九条山 くじょうやま/KUJYO-YAMA  東山越えの 緑に囲まれた小さな駅 1つ前のページ
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九条山駅 平成9年7月19日

   夏のホーム
 蹴上から山科へ抜ける山道の途中にただずむ小駅です。
 専用軌道で電車を撮りたい時にはこの周辺で活動しました。
 いつ見てもホームにほとんど人気のない駅で、代替の地下鉄でも駅は作られませんでした。
九条山駅 平成9年9月20日

路面から登山電車へ
九条山駅 平成9年7月19日

    裏面がある駅名票
九条山−日ノ岡間 平成9年7月19日

    あじさい



 10月12日の最終電車のあと、九条山に続々と電車が登っていました。
 それらは、すべて明日から走るところが無くなった電車達でした。
 そのまま三条まで行って眠りについた1編成のあと、9編成18両が九条山駅の前後にずらりと並びました。そして、台車には車止めが「溶接」で付けられました。
 11月17日からは、それらの電車の解体が始まりました。
 私が行ったときには、すでに6編成は跡形もなく、7編成目(355−356)も相棒の366号は鉄くずと化していました。
 そして、355号の解体が始まりました。
 重機の轟音が響く中、車体を前後に揺すり、ガラスが割れ、本当に悲鳴を上げる355号が、確かにそこにいました。


 
旧九条山駅 平成9年11月22日

 
旧九条山駅 平成9年11月22日

 
旧九条山駅 平成9年11月22日

 

 
旧九条山駅 平成9年11月22日

 
旧九条山駅 平成9年11月22日

 
旧九条山駅 平成9年11月22日

 

 …「きっと力になるから、つらいときも目を閉じずにすべてを見届けよう」という意味の歌詞("Good Luck!" song by Megumi Hayashibara in album "Ir`avati")を、テーマの1つにしてきた京阪京津線追いかけでした。
 でもこれは、最後にして最もつらい場面でした。

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