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Diary 2000
 

5月1日(火)東洋ショー劇場
5月2日(水)関西ニューアート 
5月9日(水)ストリップ濱劇
5月12日(土)広島第一劇場
5月16日(水)野毛劇場
5月18日(金)関西ニューアート
5月18日(金)九条OS
5月23日(水)DX伏見
5月30日(水)関西ニューアート


2000年5月1日(火)東洋ショー劇場

1.篠崎ひめさん
2.はるなさん
3.浅見あやさん
4.春日由希乃さん
5.黒沢愛さん
6.安藤綾さん
7.素人ステージ

篠崎ひめさん
前半のダンスは今までと少し雰囲気が違って、大人っぽい雰囲気でせまる感じ。いつものはじけるようなひめさんではないが、大人の官能的な感じもするダンスを、少しも背伸びしたところを感じさせずに自然と踊ってられるところには、今後の可能性の高さも感じさせる気がする(特に赤いエナメルのブラとショートパンツでの2曲目のパート)。
ベッドはまだ固まっていない感じかな?3回目と4回目を拝見しましたが、少し違ってたように思う。わたし的には決めのポーズが切れ目なく連続する3回目よりも、4回目の方が好きだと思った。

春日由希乃さん
大きな目と白い歯が印象的な踊り子さん。ベッドはやわらかい表現のオナベッド。あの部分をまさぐったり、手を胸に這わせるしぐさがしっとりと目を引くベッドでした。

安藤綾さん
以前拝見したときは、正確で丁寧な中にもダイナミックな印象もあったダンスですが、ブランクの長さを感じさせてしまう感じがしたのが残念でなりません。
4回目、立ち上がりの曲が流れる直前、盆近くにすわっていたお客さんが(小さい声だったが)「頑張って!」と言っていたが、安藤さんの耳には届いただろうか?本当に最後の瞬間まで頑張って欲しいと思いました。

Report No.166

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2000年5月2日(水)関西ニューアート

[第一部]
素人ステージ
[第二部]
1.秋吉京美さん
2.梨瑠さん
3.あさくられみさん

秋吉京美さん
先々週の九条と同じ。銀に金のふちどりの衣装(前であわせるタイプ。基本的には和服?)。金のビキニ。白のシースルー。使っている曲からすると中国の女性をテーマにしている演し物のようだ。
1曲目の途中、直径20cm程度の手鏡を(たぶん)袂から持ち出して自分の顔を写す。この自分の顔を写すしぐさはベッドの途中から終盤にかけても見ることができる。演じている女性がナルシストという意味なのか、その女性の抱えた境遇を憂えて自分自身を鏡で見やる仕草なのか、それとも他の意味が込められているのか、非常に興味深いものがある。見る角度がよいと、その鏡越しに秋吉さんの表情を見ることができそうだが、一瞬でも演じている女性の気持ちになれたりするだろうか。
ベッド、特に立上りの曲の部分は、ゆっくりした(スでは、盆から立ち上がっていくところで拍手が沸くことも多いが、その拍手を叩くのも拒ませる、物悲しく、切なく、胸を打つフィナーレだった。
ちょっと気になったところは、前半のダンスのフリ(両手を体の前で回転させるところなど)や、2曲目のダンスもしくは衣装(1曲目から比べて、感じるエネルギー量にギャップを感じる)など、どうも「隙」が見えるような気がして気になるところではある。秋吉さんには、ストイックで、張り詰めていて、つけいる隙がないというイメージがあったのだが。

