浅見光彦のミステリー紀行第6集 感想リストへ 
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 九十八日間世界一周の旅から帰ったばかりの著者。シリーズ第6集のテーマは、取材旅行にまつわるお話。作家は取材で得た情報を、いかにして作品に紡ぎあげるのか?編集者たちとの珍(?)道中、悪戦苦闘、ハプニング続出の旅からもどった作家は、机に向かって何を創りあげたのか?光彦ファン必読、興味津々の話題満載、もっとアサミストになるためのガイド。

 1 薔薇の殺人―思いがけないファンとの出会い(東京・兵庫)
 2 熊野古道殺人事件―失敗作から生まれた傑作(?)(和歌山)
 3 若狭殺人事件―稔り多い単独取材(福井・京都)
 4 風葬の城―作品を成立させた反骨精神(福島)
 5 朝日殺人事件―こうして僕は世の中を狭くしてゆく(富山・新潟・山形)
 6 透明な遺書―作者も知らないストーリーの展開(福島・富山)
 7 坊っちゃん殺人事件―小学校三年のとき読んだ『坊っちゃん』(愛媛)
 8 「須磨明石」殺人事件―登場人物希望者、現在五百人以上(兵庫)
 9 斎王の葬列―初めて出くわした取材拒否(滋賀・三重)
10 鬼頭殺人事件―少年時代の懐かしい場所を小説の舞台に(秋田)

光文社文庫(本のカバーから引用)