浅見光彦のミステリー紀行第4集 感想リストへ 
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 「“物書き”は“恥かき”と同義語で、後になって読み返してみて、悔いの残るものが多いものですが、旅の恥だけはかき捨てないで、むしろ書き残しておきたいものです」(著者)…取材旅行で出会った人々とのふれ合い、編集者たちとのやりとり。そこから作家は、いかにして傑作を生み出したのか。あの作品の感動が、今ふたたび甦る。「浅見シリーズ」ガイドブック。

 1 讃岐路殺人事件〈香川〉―文庫戦争のかげの泣き笑い
 2 日蓮伝説殺人事件〈山梨・千葉〉―本音で斬る「ご当地ミステリー」
 3 琥珀の道殺人事件〈岩手〉―陸中海岸チャランポラン道中
 4 菊池伝説殺人事件〈長野・熊本〉―天草取材から思わぬ副産物
 5 神戸殺人事件〈兵庫〉―三十数年、街も人も同じならず
 6 琵琶湖周航殺人歌〈滋賀〉―充実した取材が生んだ問題作
 7 御堂筋殺人事件〈大阪〉―甘くほろ苦い思い出の街
 8 歌枕殺人事件〈宮城・福島〉―作家と編集者のおアツイ関係
 9 伊香保殺人事件〈群馬〉―世にも不思議な天の啓示
10 平城山を越えた女〈京都・奈良〉―すぐれた編集者はすぐれた妻になる(?)

光文社文庫(本のカバーから引用)