湯布院殺人事件
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霧の底に沈み幻想的なたたずまいをみせる湯布院。この静かな盆地の町で、疑獄事件の渦中にある前文部次官が首を吊った。数カ月後、前次官と関係の深い旧家の高梨家を、和泉教授夫妻が訪れた。和泉直人は哲学出身の法律学者、しかも犯罪心理学では世界的に認められている。旅行中に、妙なことから預かった男の子、和泉が着いたその日から、高梨家では連続殺人が。
光文社文庫(本のカバーから引用)