あさくられみさん
ピンクの丈の短い浴衣。青の法被とサラシと赤フンドシ。黒のランジェリー。
のっけから「若さ、爆発!」って感じ。音楽に消されてほとんど聞こえないのだが、夏祭りらしく掛け声をかけているようだ。「えいやー」って感じだろうか。顔がくしゃくしゃになるくらいにニコヤカにしてみたりと、とても表情が豊か。
後半は、またも出だしの部分で工夫が感じられた。本舞台側の盆をせり上げて、その上でいくつかのポーズを決めたりしていた。立ち上がりの曲は、私の好きな曲。何かを探そうとしているのか、または周りから何かに迫られる切迫感を演じているのか。
演し物全体としては、前半と後半のテーマがあまりにもかけ離れている感じがして(しかも後半の中でも、ベッド入りとそれ以降でも異なるような気がする)、「なぜ、このような展開になるのか」という疑問が残る。このあたりは、短い時間で新しい演し物を出さざるをえなかったことを考えると、いたしかたないのかもしれない。
また、表情はとても豊なのだが、一定しない感じもするし、「なぜ、このような表情になるのか」という疑問も感じる部分もある。
前半のダンスは「勢いにまかせれば」見せることができるのだが、後半のベッドでは、とにかくまだ余裕がないように感じる。余裕がないためか、すべての体の動きに同じ「重み」をつけてしまって、落ち着きがない感じがしたり、重みをつけるべき「決めポーズ」の重みがあまり感じられないし、「決めのポーズ」までの過程の部分で気持ちを高揚させていく過程がない分だけ、「決めのポーズ」が唐突になってしまっているような気がする。「手を抜く」わけではないが、緩急、力を入れる抜く、といった変化が欲しいところである。
まだこれからということなのだろうが、とにかく「一生懸命演じる。演じている自分を見てもらう。」という意識が高いのは感じられるので、そういう意味では期待も大きいのだが、コントロールしきれずにいるような気がする。これほどの魅力があることを考えると、「演じよう。見てもらおう。」という意識を高くしすぎずとも、もっと自然に演じれば、しっくりとくるようになるのではないかと思う。
というように、私がオジさんであるためか、つい小難しいことを言ってみたくなるんですが(笑)、オープンで盆にかぶりつきのお客さんに握手を求めながら、「あさくられみです。よろしくお願いします。」と元気良く挨拶してもらったりすると、つい、顔がほころんでしまったりします。(^_^;)

Report No.167

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2000年5月9日(水)ストリップ濱劇

1.京都のモモコさん
2.小池まりえさん
3.白石千鶴さん
4.香坂ゆかりさん
5.森田久恵さん
6.秋吉里香さん

京都のモモコさん
出だしは浜辺に打上げる波の音ではじまる。紺色に白の水玉のワンピース。手には500ccのペットボトルにミネラルウォーター。真夏の浜辺でまどろむ年頃の女性をイメージしたものだろうか。時折、手に持ったハンカチ(のようなもの?)で、汗を拭う仕草が印象的。
さて、2曲目は、一昨年拝見した(娼婦を題材にしたものだと思う)の演し物で使った曲(ステージの最後の曲だったと思う)を、ビートを効かしてダンサブルなアレンジにしたものを使っていたので、あの演し物の続編かななんて思ったりもしたけど、ステージを見てイメージしたものが違うような気がしたので、特に関連性はないのかもしれない。ダンサブルだけど、やわらかな表現で、見ていてもうっとりとし、また、優しい気持ちになる。
ダンスとベッドの間は、再び、波の音。かなり長い時間、その音だけで演じていた。「このまま最後まで行くとしたら、物凄く挑戦的な作品だな」なんて考えも頭をよぎったが、3〜4分くらいで、ベッドの曲が流れ出した。
さて、そのベッド入り。出だしで持って来ていたージ上に置いたミネラルウォーターの500ccのペットボトルにある水を少し口に含んでみたり、高い位置から手のひらに注いで、ほてった体を冷ますかのように、水で濡れた手で腕をなでる。
ベッドでは、身に付けた布を全部とってしまうことがなく、見えそうで見えない。見せてしまうより、奥ゆかしさ、また、それゆえの美しさを感じさせる演出だと思った。動作も静かで、あえてブリッジなどのポーズも入れる必要も無いほどの雰囲気のベッドだったが、それでも大技と言えるようなポーズを入れていた。が、あくまでさりげなく、ステージの雰囲気を壊さない。
今まで見たことがあるモモコさんのステージは、アクティブな印象の演し物ばかりだったが、この演し物は静的。そして、(もしかしたら間違っているのかもしれないが)明確なストーリー性よりも全体的なイメージを重視し、また、小道具やそれを使っての振りに工夫を凝らせた、とても意欲的なステージではないかと思えた。また、演じている女性は「どういう女性なのだろうか」という想像力を掻き立てる非常に興味深い作品だとも思った。

小池まりえさん
赤いドレス。しばらくぶりの観劇だったが、少し表現の方向が変わってしまっているような気がして気になった。(sex appealという意味ではなく、うまく表現してやろう、よく見せてやろうという「欲」を感じるという意味で)色気を感じる、もしくは、(乱暴な言い方をすれば)真に表現したいものを演じるのではなく「横着な」表現になっているような気がした。
例えば、ベッド2曲目。一瞬、眉間にしわを寄せるような表情を浮かべていたが、ここはもっとおおらかで開放的な曲調にあわせて、精神的な余裕を感じさせるような豊な微笑みさえあれば、それほどの表情に変化を求めなくてもいいかなと思ったのだが。
私的には、小池さんにはスケールの大きさを感じているので、自分のもっとも望んでいる表現を素直に表現すれば、すごいパフォーマンスを見せてくれると思っているのだが、その分、多少残念に思う観劇となった。
まあ、これは私だけの見方であり、また久しぶりの観劇だったので、ちゃんとステージを見ることができず、見当違いな感想を持ってしまったのかもしれないが。

