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記念すべき初企画は、本団体音楽監督の合田香先生へのインタビューです。 その模様をこれから数回にわたってお届けします。 (4月14日 某ファミリーレストランにて)

第1回 合田香氏インタビュー
「マンドリン・バイオリンの違いとその魅力」その1

♪奏法の違い

今(音楽監督を)やってみての、マンドリンと普通の管弦楽の差っていうのは、 やっぱり基本的には「マンドリンとしての奏法」か「バイオリン族としての奏法」か というものによる差が大きいかもわからないですね。

合田先生
中央大学多摩キャンパスにて

特にオリジナルでない曲をやった時の処理の仕方。 今回もポルタビアンカでモーツァルトとチャイコフスキーをやるわけだけど、 この前1回合奏をやっただけでもすでに奏法的な問題点にぶち当たっている。 練習の後、実はいろんなバイオリン奏者に、ここはどうやってやってるの? とか聞いたんですよ。 トリルの処理の仕方とか、スラースタッカートの処理の仕方とか。 特に今回やる曲は両方ともオケでよくやる曲で、 ボクなんかは知り尽くしている曲なわけ。 だからそれとのギャップをどうやって埋めるかな、って感じは大きいですね。 まぁ反対に、 ポルタビアンカにおけるボクのモーツァルトやチャイコフスキーの目標は、 普通のレギュラーなバイオリン族のオーケストラでやる時の演奏の模倣はやりたくないと。 だから出来るだけ、ある程度近づけてみて、その先をどう突破できるか。 そういうところに面白みがあるのかもしれない。

それと常に思うのは、表現力の問題。 マンドリンだから出来る表現力というものがあっても・・・

(ウェイトレス) 「失礼します、フレッシュほうれん草のサラダとイカの唐揚げになります。」

・・・えーと、何だっけ?(笑)

♪トレモロとピッキングは音楽の差!

何より一番難しいのは、 長く持続音を弾くためにはマンドリンはトレモロをしなければならない。 やっぱりそれかな、問題は。 それと、トレモロとピッキングの間を、どこでどう切り替えるのか。 たとえば同じ8分音符を(ピッキングのアクションをしながら) 「タンッ」って弾くのか、(トレモロのアクションをしながら) 「ター」ってトレモロを2回か3回するのか。 それって音楽の差になるわけじゃないですか。 あれはビミョーだなと。

これは逆にボクがあなた達にインタビューしたいくらいなんだけど。 例えば「タンッ」という音を、あたたかくて豊かないいピッキングを弾けるのであれば、 そしたらそれはピッキングでいけるんだけども、「タンッ」が「ペンッ」となってしまうのなら、 それはトレモロを要求されてしまうというのはあるかもわからないよね。

バイオリンのオーケストラなんかでも、指揮者が外人の時なんかよくあるんだけども、 指揮者が「ター・ターー」とくださいとか「タン・ターー」とくださいとか 「タッ・ターー」とくださいとかいうようなニュアンスでしゃべる。 バイオリンの場合は、歯磨き粉のチューブを押し出すが如く、微妙でいいわけですよ。 その長さの分だけ弓をひけば、その分だけ歯磨き粉が出る。 ところがマンドリンの場合、「タン」はピッキングでいいけども、 「ター」と言ったとたんピッキングではいかなくなる。 だからその差がボクにとってはいまだに難しい。 それが大きく問題になる、ボクの中では。 また、(オケが)少人数でピッキングをして良い感じの部分でも、 大人数だとピッキングではさびしくなることもある。 反対に、人数が多くなればピッキングですむ場合があるかもしれない。 それからホールの大きさにもよりますよね。 響きがあればピッキングでもいいとか。 やっぱりビミョーだなと思いますね。

2002年4月16日更新
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