TEL. 025-775-3111
〒949-7134 新潟県南魚沼市田崎741-4
21世紀土地改良区創造運動の一環として、全国から募集して、2002年に決定した土地改良区の愛称です。この愛称は、全国の土地改良事業団体連合会の愛称にもなっています。
「水」は農業用水、地域用水など
「土」は土地や農地、土壌など
「里」は農村空間、農家や地域住民が一体となった生活空間など
土地改良区とは、土地改良法の規定に基づき都道府県知事の認可により設立される公法人です。土地改良区は、土地改良事業という公の事務を行うことを目的に成立される法人で、当該土地改良区の区域の範囲において、組合員(原則として農業を営む者)の3分の2以上の同意で土地改良事業(建設及び維持管理)を実施することができ、当該事業に組合員を強制加入させ、当該事業に要する費用を強制的に徴収することができます。
また、土地改良区は、土地改良事業により整備された施設の維持管理を行っています。特に農業用の水路は、その総延長が約40万q、地球10周にも及びます。この地球10周にも及ぶ農業用の水路の大半を全国約4,000の土地改良区において維持管理しています。
このように土地改良区は、土地改良事業による農業水利施設の整備や農地の整備、更には、整備された施設の維持管理を通じ、「国の基である農業」を下支えしています。加えて、農業用のため池や用水路を適切に管理することにより、防火用水、生態系の保全、消流雪用水などの多面的な機能(これらの機能に用いられる水は「地域用水」といいます)も発揮しており、農業生産のみならず、良好な農村環境の維持保全にも大きく寄与しています。
土地改良事業のみを行う団体 | ||
● | 公共投資による社会資本の形成である土地改良事業を行政に代わって実施する農業者の組織 | |
● | 農業者の発意により都道府県知事の認可によって成立 | |
3分の2の同意 | ||
● | 土地改良事業は土地のつながり、水系により一定の地域を受益地とする必要があり、地区農業者の3分の2の同意で実施 | |
事業地区内の農業者は当然加入 | ||
● | 土地改良事業によって利益を受ける地区内の農業者は当然に加入し、土地改良区が行う事業に要する経費を負担 | |
費用の強制徴収 | ||
● | 組合員は土地改良区が行う事業に要する経費を負担し、滞納があった場合には、行政上の強制執行により徴収 | |
税制の優遇措置 | ||
● | 土地改良事業の公共性から法人税、事業税、事業所税、登録免許税、印紙税、固定資産税等が非課税 |
水土里ネット五城では「頭首工」「分水工」「ため池」「管理棟」「発電所」「用水路」「排水路」など水を送る施設や水路を維持・管理しています。
頭首工 | ||
川から水を取り入れるところです。 頭首工では川の水をせき止めて、農業用水を用水路に取り入れます。田んぼに流れる水の出発点です。 |
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分水工 | ||
水を分けるところです。 分水工では幹線用水路に流れる農業用水を別々の用水路に分けて流します。水門(開閉ゲート)の開き具合で水の量を調整します。 |
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ため池 | ||
ため池では山からの沢水や雪解け水、雨水をためて田んぼの水に利用します。ため池があるおかげで雨が少ないときでも田んぼに水が行き渡ります。 | ||
用水路 | ||
頭首工から田んぼまでの水路のことをいいます。 大きいものを 幹線用水路 といいます。 |
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排水路 | ||
使い終わった水をまた川に戻すための水路のことをいいます。 大きいものを 幹線排水路 といいます。 |
ゴミの除去 | |
頭首工や水路には「葉っぱ」「カヤ」「小枝」などいろんなゴミが流れてきます。このゴミを取り除いて水の流れを良くします。三国幹線用水路、ヘッドタンク、宮村分水工では、機械式にゴミを除去する「除塵機」も活躍します。 | |
浚渫作業 | |
大きな排水路や桝の底には、砂や泥がたまります。これを取り除いて水の流れを良くします。バックホウやダンプを使って作業します。 | |
除草作業 | |
水路のまわりに生えた雑草を取り除きます。草刈り機等で除草を行っています。 | |
ゲート操作 | |
水路にあるゲートを開けたり、閉めたり操作して必要な分だけ水が流れるように調整します。頭首工と分水工のゲートは、事務所管理棟で遠隔操作もできます。 | |
水路の簡易補修 | |
水路は長く使う間に割れたり、ずれたりして水が漏れることがあります。そんなときは、水路を交換したり、モルタルで補修します。 | |
五城発電所 | |
五城発電所では、頭首工から取り入れた水を使って電気を作っています。(最大出力 1,100KW) |
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