遂に、禁漁前日になってしまいました。今シーズンの締めくくりに「どこかへ行かねば」と思っていたのですが、外を見ると台風の影響で風が強い。これでは釣りにならないかも知れないが、明日から半年間渓流には入れなくなるのだから”ダメもと”で出かけることにしました。開けた場所は避け、狭い谷の支流3に向かいました。車中から見る山の木は、広葉樹は葉の裏側が出るほど大きくなびき、杉や檜も揺れていました。
(写真をクリックすると拡大写真になります。 ブラウザの「戻る」で戻って下さい)
 |
目的の支流3の入り口に着いたのは昼前。いつものようにのんびりしたスタートです。風の影響はというと、運良く風向きと谷の方向が異なり、影響は無さそうです。風に対するポイント選択は大正解でした。
川の入り口は、両岸が狭く切り立っていて水深もあるので、いきなり高巻く(ちょっと大げさ)ことになってしまいました。雰囲気は渓流そのもの。大きなメイフライが1匹飛んでましたが、ここはフライよりもエサ釣り向きの川ですね。 |
ポイントは多いのですが、魚の反応が全くありません。河原には足跡が目立ち、草の生えたところには踏み跡ができていました。釣り客が多いのが解ります。
気分転換に、ちょっと遅れた昼食にしました。ベストを脱ぎ、石に腰掛けてむすびを食べていると、長袖シャツを着ていますが背中が寒く感じます。10日ほど前は汗をかくほどの異常な暑さでしたが、ようやく本来の秋になったようです。
一休みした後、また釣り始めますが沈黙は続きました。
ようやく魚が顔を出したのは、大きなプールの直ぐ上で、石に囲まれた狭いポイントからでした。手のひらサイズですが、綺麗な天然物(?)でした。 |
 |
その後も反応がないので場所を変えることにしました。前回、魚の反応が良かった支流2です。(記事へ)
今日入った区間は、谷が狭い割には草木に絡まるトラブルが少なく、渓流の雰囲気を味わうには良い場所でした。シーズンの前半で、魚が濃い時期に出直してみたい川です。
|