デジイチ sony αシリーズ
7.Carl Zeiss Vario-Sonner T* 24-70mm F2.8 ZA SSM
ついにこんなのに手を出してしまいました。α700はかなり気に入ってますが、普段使っているDT18-200mmが甘いと感じるようになってきました。たしかに広角18mmから使えるのは非常に便利ですし、200mmは35mm換算で300mm相当になり、コレ一本で万能選手です。しかし万能は時として中途半端になってしまいます。そこで奮発して良いレンズを買う事にしました。
最初の一本は標準ズームです。候補としてはSONY純正DT16-105mmとツァイスDT16-80mmそしてツァイスの24-70mmが挙がりました。本命は評判の良い16-80mmでした。こちらは実売価格8万円少々とお手頃な値段。16-105mmと3万円の差なので、どうせ買うならツァイスかなあ・・・・と思っていました。この時点で20万円近くする24-70mmはあまり現実的ではありませんでした。
しかし、カメラに詳しい愛妻に相談すると、「将来的にフルサイズ機が出た場合、絶対に欲しくなるんだから、最初から24-70mmを買っておいたら?」の一言で24-70mmに軌道修正です。
※フルサイズ機とは撮像素子が35mmのもの。α700はAPS-C規格で一回り小さい。DTレンズはAPS-C専用なのでフルサイズ機では使えない可能性もある。
性能的にもフィルター径77mmの大きな前玉を持ち、ズーム全域でF値2.8を確保する明るいレンズです。非球面レンズ2枚とEDガラス2枚を使い、絞り羽は円形9枚を採用。しかもピント合わせには超音波モーター(SSM)をおごるなど贅沢なレンズです。ネットでの評判も上々ですし、コレを買っておけば間違いありません!
購入するまで
コレは悩みました。まずは資金の確保です。幸い貯金が10万円ほどあり、残り10万円を調達すれば買えます。しかし、お小遣いでやってる人間ですから、10万円を貯めるのは至難の業。何とかしないとな〜
そこで思いついたのがヤフオクです。そーいえば以前買って押入の中にしまっておいたルイヴィトンのキャリーバッグがあったはず!早速引っ張り出してみると結構きれいな状態です。軽く掃除をして出品してみると13万円で落札されました。ラッキー!難なく23万円を確保して、いざ購入へ!
やはり買うからには1円でも安いところで買いたいと思うのが人情です。まずは価格.comで大体の相場を把握します。防衛ラインは194000円でした。こんなモンかなあと思いつつも、レンズの他にプロテクションレンズと縦位置グリップと2個目のバッテリーも必要です。特にプロテクションレンズはツァイスのモノが必須ですが、9450円もしますし、重いレンズとのバランスを取るには縦位置グリップも必要。こちらは36750円也。縦位置グリップを買ったらバッテリーは2個必要。こちらは8925円也。この時点で総額249125円です。23万円では収まらないかも・・・・。
まずは地元のお店に相談しました。しかし提示価格は198000円。かなり高価ですね。ネットで探しても19万円を切るお店はありません。あきらめて地元のお店で買うか・・・・という気になってました。
ここでレンズは少し置いておいて、縦位置グリップとバッテリーを捜す事にしました。ネットで見てみると縦位置グリップはキタムラで26700円で最安、バッテリーは楽天Afrecceエーフレッチェで6468円で最安。両方発注しました。これで15000円節約できました。
さてレンズですが、かなり探しましたが、価格には全く変動がありません。なんか膠着状態だなあ・・・と思っていた時に札幌に行く用事が出来ました。これを機会にヨドバシでレンズを見てくるのもいいかなあ・・・・と出かけてみました。
デジイチの売り場に行くと、たまたまSONYの販売員の方が来ていてαフェアを行っていました。色々話を聞いて、帰ろうとしたら「値段だけでも聞いていって」というので、冷やかしに値段を出してもらいました。すると一発で現金21万円のポイント18%が提示されました。ポイント分を引くとなんと!172200円!これは圧倒的に安い!もうこうなったら即決です。レンズの在庫は1本しかなかったので、取り置きしてもらって、貯金を下ろしに走りました。(爆)
こうして定価252000円のレンズを31.7%引きの172200円で購入することができました。めでたしめでたし。
使ってみて
第一印象はでかい!重い!です。レンズだけで1kgありますので、軽量設計のα700ではレンズだけがよく目立ちます。
室内で飛鳥を撮ってみましたが、かなりボケがきれいです。コレは期待できそうなレンズですね〜
オートフォーカスは速くて静かです。さすが超音波モーターですね〜
今度の休みに本格的に撮影してみたいと思います。作例についてはしばらくお待ち下さい。
左側にはカールツァイスのマークが燦然と輝きます。
フォーカスのコントロールはこのボタン。
正面から見るとレンズキャップにはツァイスとαのダブルネームになっています。
前玉がでかい!フィルター径77mmの大迫力。光を充分に取り込んでくれそう!
一緒に買ったMCプロテクトを既に装備。こちらもT*コーティングで完璧!
フード内側には植毛されて、反射防止になっています。やはり高いレンズは違う!
こんな高いレンズは身分不相応ですが、愛妻の許可をいただいたので、思い切って買えました。今回つくづく思ったのですが、あまり焦って買うとろくな事がないですね。実際に地元のお店で買ってしまったら25800円も損してしまったワケですし、やはり買い物はじっくり腰を据えて、「まあ、安かったら買ってもイイかなあ〜」ぐらいに構えた方が、結果が良いと思います。しかし、チャンスが来たら即行動が出来るように準備・研究をしておかなければなりません。21万円の18%引きがチャンスだと判断できる下調べと、その時に買えるだけのお金を持っている事、その二つが揃ってはじめてチャンスを掴む事が出来たわけです。
高価なレンズを存分に使いこなす事が、今後の自分の課題です。
作例
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飛鳥を撮ってみました。かなり解像度が高く、精細な描写です。色も見た目の印象とほぼ同じで、正確に表されています。この辺はα700の色表現のナチュラルさも影響してるかも。
ふきのとうを撮ってみました。70mm望遠でもかなり接近して撮影できました。ボケが非常に綺麗なのにはビックリ。画像表現に上品さを感じます。
またふきのとうの瑞々しさまで鮮明に映し出され、レンズとカメラの優秀さを感じます。