南イタリア旅行 3日目
9月22日(月)
昨日夜に荷物が届いたこともあり、少しゆっくりの午前8時30分ホテルをバスにて出発です。約1時間30分で10時に予定通りマテラ着です。ここも1993年に世界遺産に登録されました。カルスト地形の谷間に広がる洞窟住居群の街です。渓谷の岩盤に幾十も層をなして密集して住居が造られサッシと呼ばれています。先史時代から作られ、現在残っているのは16世紀から、17世紀に作られたものだそうです。戦後も住むところがない人たちの住居になっていたとのこと。馬などと一緒の住居で、人間の排泄物と、家畜の排泄物が、いっしょに取っておいて飼料にしたとのことで、当時の洞窟内のにおいが想像できます。不衛生とのことで、戦後一時全員退去させられそうですが、現在も住んでいる人たちがいます(もちろん現在は、電気、上下水設備は完備されているようで、4星ホテルも当時の建物を利用してできています)。約2時間の散策後、その住居を改造したレストランで昼食です。その後バスで、約4時間高速道路(あちこち工事中でした。)を使ってナポリに。ナポリ市内の交通渋滞もすごいものです。信号無視、トロールバス路線の自由な車走行。バイク(ほとんどスクーターです。ドカティはどこにあるの・・)のとんでもないすり抜け。よく事故が起きないと思いました。そんな中でも、時刻通りにバスは、ナポリ港に到着。予定した定期連絡船で、カプリ島に向かいます。カプリ島は、高級リゾート地とのことで、イタリアはもちろん、世界中からお金持ちが集まってくるとのこと。私たちのホテルは、山の上にあり、ウンペルト一世広場までケーブルカー(フニコラーレ)で登りました(荷物は別に、車でホテルに)。ケーブルカーで降りた広場からホテルまでの通りには、夜の7時30分過ぎているのに、多数の高級店がまだやっていて、賑やかです。ホテルに着いてさらにびっくり。4星ホテルですが、アルベロベッロのホテルとは段違いにきれいなのです。床は大理石、フロントも何倍も広く、プールもあります。部屋も広く、今度はバスタブもあり、部屋温度調整もできます(あの寒い思いはしなくても良いのです)。広いベランダから、海が見えます。ぐっすり眠られたのいうまでもありません。
マテラのサッシ群 | マテラのサッシ群 |
マテラのサッシ群 | マテラのサッシ群をバックに |
サッシ内 馬との同居(昔の日本も同じだけど) | サッシ内 |