行ってきました (10)
2004年6月中旬 午後   晴 、強風 、暖かい日
越辺川 毛呂山町 越辺川橋付近

アユを放流した河川もアユ釣りのシーズンを迎え、ぽつぽつとアユ釣り(毛鉤釣り)が解禁されてきました。そんななか、今日は15日解禁した(と聞いている)越辺川の様子を見に行ってきました。

越辺川橋に着くと周囲は田植えの真っ最中。といっても今日は平日のため作業している人は1人しか見えません。田植えが終えて苗が綺麗に並んだ田もあれば、耕したまま耕耘機を置き去りにした田もあります。のどかでいいですね(見る側にとっては)。

農道の脇に車を止めて川を覗いてみました。小堰堤の上のプールですが水深は浅い場所です。広い範囲は見えませんが魚は確認できませんでした。やってみるしかないな、と車に戻って準備します。
デジカメを入れるウエストバッグのベルト部分に、フライやティペットを入れたミニバッグとペットボトルホルダーと撮影用ケースをぶら下げ、とてもネットには公開できない姿(笑)でいざ出陣。

今日はちょっと風が強く、アシがその風に揺れています。(自称)#1のロッドでは風が弱くなったところを狙ってキャストするしかありませんでした。フライは#24CDCです。
川底の滑る石に気を付けながら少し立ち込みます。風を気にしながら久しぶりのキャスト。するとどこにいたのかいきなりヒット!。元気良く、右に左に逃げ回ります。オイカワ釣りが楽しいのはドライに出てくれるのと、この元気なところなんだよねー。
ランディングすると「どうしちゃったの、その体!」と問いたくなるような太っちょでした。
体長11cmのメスで、産卵前なんでしょうか腹がパンパンに膨れています。体が重いためか横に傾いてしまい、撮影にちょっと手こずりました。
フライに付いた魚のヌメリを水洗いしてキャストしましたが、CDCが湿って浮きません。CDCの量が少なかったみたいです。これでは水面を流れるゴミ(枯れた藻等)と同じに見えて魚は無視してしまいます。

CDCが多めのフライに交換して再開しましたが反応がありませんでした。しばらくするとオイカワの群が回ってきました。かなり速い泳ぎです。定位していないんですね。
その進行方向に向けてキャストしますが、風が強くて思ったところにフライが落ちません。何度か繰り返すうちに力が入りすぎてラインで水面を叩いてしまいました。するとオイカワの群はパッとラインを境に2つに分かれました。まずいなー、これじゃぁ釣りにならないよ。

また群が回ってきたときに、今度は慎重にキャストするとフライは群の先の水面に浮きました。そして群の中の1尾がパクリとくわえました。ラインをぐいぐい引いて楽しませてくれます。また太っちょのメスでした。婚姻色のオスが見たいのですが、この後もメスばかりでした。

上流へ移動すると川鵜が飛んできました。徐々に高度を下げ、Uターンして下流のプールへ降りる体制です。人がいると一定の距離を置いてエサを漁りますね。カモは近付いてもなかなか逃げませんが、川鵜は警戒心が強いので早くに飛び立ち、少し離れたところに降ります。再度近付くと、この繰り返しでどうにもなりません。川鵜除けの妙案はないものでしょうか?
上流でも数尾のメスが釣れましたがオスは出ませんでした。

右画像は本日唯一のオイカワ以外に釣れたカワムツです。ちょっと小さいのですが、フライへの出方は一番ハデでした。
今日は風が強くてキャストに苦労したり、魚の反応もイマイチで期待外れでした。夕まづめの涼しい時間帯の方が良かったのかもしれません。
他の河川もアユの解禁を待って釣行し、釣れる時間帯やポイントを探していきたいと思います。
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