東京北区の神社で商社員・山野稔が「オンナニ…ウシク」という謎の言葉を残して殺害された。捜査に乗り出した所轄の滝野川署は、山野の上着から微量の火薬を検出した。繊維商品を取り扱っていた山野がなぜ火薬を持っていたのか?最期に残した言葉の意味は何か?事件は混迷を深めた。そんな折、死体の第1発見者である女子大生・中谷朋子が金沢で殺された。東京と金沢で起こった2つの殺人事件には、いったいどのうよな繋がりがあるのか?事件に興味を抱いた名探偵・浅見光彦は北陸へ飛ぶが…。人気絶好調の著者が、古都金沢を舞台に“旅情推理”の魅力を余すところなく描く傑作最新ミステリー。
ノン・ノベル(本のカバーから引用) |