隠岐伝説殺人事件 感想リストへ 
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佐田教授を団長とする後鳥羽上皇の遺跡発掘調査団の様子をルポするため、浅見光彦は一員として隠岐・中ノ島を訪れた。
町長主催の親睦パーテイーの席上、「ちの字の祟り」があるからと発掘に反対し、騒ぎを起こした島の老人小野の溺死体が上がり、発掘に不吉な影が…。
果たして、発掘現場の不寝番に睡眠薬入りビールを飲ませて盗掘しようとした佐田の死体が発見されたのだ…。浅見光彦シリーズ前篇。

国文学を専攻する女子大学院生・佐治貴恵と担当教授の白倉が隠岐・中ノ島を訪れた。古くからの有力者・村上家に残る古文書を調べに来たのだ。
そこで、時価数十億円といわれる源氏物語絵巻に関する古文書を発見する。
調査団長の佐田教授が殺された夜、白倉が密かに外出したことを貴恵は知っていた。
パーティで意気投合した浅見光彦にそのことを話すが、まもなく白倉の死体が…。完結篇。

 

徳間文庫(本のカバーから引用)