白石千鶴さん
「LunLun」。
先日、東寺で拝見した演し物とはまった雰囲気が違う。東寺で感じた大人っぽさは控えめにして、小柄な体やちょっとした表情によって少女のようなかわいさを強調したもの。
出だしは、つや消しのシルバーの生地に、ビーズ(のようなもの?)を大きな網目模様に縫いこんだロングドレス。袖などに白い羽をあしらったものだった。
ベッドでは、盆が回転する毎に、何度か見つめてもらった(気がした)が、かわいくて、やさしくて、どことなく大人の雰囲気もある微笑みで目を合わせてもらったような気がした。浜劇の盆は回転が結構速いので、5回くらいはその機会があっただろうか。なにせ、本当の目線が私の目と上下左右1mくらいずれていたとしても、「きっと私のことを見てるんだ」と思ってしまえる幸せな性格をしているので、こういうステージでは場合は、特に得した気分になる(笑)。
「LunLun」か。ホント「LunLun」。なんか、見てる方が「LunLun」。
なんて、思いながら、とても嬉しい気分に浸っていた。

森田久恵さん
「LATIN/中国拳法」。
ステージの小ささも関係しているのかもしれないが、ダンス部分は1曲目、2曲目とも大人し目。その分、ラテンのリズムの1曲目はよりキレイさが強調されていたように思うし、2曲目の中国拳法を取り入れたダンスは、型の美しさ、技のキレを重視していたように感じた。「拳法」的というより、より「ダンス」的になっていたということだろうか。
ベッドは、美しく、おおらかで、いつくしみを感じる。
「やはり、すばらしい」。この一言だろうか。

さて、本舞台上の壁が真っ白になっていたが、これでホントにいいのか疑問を感じる。照明だけなら、そのままの色がもっとも反映しやすいのだろうが、その前に踊り子さんが立ったとき、そして、その踊り子さんが色白であるほど、その壁に溶け込んでしまって、踊り子さんが映えてこないような気がした。
ただ、踊り子さんが盆にいるときの照明は、盆の真上と斜め上からの照明によって、踊り子さんが浮き出るような効果や、照明の陰影が踊り子さんの体の線の美しさを強調するような気がして、とても効果的な照明だと思った。
また、音響もいいかも。というのは、森田さんのステージは何度か拝見しているが、2曲目の低音のビートが、澄んでいて、しかも、心地よい残響も感じたりしたためなのだが、今まで拝見した中でもこうふうに感じたのは初めてのことだった。

Report No.168

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2000年5月12日(土)広島第一劇場

1.(不明)
2.樹美さん
3.(不明)
4.神崎雪乃さん
5.桃色夏生さん

Report No.169

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2000年5月16日(水)野毛劇場

1.日高月男さん & 若尾光さん
2.MAYAさん
3.源さん & 沙織さん
4.砂見レナさん
5.葵雪美さん
6.藤咲香さん
7.マドンナ麗さん

Report No.170

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2000年5月18日(金)関西ニューアート

[第一部]
素人ステージ
1.千葉なぎささん
2.青木レイナさん
3.満月ユキさん

満月ユキさん
表現がさりげなく自然ですね。例えばダンス部分で使う扇、微妙に揺らし方に強弱をつけたりして、一瞬たりとも単調にならないところとか。また、オナベッドの表現はウナヤンケさんやみんぎさんも書いてらっしゃったように大げさな表現はなく、演じる女性の心境、感情を大事に表現されているような印象がありました。また、果てたときに大の字になって寝そべるシーンがあるのですが、その脱力した感じが、演技自体に現実味を帯びさせるような気がしました。
最初、ダンスの「動いては止める」という感じのフリに多少違和感を感じていましたが、ステージが進むにつれて(ベッドに入ってからは特に)、満月さんの醸し出す雰囲気に自然と引き込まれていったような気がします。

