだ田尻風見子と野村良樹の二人は、信越路に調査旅行に出る。その途中、長野県野尻湖で良樹がフィルムを盗まれ、そこで人骨で発見された。 | 竹村岩男 |
35 | 16 | 竹人形殺人事件 | 浅見陽一郎刑事局長が苦境に立たされた。越前大観音堂に絡む不正を揉み消して欲しいと、地元有力者に圧力をかけられたのだ。 | 光彦、片岡明子 |
36 | 17 | 軽井沢殺人事件 | 事件の背後には四十数年前のある出来事が…。信濃のコロンボ・竹村警部と名探偵浅見光彦が初めて競演! | 光彦、竹村警部、高田薫、野本美貴 |
37 | 18 | 佐用姫伝説殺人事件 | 居候の浅見光彦は肩身が狭い。今日も雪江未亡人に、陶芸展の招待状を、押しつけられた。 | 光彦、成沢久子 |
38 | 19 | 恐山殺人事件 | 「北から来る何かによって殺される・・・」恐山、十和田湖、田沢湖、角館が舞台。 | 光彦、藤波紹子 |
39 | 20 | 日光殺人事件 | 「“日光”で面白いものを発見した」―この一言を遺し、日光近くにある大牧場主・智秋家の次男が失踪。 | 光彦、智秋朝子 |
40 | 21 | 天河伝説殺人事件 | 新宿の高層ビル街で、一人の男が突然苦しみ倒れた。その側には天河神社のお守りである「五十鈴」が…。舞台は東京から、吉野・天川へ―。名キャラクター浅見光彦の推理が冴える。 | 光彦、水上秀美、 川島智春 |
41 | 22 | 鞆の浦殺人事件 | 「鞆の浦へ行きな…」という奇妙な電話を受けた軽井沢の作家・内田康夫は目下都内のホテルにカンヅメ中。不審にかられた作家は旧知の浅見光彦に捜査を依頼するが...。センセ、堂々の登場?! | 光彦、丸山鞆美、野上警部補 |
42 | 23 | 志摩半島殺人事件 | 真珠で知られる志摩半島英虞湾に男の他殺死体が浮かんだ。一方、美少女海女の取材で同地を訪れていたルポライター浅見光彦も事件を知り、調査に乗り出した。が、かの名探偵浅見を嘲笑うかのように、第二の殺人事件が発生した・・・・・・。 | 光彦、岩崎夏海 |
43 | 24 | 津軽殺人事件 | 都内のホテルで弘前の古書店主が殺された。殺人現場から消えた太宰治の肖像画はどこに? | 光彦、石井靖子 |
44 | 25 | 江田島殺人事件 | 江田島の主峰・古鷹山が炎上し、短剣を腹部に突きたてた不審な焼死体が発見された。 | 光彦、近江佳美 |
45 | - | 追分殺人事件 | 信濃追分で男が死んでいた。信濃のコロンボこと竹村警部が捜査に乗り出した。一方そのころ、東京でも男の変死体が発見される。こちらでは、警視庁の切れ者岡部警部が捜査を開始した。二つの「追分」の事件に、二人の“名探偵”が挑む。そして、謎は北海道にまでおよぶ…。 | 竹村、岡部警部 |
46 | 26 | 隠岐伝説殺人事件 | かつての流刑の地・隠岐の地中には後鳥羽上皇の遺骨があるという。学術調査に同行する浅見光彦、鎮魂に名を借りた七百有余年の封印の真相に挑む。 | 光彦、佐治貴恵 |
47 | - | 少女像は泣かなかった | 両親を亡くした車椅子の少女千晶と、娘を失った河内刑事の心の交流が事件の謎を解く推理4遍。 | 橋本千晶、 河内・岡部警部 |
48 | 27 | 城崎殺人事件 | 幽霊ビルで相次いで起こった怪死事件。浅見光彦、湯の町・城崎を疾る―。 | 光彦、天沢まゆ子 |
49 | - | 湯布院殺人事件 | 旅行中に、妙なことから預かった男の子、和泉が着いたその日から、高梨家では連続殺人が。 | 和泉直人と妻麻子 |
50 | 28 | 隅田川殺人事件 | 浅見雪江の絵画教室仲間である池沢英二が再婚することになった。ところが結婚式当日、定刻を過ぎても花嫁の津田隆子は現れなかった。 | 光彦、小松美保子 |
