『密かに望むのです』
今回の練習は、初回以来の東京芸術劇場リハ室にて。
遠くは静岡から初参戦のHさんとの再会を果たし、感動に浸るも束の間、
「…ところで、練習場の扉、開いてない…」
急遽、事務室に移動し現状を説明すると、意外とあっさり開けていただきました。
結局、午前中の集まりは10数名程度。
昼近くになり、個人練も煮詰まってくると、数名でアンサンブルを行い、奏法などを確認するのが慣例になっています。
で、本日のお題は
某氏「そうじろう、何かおもしろいもの持ってない?」
私「えぇ、ありますよ。」
というわけで、『宮崎駿監督/名作アニメ・アンサンブル』に決定(!?)。
マンドリン四重奏@『千と千尋の神隠し』を合わせ、昼食へ。
(すいませんすいません、いつもはちゃんと演奏会の曲を合わせてます。)
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1プルの面々 |
午後は、通常通り合奏形式での練習。この頃には各パート4〜6名が集まっておりました。
今回は合田先生指揮で、「山の印象」を4・3・2・1と楽章とは逆順に練習していき、最後に「シンフォニア」を中盤〜後半を中心に合わせていきました。
「山の印象」では、「鈴木先生の処女作なので、もっと肌がピンピンして水を弾くような若々しい演奏を」という注文を、合田先生から曲全般に求められました。
今回の練習は久しぶりにかなり幅広い年代が集まったので、テンポが全体的に引きずっていたかな〜と思いきや、なんのなんの。
最年長のE澤さんや、コムラード本番明けの楽団長殿の楽しそうなこと。
「次は、どんな注文でしょう?」
って感じで最前列にて合田先生とやり取りしている姿勢には、若衆ももっと集中力を高めて合奏に臨まねば、と気持ちを新たにした練習となりました。
「山の印象」は鈴木静一作品の中でも有名な部類に入り、演奏されることも比較的多い曲ですね。
それだけに、今回の演奏会では中大OB・OGの力で「日本一上手い」山の印象・決定版のようなものを作ることができたら、などと密かに望みながら練習場を後にしたのでした。
2003年7月5日更新