MONGOOSE FフォークOHその1
2002.5.26
ROCK SHOX 2002SID RACE-Tiのオーバーホール。
ロックショックスのサイトからOHの際の資料がダウンロードできるので、簡単に行えます。
必要工具は普通のハンドツールでOK。
六角レンチ(アーレンキー)、24mmのメガネかソケットレンチ、10mmのスパナ、樹脂ハンマー。
新品購入時にストロークさせたときには、約70mmくらいの動き。んっ?、RACEモデルはデフォルトが63mmと聞いていたので、「かなり動くな」と思いましたが、63mm用トラベルは部品として付属していたので、本当は80mmストロークしなくてはいけないのでは?
中途半端なストロークでしたし、付属のパーツが予備品なのかどうかも知りたかったので、トラベル変更を兼ねてOHしました(乗ってもいないのに・・・)。
トラベル変更は別のページ参照願います。
ちなみに新品とはいえ、高額商品の割りには動きもいまいちの感じがして・・(改造RST Hi-5と比べて・私見です)。
中古品はもちろん、新品のパーツでも買うとすぐ分解したがる悪い?癖があるので、迷うことなく分解。
説明書を読むと、一定のサイクルで分解整備(内部オイル交換等)を推奨しているので、メンテナンスフリーではないようです。
ならば、今やるのも一定期間後にやるのも同じ・・・ということで・・・。
装着前の新品です。が、気にせずに分解してしまいましょう。いちおう、サイトから分解図(パーツリスト)をダウンロードしておきました。
底部の穴付きボルト(ダンピング)、デュアルエアーの六角キャップナットを外し、樹脂ハンマーでたたいてインナーユニットを外します。画像ではポジティブ側のナットも外してあります(トラベル変更カラー装着済み)。
ピュアダンピング側も分解です。上部ロックアウトレバー部を分解(スチールボールとスプリングの紛失に注意)、ユニットをインナーチューブから抜いたら、画像のようにあとは手でここまで分解できます。オイルが出るので、受け皿が必要。
アウターレッグ内のブッシュを除いて簡易分解状態です。
ここは特に分解を必要としません。長年使用して、ブッシュ類が摩耗した場合は、分解が必要のようです。
ダンピングユニットを元通りに組み立て(ロッドを全部出した状態で、オイル漬けの中で組み立てました・・エアー抜きをしなくてもいいので)、インナーチューブに差し込みます(ダンピングは分解時に動いても、後で調整・修正可能)。
ダンピングユニット装着状態。デュアルエアーはこれから。
ダンピングユニットのボールは分解時に移動していなければ、そのまま。グルグル回してしまった後でも、ボールを入れずにレバーを廻してロック状態の位置でボール位置を合わせればOK。効き具合の微調整により、最初の位置と変わることもあります。
僕のはこんな感じです。この位置でロックアウト。
ここからレバーを廻して前後方向間での180度の範囲でダンピングが変化します。1クリック毎の変化がよくわかる優秀なユニットです。