51 | 29 | 横浜殺人事件 | 横浜を舞台にした童謡「赤い靴」と「青い目の人形」に隠された秘密!山下公園、金沢八景 | 藤本紅子、浜路智子 |
52 | 30 | 金沢殺人事件 | 東京北区の神社で商社員・山野稔が「オンナニ…ウシク」という謎の言葉を残して殺害された。 | 光彦、宮本警部、 中谷朋子、春山順子 |
53 | 31 | 讃岐路殺人事件 | 浅見光彦の母・雪江が四国霊場巡りの途中で、交通事故に遭い、記憶を喪失した。 | 光彦、辻村暁子 |
54 | 32 | 日蓮伝説殺人事件 | 「日蓮の生まれ給いしこの御堂」の落書きを手掛かりに、失踪中の宝石鑑定士の消息を追う浅見光彦。 | 光彦、伊藤木綿子 |
55 | 33 | 琥珀の道殺人事件 | 岩手から奈良へ、久慈に住む青年男女が「琥珀街道キャラバン隊」と称して、一風変わった旅をした。 | 光彦、熊谷美枝子 |
56 | 34 | 菊池伝説殺人事件 | 清少納言と西郷隆盛と菊池寛が親威!?半信半疑ながら三者を結ぶ「菊池」姓を調べる浅見光彦。連綿と愛継がれる「菊池一族」の血脈の果てにあるものは。 | 光彦、菊池由紀 |
57 | - | 釧路湿原殺人事件 | 湿原の底なし沼〈谷地目〉で発見された死体は他殺と断定され、さらに第二の殺人、嫌疑は友利に向けられる。一方、一人娘の郷子とともに、娘婿となった友利を追って釧路に飛んだ和泉教授は、真相解明に乗り出すが、問い詰めた女が水死体で発見され…。 | 和泉直人、友利恵一 |
58 | 35 | 神戸殺人事件 | 「赤い寺白い犬」―神戸・三宮で浅見光彦がヤクザから救った女性は、このメモを残し、忽然と消えた。 | 光彦、小野田亜希 |
59 | 36 | 琵琶湖周航殺人歌 | 湖面に臨む高級リゾートホテルでの、老人の物悲しい独唱が、恐ろしい連続殺人の発端だった。 光彦は石田純一に似ている!? |
光彦、森 史絵、 広岡順子 |
60 | 37 | 御堂筋殺人事件 | 各企業が車を飾りたてて大阪・御堂筋をパレード―。その最中に事件は起った。ミス・コスモの梅本観華子が、大観衆注視の中、急死したのだ。 | 光彦、畑中有紀子 |
61 | 38 | 歌枕殺人事件 | 浅見家では正月にカルタ会が催される。その席で浅見光彦はカルタ界の女王朝倉理絵に辛勝した。勝敗を分けたのは理絵が執着した一枚の札。 | 光彦、朝倉理絵 |
62 | 39 | 伊香保殺人事件 | 浅見家のお手伝い・吉田須美子が警察に連行された!群馬県吾妻町で起きた、焼死事件の殺人容疑者としてである。 | 光彦、三之宮由佳 |
63 | 40 | 平城山を越えた女 | 傷心を抱いて京都・大覚寺を訪れた美術書編集者の美果−−−。その前に娘の行方を訪ねる男があらわれ、数日後、美果は若い女性の他殺体が奈良ホトケ谷で発見されたことを知る。古都を舞台にくりひろげる浅見光彦と美果の推理行。 | 光彦、阿部美果 |
64 | 41 | 「紅藍の女」殺人事件 | 三郷夕鶴は、夕方の家路を急いでいる時、後から尾けて来た男に「旦那さんに」と紙切れを渡された。それには「はないちもんめ」とだけ書かれていた。 | 光彦、三郷夕鶴 |
65 | 42 | 耳なし芳一からの手紙 | 下関から新幹線に乗りこんだ男が「あの女にやられた」と叫び、突然の死を遂げた。あとに残されたのは「火の山の上で逢おう」という謎めいた手紙。そして差出人は“耳なし芳一”となっていた。 | 光彦、池宮果奈 |