Report No.171

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2000年5月18日(金)九条OS

1.東条美月さん
2.素人ステージ
3.相沢雅さん
4.美島裕貴さん
5.渡辺理緒さん

渡辺理緒さん
今週の演し物は今週を最後にしばらくはやらないとのことだそうだが、久しぶりの観劇なので私としてはこの演し物は初めて。
黒いロングドレス、黒い羽(羽先部分が白)の大きな扇を両手に。ちょっとおどろおどろしい感じで曲が始まる。衣装から受ける美しいながらもダークな感じのする印象そのままのダンスだった。
ベッドは、渡辺さんとしては久しぶりに陽を感じさせるウットリするような女性を演じられていた。私は渡辺さんのウットリとさせるような表情が好きで、久しぶりのこの雰囲気に浸っていた。
さて、ダンスのダークな感じからベッドの入りの部分まで、どちらかというと淡々とステージが進行していったので、「このまま最後まで淡々と行くのかな?」と思っていたら、立上りの曲が始まるやアジテートするようなフリに。こぶしに力を入れて振り上げるような熱のこもったフリも入って、非常に能弁に。この曲が始まった途端に「えっ?」と驚きを誘い、そして、見る者の心をつかんでしまう。また、いつもながらにさすがと思えるのは、フィナーレに向かっての盛り上げ方だろうか。この最後の立上りの曲ではどんどん決めのポーズを繰り出すのだが、決めのポーズを繰り出しては拍手を誘う直前ですぐに次のポーズに移行していくところ。そのため、決めのポーズが頻発してあわただしいという印象ではなく、ポーズを繰り出すごとに見る者の心を少しずつ掻き立てていき、フィナーレ部分に盛上りの頂点を持っていく。

Report No.172

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2000年5月23日(水)DX伏見

1.七瀬樹里さん
2.風香さん
3.深田あやさん
4.小夜子さん
5.留衣さん
6.青山和希さん

七瀬樹里さん
白いロングドレスとパラソル。
先日、みんぎさんがアップされた奈良のレポを見て少し気になっていたので、久しぶりに見てみたいと思っていました。
ステージ全体を通して、女性らしいふんわりとした優しげでやわらかな表現をされてました。以前のステージでは特にオナニーベッドでスポーツ感覚を感じるなど七瀬さん独特の持ち味を感じていたのですが、今日はすごくオーソドックスな表現だったと思いました。これを「没個性」と見るか、「成長」と見るか、難しいところだと思いますが、少なくとも私が感じたところでは、今日見た「オーソドックス」な表現を、既に自分のものとして身に付けているように見えたということです。より表現力に幅を持ったという確信を持ちました。
ただ、私のもうひとつの気持ちとしては、デビュー当時の破天荒ながらもエネルギッシュな表現もすばらしいと思っていたので、それらも含めて、七瀬さんが持つ持ち味すべてが表現されたステージを見てみたい気がしています。
なお、去年あたりから感じていたそこはかとなく感じるスケールの大きさのようなものは、今日も感じられた気がしました。この点も私は嬉しく思いました。

深田あやさん
先月デビューされた新人さんとのこと。笑顔がとても魅力的でした。この笑顔、ずっと忘れずにいて欲しい。

小夜子さん
自縛。蝋燭。久しぶりの観劇。
最初、本舞台両脇から鎖でそれぞれの腕をつながれた状態でステージが始まる。自由になりたいがためにその鎖を振りほどくというより、つながれて自由がきかなくなった感覚を確かめるように、身悶えながら鎖と戯れる。特に3曲目あたりで、ステージ脇から伸びた一方の鎖を自分の首輪につないだシーンでは、自らを奴隷に自虐的に扱い、そのような姿になることを、そして、その姿を人前にさらけ出すのを、狂おしいほどにその快感を感じてられるようにも見える。
その後、ゆっくりと盆に進みでる。自分の首のあたりから伸びた鎖につながれた黒いハリボテをその部分に挿入し、ハリボテにつけられた鈴を、ときにはゆっくりと、ときには激しく、鳴らす。そして、赤く太いローソク2本に火をつけ、これも、ときにはゆっくりと、ときには激しく、蝋を体に垂らす。そして、最後に炎の上がった蝋燭の芯の部分を体に押し付け火を消す。
いつのまにか汗が全身を濡らしていた。快感に身をゆだね、自分自身を表現しきった後の、心地よいけだるさの中、フィナーレ。迫真の演技に、最初からずっと固唾を飲んで見守るほかなかった。
ラスト、オープンではうってかわってビートの効いた曲をバックに、明るく楽しげに踊られていた。
鎖やローソクなどを使っているので、パッと見ではSMそのものなのだが、見てはいけないもの、淫靡で暗いもの、という感覚はなく、ごく普通に自分の性を表現しているように思えた。恐さ、背徳のようなものは感じず、むしろ、やさしさや暖かささえ感じられるステージだと思った。

Report No.173

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2000年5月30日(水)関西ニューアート

[第一部]
素人ステージ
[第二部]
1.のえるさん
2.水原麻美さん
3.石月芹奈さん

Report No.174

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