乳糖と宿便

乳糖は、ビフィズス菌を猛烈に増やし
宿便をすっきりと排出する。
              

 人の健康を蝕む最大の毒素は何か?
それは人の大腸から発生する腐敗毒である。
ズバリ、大便の毒である。
 並の毒ではない。猛毒、劇毒である。
小便を飲んでも死なないが、大便を食ったら1日で死ぬ。
われわれは下腹に劇毒を抱えている。
劇毒の実体は、大便に生息する腐敗菌とそれらが放つ毒素である。

 大便1グラムには、約1000億個もの細菌がいる。大便の嵩のおよそ3分の1はバイ菌だ。
大便が放つ毒素が大腸で水と共に吸収され、直接血液に入る。
だから、食物カスが大腸に停まる時間は短いほどよい。

 大腸に宿便をかかえて、腐敗毒素が血液に流れ込むのを放置したままでは、
いかなる療養努力も空しい。まさに万病の元で、難病患者はきまって、
大腸にヘドロ状の宿便をかかえている。

 便秘の自覚がなくても、現代人にはこれらの症状が多い。
それは「宿便」があるからだ。
「宿便」とは、停滞した古便を言い、多い人だと4kgもある。

 腸の内壁に固着したり、大腸の凹みに入り込んだ古便は腐敗・悪臭がひどく、
しきりとガスを発生させ、下腹部の膨満をもたらす。
放出されないガスは肺へ運ばれるが、まず血中に入る。強烈な毒素の温床だ。

 昔から「毒下し」とは、まずスッキリと古便を下すことを言った。
いかなる場合も、体が弱りきっているときは、まず便を下すのが常法。
下腹がスッキリすれば治癒力、蘇生力が沸き、いかなる慢性病も治りが早まる。

 牛乳の成分である「乳糖」が特効食。
粒子が細かい良質の乳糖を水で溶いて、起きがけの空腹時の飲む。
胃を素通りして腸へ直行し、待ち構えていた乳酸菌やビフィズス菌が
喜んで食べて増え、多量の乳酸を製造する。

 悪玉・腐敗菌が棲みついていた宿便のところは、とたんに環境が変わる。
濃い酸性環境で悪玉菌が消滅し、どんどん乳酸が注がれて、
宿便もろともヨーグルト状になる。古便・宿便がごっそりと排出され、
カスミが晴れたごとく爽快になる。

どくだし乳糖

乳糖・発酵乳・ビフィズス菌・クエン酸