66 | 43 | 三州吉良殺人事件 | 浅見光彦は、ひょんなことから母・雪江の三州への旅のお供を命じられた。道中「殉国の七士の墓」に立ち寄ったふたりは、おかしなことをいう愛国老人に出会う。 | 光彦、鹿島里美 |
67 | 44 | 上野谷中殺人事件 | ある日、ルポライター浅見光彦は軽井沢の作家から1通の奇妙な手紙を託された。そして、数日後、差出人は谷中霊園で「自殺」した。 | 光彦、大林繭美 |
68 | 45 | 鳥取雛送り殺人事件 | 浅見光彦と名乗る男の、妙に手慣れた110番通報で始まった新宿歌舞伎町の殺人事件。 | 光彦、広崎多伎恵 |
69 | 46 | 浅見光彦殺人事件 | 詩織の母はいまわの際に「トランプの本」と言い残して病死。そして、詩織の父・大輔も出張先の広島で「トランプの本」を見つけたというダイイング・メッセージを残して非業の死を遂げた。 | 光彦、寺沢詩織 |
70 | 47 | 博多殺人事件 | 光彦が掘りあてた白骨は、流通グループの幹部。一方、それを迎え撃つ博多のデパートの案内係が殺された。 | 光彦、元久聡子 |
71 | 48 | 喪われた道 | 青梅山中で虚無僧姿の絞殺死体が発見された。事件の調査に乗り出したルポライター浅見光彦。やがて、浅見の前に「喪われた道」という謎の言葉が立ちはだかった…。 | 光彦、羽田記子 |
72 | 49 | 鐘 | 諸行無常の理(ことわり)を表わすという鐘の音。浅見家代々の菩提寺、聖林寺の梵鐘から血が滴るという怪事件があった。 | 光彦、松川慧美 |
73 | 50 | 「紫の女」殺人事件 | 内田康夫の仕事場に、浅見光彦が訪ねてきた。幽体離脱体験で、犯人の後ろ姿を見たというが、警察は自殺として信じてくれない。事件の源、京都・宇治へと、浅見はソアラを駆る…。 | 光彦、曾宮一恵 |
74 | 51 | 薔薇の殺人 | 浅見光彦の遠縁の大学生・緒方聡が女子高生誘拐の嫌疑をかけられた。何でも一目惚れして、のこのこと家まで後をつけていたらしい。 | 光彦 |
75 | 52 | 熊野古道殺人事件 | 観音浄土での往生を願い、死を覚悟で熊野那智から旅立つ補陀落渡海。それが現代に再現されると聞き、推理作家の内田康夫は浅見光彦を取材に誘った。 | 光彦 |
76 | 53 | 若狭殺人事件 | 若狭の名勝三方五湖のひとつ日向湖に沈む男の死体。一方、東京で絞殺された細野久男。細野は死の直前、同人誌に若狭を舞台にした短編小説「死舞」を発表していた。 | 光彦、諏訪江梨香 |
77 | 54 | 風葬の城 | 白虎隊のふるさと、会津での謎の死!光彦は安達理紗の助けを得て、見えない犯人を追いつめてゆく。 | 光彦、安達理沙 |
78 | 55 | 朝日殺人事件 | 光彦は母・雪江に相談を持ちかけられる。旅行帰りに被害者を目撃したらしいのだ。その際に、男は携帯電話で「アサヒのことはよろしく」と大声で頼んでいたという。「アサヒ」とは何か!? | 光彦、岡田夏美 |
80 | 56 | 透明な遺書 | 「警察は自殺だと言ってます。でも、私は自殺だなんて信じてません」福島県喜多方で排ガス自殺と断定された父の死因を承服できない清野翠。 | 光彦、清野 翠 |
81 | 57 | 坊っちゃん殺人事件 | 居候のルポライター、浅見家の「坊っちゃん」光彦は、四国松山に漱石、子規、山頭火の足跡をたどる取材に出た。 | 光彦、水沼真理子 |
82 | 58 | 「須磨明石」殺人事件 | 浅見光彦は憤っていた。若い女性ジャーナリストの、輝かしい未来を打ち砕いた者に対して、心の奥底から怒りがこみあげていた―。 | 光彦、崎上由香里 |
