他殺の効用 感想リストへ 
本の紹介リストへ 
「名探偵」と呼ばれる人は少ない。ユニークなキャラクターと明晰な頭脳を兼ね備え、鋭い推理で事件をあざやかに解決へと導いていく。三毛猫ホームズ、浅見光彦、伊集院大介、牛尾刑事−−−現代を代表する4人の名探偵が難事件に挑戦!それぞれの探偵の持ち味を堪能でき。。ミステリーファン待望の豪華アンソロジー。

三毛猫ホームズの英雄伝説            赤川次郎
他殺の効用−浅見光彦              内田康夫
殺怪獣事件−伊集院大介            栗本薫
魔の光(フラッシュライト)−牛尾刑事         森村誠一

角川文庫 (本のカバーから引用)

他殺の効用

USUIさん

「他殺の効用」は、カドカワノベルズの「名探偵の挑戦状」(森村誠一/内田康夫/赤川次郎/栗本薫)に含まれる、内田作品の短編集です。
保険金を受領できる期日の直前に自殺した社長の謎を明らかにする、というスタイルですが、単なる謎解きに終わっているかな。
社長の周辺の人物描写はいいとおもいますが。
うーん、内田作品は、やっぱり長編で、その土地土地の伝説なり自然なり歴史なり風景などと、人物描写をミックスして描いて欲しいなあ。

1999.12.22