「紅藍の女」殺人事件 感想リストへ 
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将来を嘱望されている新進ピアニストの三郷夕鶴は、父・伴太郎の誕生会に間に合うようにと夕方の家路を急いでいる時、後から尾けて来た男に「旦那さんに」と紙切れを渡された。それには「はないちもんめ」とだけ書かれていたが、それをみた伴太郎の表情は翳った。その夜、幼馴染の甲戸麻矢から「パパのことで」と相談された夕鶴は、軽井沢のテニスで知り合った浅見光彦に彼女を紹介しようと三人で待ち合わせた。そこに麻矢から「パパが死んだ」との電話が入り、二人は横浜の病院へ駆けつけたところがが刑事がいて・・。浅見光彦、わらべ唄の謎に挑む“はないちもんめ”に秘められた忌わしい過去の記憶と連続殺人。

トクマ・ノベルズ(本のカバーから引用)