83 | - | 死線上のアリア | ヴァイオリニスト・辻真理の帰国祝賀パーティー―辻女史が「G線上のアリア」を弾きはじめたとたん、「ダーンッ」という大音響が…。血に染まって倒れ込む一人の紳士。 | 短編集 |
84 | 59 | 斎王の葬列 | 帝の名代として伊勢神宮に仕えた皇女たちの生涯は、儚い哀しみの歴史に包まれている。歴史の闇に葬られた悲劇を、緻密な取材と大胆な構想で描いた白眉の長編本格ミステリー。 | 光彦、久米美佐子 |
86 | 60 | 鬼首殺人事件 | 「ギンコウノハカ」「オニコウベデアッタ」小町まつりの最中、小町娘の一人松島珠里に倒れ込んだ老人はこう呟いて絶命。珠里との接点はあるのか?現場を目撃した名探偵浅見光彦は・・・。 | 光彦、松島珠理 |
88 | 61 | 箱庭 | 「キジも鳴かずば撃たれまい」の文面と中学時代の記念写真。義姉あてに送られてきた謎の脅迫の手紙が、浅見光彦を孤独な捜査へと駆り立てた。 | 光彦、岡村里香 |
89 | 62 | 怪談の道 | 浅見光彦は、小泉八雲がかつて「地獄」と形容した宿で美人異父姉妹と出会った。ふたりに好意を寄せられた浅見は、切実な相談を持ちかけられる。 | 光彦、大島 翼、 脇本優美 |
90 | 63 | 歌わない笛 | 哀しい旋律が事件の序曲を奏でた。美貌のフルーティストの自殺とその後を追った婚約者の死。岡山県津山、倉敷を訪れ、その背後に秘められた真相を掴んだ浅見光彦の名推理。 | 光彦、本沢千恵子 |
91 | 64 | 幸福の手紙 | 中村典子のもとに、一通の「不幸の手紙」が届いた。その手紙を、タチの悪いいたずらだと放置した典子。だが、その半月後から彼女のまわりで次々に殺人が起こる。 | 光彦、中村典子 |
93 | 65 | 沃野の伝説 | 「米穀通帳はどうなったのかしら」名探偵・浅見光彦の母がふと口にした一言から、すべてが始まった。 | 光彦、竹村岩男、 阿部悦子 |
94 | 66 | 札幌殺人事件 | 「やくも…」の言葉を残して失踪。麻薬がらみか。戸田の行方を追い札幌へ飛んだ、名探偵・浅見光彦を待ち受ける北大植物園の絞殺死体。 | 光彦、立花穏代 |
97 | 68 | イーハトーブの幽霊 | 宮沢賢治縁の岩手県花巻市。「イギリス海岸」、「さいかち淵」での殺人事件! | 光彦、郡池 愛 |
99 | 69 | 記憶の中の殺人 | 27年前の軽井沢で少年光彦に何があったのか?名探偵・浅見光彦と軽井沢のセンセが、殺人事件の謎を追う。 | 光彦、財田雪子 |
100 | 70 | 華の下にて | 五百年の歴史を誇る華道丹生流家元−−−その相続をめぐり京都を震撼させる連続殺人事件の謎。 | 光彦、丹野奈緒 |
101 | 71 | 蜃気楼 | 越中富山の薬売りの死体が舞鶴で発見された。浅見光彦と孫娘との「蜃気楼の丘」での出会い。天意ともいうべき因縁に衝き動かされて奔走する浅見の前で、第二第三の惨劇が。 | 光彦、梶川優子 |
102 | 72 | 姫島殺人事件 | 大分県国東半島の端、周防灘に浮かぶ美しき島−−姫島。七不思議≠ニ呼ばれる奇妙な伝承が残されるロマン溢れる島でもある。 | 中瀬古朝子、浦本可奈 |
104 | 73 | 崇徳伝説殺人事件 | 浅見光彦に、一本のフィルムを託して「後で」―と姿を消した一人の女性。フィルムには、血塗みれの老人の、すでにこときれた顔が写っていた。 | 光彦、坂口富士子 |
106 | 74 | 皇女の霊柩 | 馬篭の殺人と東京のOL殺人を結ぶ糸は、意に反して降嫁した皇女、和宮の伝説だった。事件に巻き込まれた浅見光彦と馬篭出身の女子大生の前に、新たな殺人が…。 | 光彦 |
