デジイチ sony αシリーズ

作例 

09年5月31日 ゴライアスクレーン

 今月ついに取り壊される予定のゴライアスクレーンの撮影に行ってきました。ゴライアスクレーンについては余りよく知りません。そこでググッてみましたら、以下のようなことだそうです。

 このクレーンは函館どつくが所有していた250トン級のクレーンで、1975年に完成。高さ70m幅100mだそうです。しかも2機あります。しかしあまり使われずに奥尻沖の地震でダメージをうけ、再起不能に。今では「ただ建ってるだけ」の状態で存在してました。

 函館市民としては赤白の鳥居みたいな感覚で、函館港のアクセントとして親しまれてきました。あまり深く考えたことはありませんでしたが、こんな大きなものが不動で、しかも「ただ建っているだけ」だったとは、驚きですね。建てるのにもかなりお金がかかったと思われます。

 このクレーンは存続させようとか運動があったようですが、クレーン下の乾ドックを再使用するためどうしても撤去しないとダメらしい。乾ドックでの作業中に倒れてきたら危険ですからね。

 整備費に9億円程度もかかり、その後毎年維持費がかかります。しかし撤去費用は5億円ちょっとで済むそうです。函館市は財政が厳しいですから仕方ないでしょうね。



中央埠頭からの眺め。雨に煙ってさびしそうです。



ともえ大橋からの眺め。※中央埠頭の階段から登って撮影しました。決して車を違法駐車させての撮影ではありません。



300mmアップでクレーン上を撮影。小さく人が見えるでしょうか?



ともえ大橋の別の場所から撮影。



みどりの島から撮影。真横から狙ってみました。



6月1日
 雨が上がったので、再度挑戦。


 ともえ大橋から300mm最望遠で。



バリオゾナー24-70mmZAで撮影。

6月3日 
 なんと!敷地内にはいることが許され、撮影を敢行。わずか15分間だけでしたが、貴重な写真を撮る事が出来ました。


敷地に入るとドーンとゴライアスクレーンが鎮座しています。やはりでかい。これはもう建物です。


大きな足です。この足だけでも家ぐらいありますよ〜



見上げれば大きなクレーンが釣ってあります。



水路(ドック)をまたいで設置されてるんですね〜凄いなあ〜



レールの上を移動するようになってるんですよ。まあ、移動できなければクレーンの役目は果たせませんね。



初公開!裏側はこのようになっております。これは見たこと無いでしょう??



よく見るとかなり痛みが激しいです。35年間も潮風にさらされていたら仕方ないですね。



 ほんの10分程度の時間でしたが、ゴライアスクレーンの最後の勇姿をカメラに収めることが出来ました。感無量です。

 ※ゴライアスって伝説の巨人ゴリアテの英語読みだそうです。ゴリアテって天空の城ラピュタに出てきた飛行船の名だなあ。

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