九条山
くじょうやま/KUJYO-YAMA
東山越えの 緑に囲まれた小さな駅
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夏のホーム
蹴上から山科へ抜ける山道の途中にただずむ小駅です。
専用軌道で電車を撮りたい時にはこの周辺で活動しました。
いつ見てもホームにほとんど人気のない駅で、代替の地下鉄でも駅は作られませんでした。
路面から登山電車へ
裏面がある駅名票
あじさい
10月12日の最終電車のあと、九条山に続々と電車が登っていました。
それらは、すべて明日から走るところが無くなった電車達でした。
そのまま三条まで行って眠りについた1編成のあと、9編成18両が九条山駅の前後にずらりと並びました。そして、台車には車止めが「溶接」で付けられました。
11月17日からは、それらの電車の解体が始まりました。
私が行ったときには、すでに6編成は跡形もなく、7編成目(355−356)も相棒の366号は鉄くずと化していました。
そして、355号の解体が始まりました。
重機の轟音が響く中、車体を前後に揺すり、ガラスが割れ、本当に悲鳴を上げる355号が、確かにそこにいました。
…「きっと力になるから、つらいときも目を閉じずにすべてを見届けよう」という意味の歌詞("Good Luck!" song by Megumi Hayashibara in album "Ir`avati")を、テーマの1つにしてきた京阪京津線追いかけでした。
でもこれは、最後にして最もつらい場面でした。
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