行ってきました (60)
2007年12月中旬 昼前〜午後   晴れ/曇り一時雨 、弱風   気温12℃、水温15℃
柳瀬川 清瀬市 城前橋下流 − 金山橋上流
「おいしい情報で」

師走に入るとオイカワの反応が悪くなるんだよなー、と悩んでいたところに、このHPを訪れたケイラさんから貴重な情報をいただきました。「最近は柳瀬川に行ってます。オイカワは大型で12cm以上が来ます」とのこと。これは行かなきゃ。
ということでやってきました、初めての柳瀬川。
城前橋から眺めると、上流100mほどの所には三脚を囲んだ集団が見えます。バードウオッチングと思われるので下流へ入るしかなさそうです。

いつものように#1のタックルにドライフライをセットして始めました。川に近づくと30cmを越える黒い影がいくつも遠ざかっていきます。コイですねー。入間川でもコイの間を狙ってオイカワと遊んでいますが、ここのほうが川幅が狭いこともあってか密度が高いです。
そんなコイの居ないところにフライを流していると、すんなりライズが出ました。そしてオイカワがヒット。最初から12cm近いまずまずのサイズです。
この調子で続けようとしたのですが、私が移動することでコイが逃げ、ポイントをかき回してしまうためかオイカワの反応はなくなりました。

対岸に近いところでフライを流し終えてピックアップしようとしたら、少し引いたところでラインが止まりました。ゴミに引っかかったと思い、ロッドを強く振り上げて外そうとしたのですが外れません。繰り返しているとラインが下流へ移動し始めました。ラインの先には黒い影がいくつも下流へ動いていきます。まさか?。
どうもそのまさかだったようです。コイがフライを咥えたのではなく、スレでかかってしまったような・・・。
慌ててコイの移動に合わせて下流へ走りました。このタックルでコイに挑戦はできませんからね。もうティペットを切らないとダメだなと諦めたとき、ラインのテンションが緩んで自然に外れていました。
少し下流ではコイの集団がいました。タックルを換えてこのコイを相手にするのも楽しいかも知れませんね。

さらに下流へ移動していきましたが、コイが逃げるのでオイカワの反応はありません。初めての川は広い範囲を見たくなるので、場所を休ませてから釣るなんてできません。せっかちな性格がマイナスになってしまったようです。
開始したときは日が差していたんですが、1時間もしたらポツポツと降ってきました。
ザーときたら困るので、一端、車まで戻って腹ごしらえしました。(て、今時「腹ごしらえ」なんて表現する人はいないか?)
腹も満足したし、雨も上がったので場所を変えてみようと川沿いの道を上流へ向かいました。すると次の金山橋の近くに駐車場が見えたのでそこに置かせてもらい、橋から川を眺めると上流側でライズが出ていました。
早速タックルを出して上流へ入ってみました。
下流側に埋めてあるテトラのすぐ上から始めると、数投目でヒット。かなり重く、ロッドが曲がっています。手元に寄せてもあっちへヒュー、こっちへヒューと、元気いっぱいのオイカワでした。

ケースに入れても暴れて撮影が大変でした。苦労しましたがサイズを見てその苦労も吹っ飛びましたよ。いきなり14cmオーバーがきちゃいましたから。
これって、ほぼレコードタイ記録です。
ここはコイが居ないのでオイカワが安心してエサを食べているようです。

何匹目だったか、撮影を終えてオイカワを川に戻し、河原に置いたロッドを手にしたときに「足下、足下」と叫ぶ声がしました。顔を上げると対岸の遊歩道に犬を連れたおっちゃんがこちらを指さして叫んでいました。足下を見ると川に放したはずのオイカワが河原に上がっています。慌てて川に戻しておっちゃんにお礼を言うと、そこからおっちゃんが今年この川で、ある魚を大量に釣ったという自慢話が炸裂です。30分近く聞くことになってしましました(^^;。
ま、この川のありがたい情報をいただきましたので、来年に向けての参考になりましたけどね。
その後も徐々に間隔は空いていきましたが、綺麗な縞模様のオイカワが釣れました。
初めは大きいサイズが出て、次第に小さくなっていきました。
でも、寒い時期に12cmオーバーがこれほど多く釣れたのは初めてです。
今日は楽しい釣行となりました。情報を提供していただいたケイラさん、ありがとうございました。
新年を迎えたらまた行きたいと思います。
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