明日香の皇子 感想リストへ 
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〈うつそみの人にあるわれや明日よりは、二上山を弟世とわが見む〉大津皇子の死を悲しみ、姉の大伯皇女が詠んだ歌に隠された意外な事実!?大東広告の社員で24歳になる村久は、清楚で慎しみ深い美人恵津子に憧れ、いつしか二人は恋仲になった。だがある日突然、恵美子は村久の前から姿を消した―。巨大企業エイブルックにまつわる黒い噂。謎の連続殺人。恵津子の出生の秘密。事件をとく鍵は、恵津子が村久に託した一枚の絵に!!東京、奈良・飛鳥を舞台に、古代と現代をロマンの糸で結ぶ、伝奇ミステリー。

角川文庫(本のカバーから引用)

この本は、いつ読んだんだろうか?実はあまり印象に残ってはいなかったんですよね。

この本のことは、「ミステリー紀行番外編1」で次のように書いていました。

「明日香の皇子」は「パソコン探偵の名推理」とは違った意味で、僕の作品中での異色作だが、よくお読みいただくと、主人公の村久の感性や生き方は、浅見光彦のそれと相通じるものがあることに気づくはずだ、いや、岡部と竹村とも無縁ではない。

こう書いてあったのですが、私にはピンときません。
著者がこう書いているのだから間違いはないのでしょう!ということは、私はよく読んでいないという結論になるのかな?(^^;

この本では軽井沢のコーヒー店「茜屋」がでてきますね。軽井沢に行ったとき駅前のこの店に入ったのですが、ほかの作品でもでてきますよね。

こうやって知っている場所がでてくると、胸がときめきます!(^o^)
それが、内田作品のひとつの魅力ですね。

1999.5.29記