『ボン・ボヤージュ』
地中海はイタリアをぐるりと周遊したのち、ユーラシア大陸の右っかわへとひとっとび。
長安から始まる旅はヒマラヤを経てサマルカンド、バグダードと西へ西へ。
長い砂の海の果てに待っているのは懐かしき地中海――。
こんなオトクな旅行がなんと日帰りで楽しめちゃうパックがあったとしたら、
諸手を挙げて行ってしまいますよね?いやぁ、これが実はあったのですよ!
もちろん、冗談ではなく、日帰りでこの内容ですとも。
こんなにもオトクな内容で催された、ポルタビアンカによる第5回演奏会がまさにそれでして。
「第5回」は「大航海」に通じる奇遇なんかあったりもしましてね。
私たちナビゲータが御案内を務めさせて頂きました今回のツアー、
御客様には大変御好評頂きまして感激でございました。えっ、「ご」が多過ぎますか?
いやいや、そこは大誤解。何ぶん、こういう性格でございまして・・・御容赦頂ければ。
それにしましても、かなりの長旅。こんなことを言ってしまいますとヒンシュクを買うやもしれませんが、
私たちもなかなかに苦労の多い旅路となりました。この内容で御客様に提供するには、
これまでにそれ相応の苦難が多々あったのでございますよ。シルクロードを何度視察に行ったことでしょう。
それはまさしく、知る苦労道。視察の度に汗にまみれて、汁玄人。
それでも、当日は無事に旅程を全うできて非常に幸いでございました。
多くの風景、その土地その土地の薫り、御堪能頂けましたでしょうか?
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1年に1度の旅を終えて・・ |
旅は良いものです。一人の旅も良いものですが、みんなで旅をすると、もっと楽しいものですよね。
旅の当日は御客様と楽しむ。それまでは私たちで「旅をどう楽しむか?」を理念として練り上げる作業を楽しむ。
「旅」は「多美」。美しさに触れながら、今回の一瞬・刹那に至るまで楽しめたことは
私たちにとっても至福でございました。
残念ながら、今回のプランは本年度限定のものでございますので、また来年、素敵な旅程を楽しみにして頂ければ。
もちろん、私個人としましても、楽しみにしているのは言うまでもありません。
またの御愛顧、心よりお待ち申し上げております。
さて、今度はどこへ出掛けましょう?
2006年9月30日更新