レビュー1

マグライト ミニマグライトLED 2AA(単3電池2本)

評価:★★★★★
「動作時間が短いのが残念無念」


(左からミニマグライト、ミニマグライトLED、UltraFire C3 5mode、FENIX L2D CE Premium Q5)

 おいらの用途は自転車用の前照灯と各種作業用である。今までムギ球のマグライトを使用していたのだが、最近いろんな種類が出てきているLEDライトに興味もあった。んで、いっちょう買ってみようかということになった時、慣れもあり同じマグライト社の2AA・3ワット版を買ってみました…が、残念なことにあまりいい点は出せませんな。

 まず動作時間が短い。短すぎる。わずか2時間と少しで、いきなりなんの前ぶれも無しにLEDが大消灯。それもローソクの火を吹き消したかのようにスパッと消えます。おいらはクソ田舎に住んでいるので、自転車で走行中に街灯のないところなどでこのように消えたりすると大パニックですわ。もしこれで運転を誤って田んぼに落ちて死んだりしたら、翌朝の新聞に「電池切れでデブ死亡」とか書かれるかもしれんのが凄くイヤだ。イヤすぎる。確かに電池切れギリギリまで最大照度で照らしてくれるというのは一見良いのかもしれないんだが、いきなり前触れも無しに消えるのは電池交換充電時期が推測できないんで、ちと困りもん。せめて電池切れ間近になったら照度が半分になるなどの対策がされていると良かったのですがね。

 この仕様は昇圧回路が組み込まれたLEDライトの弱点のようで、どれも似たような動作をするようですな。物によってはいきなり消灯はせず、最初は急激に半分くらいにまで明るさが落ちたら、その状態は15分くらい持続するという物もけっこうあるよーだ。いきなり消灯とゆっくり消灯の比率は半々くらい?買う際にはこの辺を気をつける必要があると思う。

 質感は全長が1.5センチほど長くなったのを除けば従来のマグライトと変わらんのですが、従来機で便利だったレンズフォーカス機能があまり働かず、スポットや広角などの調整はあまりできなくなっていたのも残念な部分。

 明るさもなんだかイマイチ。現在メインで使用しているFENIX L2D CE Premium Q5の107ルーメンモードの方が体感ではるかに明るく、電池寿命も倍近くあるのはどうしたことか。この電池寿命でこれでは、ちょっとあんまりだ。暗くて時間が短いとは。たまるかー!

 対して光の拡散状態は悪くない。そこそこ周りも照らしてくれつつスポットもできるので、歩行時にも自転車乗車時にも役に立ってくれるだろう。20メートルくらい離れたところを照らすくらいなら楽勝だ。…だが、それでも同等他社製品に比べるといくぶん見劣りするが。他のLEDライトにあるような、明るさの変化調整機能や点滅機能などがないのもマイナス。暗闇で地図を見るような用途では、明るすぎるのは逆に見えづらかったりするし、輝度よりも電池持続時間を優先させたい場面もあるだろうし。

 もっと頑張れマグライト。ほんのり地味に応援してる。



レビュー2

ナイトウィザード THE ANIMATION- VOL.1 【初回限定版】

評価:★★★★★
「本編よりも特典目的で買ってしもーたわ。」

 本編は…まぁテレビで見てしまっていたので、特典目的で購入してしまいました。うむ、いい感じに壊れていて非常によろしゅうございました。コメンタリーはスタッフさんが好き勝手にしゃべくり倒していて、裏が見えているようで楽しめましたしね。

 でもいちばん良かったのは付属の小冊子ですな。86ページもある充実した内容で、設定資料から新リプレイまで、まさに充実の内容。特に設定資料のガンナーズブルームの詳細が見れたのがいちばんよござんした。なるほど、こーなってたのねん…。

 でもキャラごとの設定資料は、もう少しページを割いてでも大きな画像で見たかったかな。あれだとちと小さいですわ。まぁその辺は2巻以降も続くのでしょうから、今後に期待じゃ。特にベル様のあたり。






レビュー3

GORIN GR-920 CTB・MTB用 リング錠 グレー

評価:★★★★★
「物としては非常によろしい」

 Vブレーキ部分に取り付ける事ができるマウンテンバイク用リングロック。フルサス車でも取り付けられるのが気に入って大購入。似た製品にブースターロックGという物もあったが、あちらは見た目はいいものの、走行中にかちゃかちゃと音がするという事で迷うことなく華麗にスルー。