107 | 75 | 遺骨 | 浅見光彦が淡路島の寺で出会った製薬会社の営業マンが刺殺された。その直後、男が寺に預けた骨壷を引き取りに謎の女性と偽の製薬会社社員が相次いで現れる。 | 光彦、森喜美恵 |
109 | 76 | 鄙の記憶 | 男が二人あいついで殺された。被害者のテレビ記者が残した言葉は「面白い人」。手がかりを追って秋田へ消えた老記者の行方は?恐るべき連続殺人事件を前に浅見の推理が冴える。 | 光彦、横居光羽 |
112 | 77 | 藍色回廊殺人事件 | 浅見光彦は「四国三郎」を救えるか? 「四国のシンボル・吉野川がいま死のうとしている……」浅見光彦が徳島で出会ったのは、河口堰に反対する人々の悲痛な叫びであった。吉野川を遡るようにして辿り着いた、12年前の殺人事件。その恐るべき真相とは? |
光彦、今尾芙美、 飛内奈留美 |
113 | 78 | はちまん | 八幡神社への巡歴に秘められた謎。浅見光彦が愛と悲しみの軌跡をたどる。浅見光彦と若者たちに託された戦後半世紀の誓いとは? 壮大な思いをこめて紡ぎ上げた感動の大河巨編! | 光彦 |
115 | 79 | 黄金の石橋 | 「軽井沢のセンセ」の陰謀で俳優・榎木孝明氏の依頼を肩代わりさせられた光彦は、鹿児島から熊本へ、石橋という文化遺産を取材する旅をつづけながら、見えない恐喝者と競いあって、黄金の石橋を追う。 | 光彦 |
116 | 80 | 氷雪の殺人 | 最果ての地でなにがあったのか。浅見光彦と兄の覚悟とは?感動の力作長編! | 光彦、中田絵奈 |
118 | 81 | ユタが愛した探偵 | 1982年2月10日、広島県を舞台にした「後鳥羽伝説殺人事件」から17年。80を超える浅見光彦シリーズは、1999年10月、沖縄県を舞台にした「ユタが愛した探偵」で、ついに全国制覇を達成!! | 光彦 |
119 | 82 | 秋田殺人事件 | 浅見光彦が兄・陽一郎の密命を受け、秋田杉を巡る謀略事件に挑む! | 光彦 |
120 | 83 | 貴賓室の怪人 | 浅見光彦があるスポンサーの依頼で豪華客船「飛鳥」に乗船することに。ところが、出航後怪事件が続発、さらには殺人事件が。浅見は、警視庁屈指の名探偵・岡部と共に事件の真相を追う。 | 光彦、岡部警部 |
121 | 84 | 不知火海 | 逃亡者――男は何から逃げているのか。彼とともに姿を消したモデルの女を追って、浅見は九州へ飛ぶ。かつて炭坑で栄えた町の哀しい歴史をたどるうちに、25年前「悪魔の砂」をめぐって起きた事件の恐るべき真相が明らかにされていく | 光彦 |
124 | 85 | 鯨の哭く海 | 心中現場に遺された「黒枠の招待状」、銛を突き刺された人形、そして、岬の町の女幽霊・・・。南紀と秩父を結ぶ時を越えた「悲劇」とは!? | 光彦 |
127 | 86 | 箸墓幻想 | 奈良・箸墓古墳の謎を追究していた考古学研究所の元所長が殺される。真相を追う浅見光彦を待ち受けていたのは、歴史を超えた、女たちの冥い情念だった…。戦慄の展開、驚天動地の結末。 | 光彦 |
128 | 87 | 中央構造帯 | 「全員、名誉ある自決。立派なご最期でありました」エリート銀行マンを次々と襲う不審死。「平将門の呪い」を追って、浅見光彦は日本を貫く構造線を駆け抜ける。 | 光彦 |
129 | 88 | しまなみ幻想 | 「母は殺された?……」瀬戸内の海に浮かんだ、少女の「哀しき疑惑」はたして浅見光彦は、希望の光となれるのか!! | 光彦 |
* 内田先生のミステリー作品のリストです、他にも著作がありますが小説以外は省略しています。 |
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