一年半振りのコミケ当選で、満を持して制作した21冊目のハマーン本です。今回の話は、以前からずっと書きたいと思っていましたが、自分の実力不足故に書けないでいた「ZZの最終回以降にハマーンが生存していた」というものです。私自身、ZZ最後のハマーンの映像はイメージ映像だと思っていますし、Z最終回でシャアが生存していた事に比べれば、あそこで脱出する事位、遙かに容易い事だったりします。
私は、ハマーンの戦い(MSの戦闘ではなく、ネオ・ジオンを率いて戦うという行為)に区切りを付けさせる相手はジュドーでは無く、シャアだと思っています。それ故に彼女を救出して介抱して心の安らぎを与える話を考えてみました。この時点でナナイはシャアの側にいるという設定にしていますし、最後は私の願望として彼との間に子供が出来るという設定にしてみました。本当は私的には反則だと思っているのですが、長い間私に想像する楽しみを提供してくれたハマーンに対して、私なりのお礼を込めて話を作った次第です。
また、この話には後日談(というか第二部)として、ハマーンと、その子供がひっそりと暮らしている所に、セイラが遊びに来るという話も収録されています。これは、次回のコミケが落選すると予想して(注:事実落選しました)それならば、まとめて掲載してしまおうという勢いで収録してみました。結果的に、この本を作り上げた事で、私なりの「ハマーンへの拘り」が一区切り付いたというのも、また事実だったりします。
本当は、これでゆっくりと同人活動の引退へと向かう予定だったのですけどね...(笑)今でも活動は継続中です。たぶんコミケに参加出来なくなっても、死ぬまで続けると思いますよ。
それと、久しぶりに新しい表紙を描いた訳ですが、「ガン×ソード」のウェンディー・ギャレット嬢をモチーフにしてみました。声は私が好きな桑島法子さんでしたし(これは当初知らなかった)、第一話で「私、あなたのお嫁さんになってあげる!」と主人公に言い放った言葉が忘れられなかったので、それをハマーンに投影させて描いてみた次第です。
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