 今まではワイヤーロックを使用していたのだけど、停車するたびにいちいち鍵を取り出し、ロックを外し、ワイヤーを取り回し、再びロックするという儀式めいた手順が面倒になってきたので購入してみた。これならレバーを下げて鍵を引き抜くだけでスピーディに次の行動に移れると思ったから。…結果としては半分正解だった。

 作りは堅牢で、がっちりとはまる感じで非常に好印象なんだけど、なんと重さが490グラムもある。ネットでは重さが分からなかったので、届いてから手に持った時の衝撃は凄かった。さすがにフルサス車のバネ下にこれほどの重量物が載るとなると、あまり心穏やかではない。地上構造物に固定する事もできないこの手の製品にシビアな防犯性など求める人はそうはいないだろうから、たとえ堅牢性を落としても、もう少し軽くしてくれたらなぁ…とは思う。

 見た目はリングロックにありがちな安っぽい印象で相当ダサい。でもこれはもうしょーがない。そういう物なんだし。納得して買ったんだし。せめてカラーバリエーションがいくつかあったらよかったのだが、残念ながら一種類のみ。おいらのMTBはサスの構造上後ろには取り付けられなかったのでフロントに取り付けたのだが、もう目立つ目立つ。せめて色が黒なら…っ!

 取り付けは付属の黒いブラケットをVブレーキ部に付属のネジで取り付け、その上にリングロックユニットを載せて取り付ける亀の子方式。(もしかしたらリングロック部分はネジ穴さえ合えば他の製品を流用できるのかも?)ただ注意する点もある。Vブレーキを使用している人ならいいのだが、ディスクブレーキを使用していて、Vブレーキが空いているところに取り付けようとすると、取り付け部の構造的に付属のネジでは長すぎて固定できない。ホームセンターで同種の短いネジを購入して取り付ける必要がある。もともとVブレーキと併用して使用する物らしく、ベースの黒い部分はかなり分厚い鉄板で重量感があり、もしかしたらブレーキブースターとしての機能も考慮されているのかもしれない。Vブレーキ使用者なら一石二鳥なのかも。

 まぁ、手軽さを手に入れられて正解。気分で立ち寄ったコンビニに入る時にちょっとロック…という使い方では非常に重宝する。対して重くダサいのをフロントにぶら下げなくてはいけないので不正解。よって半分正解。Vブレーキを使用しているマウンテンバイクユーザーにならお勧めか。そんなところ。



レビュー4

meltec フットポンプ シングル F-57

評価:★★★★
「なにもかもが駄目すぎて泣けてきた」

 ものす…っごく駄目な製品。

 まずフレームが弱い。ものすんごく気をつけて垂直に踏み込まないと、簡単にひん曲がってしまう根性のなさが涙を誘う。エアゲージとかも貧相だ。光の速さでカバーが割れてしもうた。なんという防御力の低さ。スライム相手に鍛え直してこいやと。バルブへの接合部もヤワすぎる。スコスコやってると第一宇宙速度に匹敵する速さで空気漏れを起こした。これでは何をどーやってもどーにもならんて。

 しかも別にこのレベルの空気入れとしてはたいして安くないっていうのが泣ける。むしろ高価い。品質的には100円ショップに並んでいてもおいらは一切疑問に思わないだろうよチクショーめ。報復として将来ダメ製品博物館を建立した暁には、入り口のど真ん中に展示をしてくれるわ。もしくはこの製品群の一族郎党市中引き回しのうえ打首獄門晒首じゃ。

 色々設計に問題があるからこうなるのだろう。たとえば上記のエアゲージのカバーだが、普通こういったメーター部分はレンズがあり、その回りに円状のベゼルを付けることによって、レンズと何かぶつかるであろう対象との距離をとるという、懐中電灯のヘッドのような設計にするはずだ。しかもこのF-57はレンズとベゼルの高さがほとんど無いばかりか、双方が一体成形のシロモノだ。足が滑って踏みつけてしまえば、どちらかなんて関係なしにレンズもベゼルも両方割れる。このようなフットポンプの形状では、そうなる可能性は非常に高いだろうに。そういった基本から何かが間違っている感じである。

