100冊を超す旅情ミステリーを発表、「軽井沢のセンセ」の愛称で親しまれる内田康夫氏は、作品の舞台への取材旅行を欠かさないことで知られ、特に人気の高い「名探偵浅見光彦シリーズ」では浅見の視点を借り、訪れた先々で出会った美味への賛辞、はたまた不味(まず)いものへの苦言が随所に登場、氏の食べ物へのこだわりがうかがえる。本書はそんな軽井沢のセンセと浅見光彦の二人旅という設定で書かれたグルメエッセイ集。日本国内9カ所&香港の食べ歩き珍道中記をメインに、センセの寝台特急カシオペア号乗車体験記、センセと浅見の食いしん坊対談なども収録。取材中のセンセの写真を満載、小説創作中のエピソードもときおり語られる
実業之日本社(本のカバーから引用) |