行ってきました (13)
2004年7月中旬 午後   晴 、時々強風 、暑い日
高麗川 日高市 久保下橋付近

関東地方も梅雨が明けました。今年は空梅雨で暑い日が続いていたので、梅雨明けの実感はありませんでした。夏の水不足がちょっと心配になります。

今日も日差しが強く暑い日ですが、昼過ぎにロッドを振ってみました。
河原に車を止めて支度をしていると、近くでドボン!とコイがライズしたような音がしました。その音がした方を見ると川岸の草むらの影から波紋が広がっています。これは大物か?と草の向こうが見える方に回り込んでみると、魚ではなくて若い男が草むらを足で蹴って網で魚捕り(ガサガサ)をしているところでした。

男性が通り過ぎるときに「何か捕れますか?」と声を掛けると「捕れますよ」と返ってきた。魚種は訪ねなかったが魚以外にもいろいろ捕れるのだろう。「釣りですか?」と聞かれたので「オイカワ釣りに来た」と言うと「オイカワなら越辺川の方が良いよ。今日はオイカワは見ていない」と教えて貰った。遊び方は全く違うが、この人も私と同様、この近辺の川で楽しんでいるようだ。
川は減水している。上流から風がときどき強く吹くのでダウンクロスでドライフライを流した。1投目、着水と同時にヒット!。上がってきたのは6cmほどのカワムツだった。
あれ、オイカワじゃぁないぞ。ガサガサの男性が言ってた通りなのか?。

その後も順調に釣れるがカワムツばかりだった。サイズはイマイチ。
川鵜が上空を通り過ぎて行く。どこの川でも見慣れた光景になってしまった。

狭い範囲だが上流から釣り下がり、水深が徐々に深くなってきたところ(50cmくらい)でヒットした魚は、今までと異なりズシリと重い手応えがあった。勢いよく走り回ることもないが寄せるのに抵抗があり、ロッドが大きくしなった。重さを楽しみながらランディングすると綺麗なオスのカワムツだった。
口の周りに追い星があり、精悍な顔つきだ。(拡大画像は こちら
ヒレが黄色く、背ビレの朱色も濃い。この時期が一番鮮やかだと思う。
あー、オイカワの婚姻色が見たいな〜。

同じポイントで釣り続けるとフライへの反応が悪くなってくる。しばらく流しても反応がないときはラインを引いてドラッグをかけてみた。すると元気にライズした。この方法で釣果が伸びた。

開始から約1時間。腕にはサンオイルを塗っていたが赤くなってきた。去年の残りのサンオイルじゃぁ効果が出ないのか?(汗)
炎天下の釣りはきついねー。
カワムツが釣れたポイントの下流は徐々に浅くなっていく。魚の反応も悪くなり、そろそろ納竿しようかと思っていたところで小さいのがヒット。ランディングすると待望のオイカワだった。ここはカワムツだけになったかと思ったが、残っていてくれたねー。これで一安心。

同じポイントでもう1尾オイカワをランディングして、その後反応がなくなったので納竿した。日中の暑さが身にしみた釣行だった。

河原でケースに入れた魚を撮影しているときに、足下で小石が跳ねたような気がした。何かなと目を凝らして探していると、また跳ねた。小石と見間違えたのは小さなカエルだった。
カジカガエルの子供だろうか?、体長1.5cm程度でした。

魚ばかりに気が行ってしまうが、このような小さな動物を踏みつけてしまわないように気を配りたいと思った。
メニューへ戻る l <前へ  次へ>