 ともあれマウンテンバイクが趣味で、山に行くときと町にいるときとでタイヤをよく交換するため、楽なフット式のこれがいいと思って買ったのが全ての間違いの始まりだった。まさしくババ。もしくは何かの罰ゲーム。何もかもが駄目な物なので、マゾ以外は買っちゃ駄目。どうしてもフット式のが欲しいという人はパナレーサーのフットポンプFTPがおすすめ。あっちなら頑丈で、しかも空気も入れやすいうえに値段も大して変わらんので。



レビュー5

パナレーサー フットポンプ FTP

評価:★★★★
「悪くない。楽だし。」



 以前購入したフット式のポンプが鼻糞同然の出来だった。そのときに北斗七星に誓ったものだ…もう二度とフット式ポンプは買うまいと…これからは安易な道に走らず真っ当に生きるのだと。…にもかかわらず、喉元を過ぎ去った熱さを忘れ倒してしょーこりもなく買ったフット式のポンプがこれだ。

 結果として、この選択は悪くなかった。
 プラスチックでできたボディは軽いがしっかり感があるし、各部も壊れにくそうな感じ。実際にゴリゴリ使い倒してても壊れてないし。バルブ形式は標準で米式バルブに対応し、付属のアダプターを装着することによって仏式にも英式にも対応するので特に心配する必要はない。押し下げ圧はフットポンプなので、ペダルに体重を乗せるだけでスコスコと上限まで入ってくれる。真夏に汗だくになって、サブタンクすらついてない空気入れで空気を入れていた時代とは隔世の感がある。

 エアゲージもついているので、あとでいちいち別体のエアゲージを装着して計り直す必要もない。実に快適である。価格もそう高価い物ではないのに、実によくできた物である。大変よくできました。ほめてとらすぞ開発者。しかしそのエアゲージなんだが…ちょっとこれは見づらい。押さえ→エアゲージ→フットペダルという具合に並んでいたら空気を入れつつ目を下に落とすだけで目盛りが見えるけど、この配置だと身体をよじって覗かないといかんのが辛い。

 エアゲージは7気圧まで表示されているので、このあたりまでは大丈夫ということなのだろう。7気圧も入るならばマウンテンバイクやママチャリなどに空気を入れる分には必要十分。しかしロードレーサーなどの高圧タイヤを使用する場合にはさすがに使えない。本体は高圧に耐えるかもしれないが、エアゲージが破損をしてしまうかもしれないし。

 そしてフットポンプ全般の弱点としてだが、空気が入れやすいかというとそうでもないということはある。片足でポンプの「押さえ」を踏んで片足でペダルを操作するとなると、快適に使用するには周りにコンクリの壁などのしっかり手をつける場所がないと安定してペダルを踏み込めるような状況とはならない。砂地など地面が柔らかかったりすると不安定でかなり辛い。体勢としては事実上片足立ちでやってるようなもんだしなぁ。

 ペダルを伸ばした高さは30センチ近くもあり、実際に足をぴったりと並べた状態から片足立ちになって30センチの高さに足を上げたり下げたりしてみれば、その体勢がどれほど不安定かという事を実感できると思う。ゴムボートを膨らませるために砂浜とかで踏み込んだら、どえらい事になりそうな予感だ。まぁ、フツーは車や自転車への空気入れがメインだろうから、車のボディや自転車に手をついてスコスコやればいいので問題ないといえば問題ないのでどーでもいいかね?

 そのほか悪い点としては、本体は丈夫そうな感じなのだがホースとバルブ取り付け部に少々剛性感が足らず、本当にこれでいいのかという印象を受ける。半年ほど毎週一回は使用した時点で今のところ壊れてはいないのだが、将来はどうなるか分からん。それと下部にゴム足がついているのだが、これがよく取れてしまうのもマイナス。別にあってもなくてもかまわないような物なので、おいらは取り外してしまっているが。あと、やはりフットポンプゆえにストロークが短く一回あたりの空気注入量が少なく空気を入れるのに時間がかかってしまうのが残念。押すのは楽でもトータルでの労力は手押しとあまり変わらない感じだ。

 全般的に見て、マウンテンバイクやママチャリなどの低圧タイヤを使用する分には十分だろうと思う。お手軽だしコンパクトなので場所も取らないのも好感だ。ただ、これが壊れて次に何か買うとしたらやっぱり手押し式のポンプにするかもしれん。たぶん。