南イタリア旅行 2日目

9月22日(月)
 アルベロベッロの一日目です。少し雲っていて、外は肌寒い(でも上に着るものもないのです)。朝10時ホテルから徒歩で、世界遺産のトゥルッリと呼ばれる円錐型の小さな家が、建ち並ぶ旧市街地を見に行きました。ホテルから歩いて15分ぐらいでトゥルッリが見えてきました。アルベロベッロは「美しい樹」という意味だそうですがトゥルッリのとんがった屋根の立ち並ぶようすが、樹が並んでいるようで、まさに街の名前にふさわしい、たたずまいです。インディペンデツァ通りで、モンティ地区とアイア・ピッコラに分かれています。まず、まだ人が住んでいる アイア・ピッコラ地区に向かいます。こちらは観光化されておらず、観光客もまばら。写真を撮りながら歩いていたら、住んでいる人が、家の中を見せてくれました。部屋が3つぐらいですが、仕切りはなく、居間、台所、寝室が一つの部屋のようです。子供いれば、座る所もないようです。トイレは、壺の中にして溜めておいて、肥やしにしたとかで、決して裕福な人たちの住居ではなかったようです。今もこのように住んでいる人がいて、一部は観光化されている訳です。モンティ地区は、お土産店もたくさんあり、観光客で賑わっていました。古い昔のまま残されている部屋を公開しているところもありました。歩き回っているのですが、肌寒さは同じ。モンティ地区にあるレストラン( トゥルッリを改造した建物利用)で昼食です。耳たぶの形をしたパスタなどをいただきました。少し歩いてホテルに戻り、午後からは、バスでアルベロベッロから約1時間の所にあるマルティーナ・フランクに向かいました。ここには大きな遺跡はありませんが、16世紀のバロック様式の建物が立ち並ぶ、街並みが見所です。中世のイタリアの街並みの雰囲気が残っており、のんびりと1時間以上散策しました。美術館めぐりより、のんびりとしていて、旅行していると感じられました。最後に路上のテラスのコーヒーショップでのんびりとコーヒーをのみ、今日の観光の終わりでした。でもこの間、気がかりなのは、やはりまだ届かないバックです。バックが届いたのは、もう歩き疲れていたので、眠ってしまっていた夜の11時頃でした。添乗員さんが、空港まで受け取りに行ってくれたようです。これで寒くもなく、デジタルカメラの電池切れも気にせず、旅行が続けられます。その後安心して、前日の不眠を打ち消すほど、熟睡できました。

 三日目に続く
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トゥルッリの街並み トゥルッリの街並み
トゥルッリの街並み トゥルッリの街並み
ティーナ・フランクのバロック様式の建物 ティーナ・フランクの小道雰囲気がよかった