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浅見光彦シリーズ最新作!
心中現場に遺された「黒枠の招待状」、銛(もり)を突き刺された人形、そして、岬の町の女幽霊…。
南紀と秩父を結ぶ時を超えた「悲劇」とは !?
渾身の書き下ろし長編ミステリー、遂に刊行!

浅見光彦、南紀で"怪事件"に遭遇!
わが国の捕鯨発祥地・太地を訪れたルポライター・浅見光彦は、「くじらの博物館」で奇妙な女性を目撃する。その女性は、背中に銛が打ち込まれた漁師の人形を凝視していたのだ。直後、忽然と消えた女性は、反捕鯨派の新聞記者と心中した地元旧家の娘と似ているという。女性はいまだ遺体が発見されていない旧家の娘の霊なのか。しかし、浅見は遺書と判断された「黒枠の招待状」に疑惑を抱いた。これは心中を装った殺人ではないのか? 浅見は、記者の出身地・秩父を訪ね、夜祭りの晩に起こった殺人事件の存在を知る。秩父の事件は、やがて太地と結びついて行った…。
                                     祥伝社(本のカバーから引用)