「みんなの目」第8回目は、コントラバスのしおしおさんです。
第8回 7/19 東京芸術劇場 中リハーサル室3
『やっぱり、愛!!な演奏』
ポルタビアンカの第2回演奏会に向けての練習も中盤戦にさしかかってきました。今回の練習(池袋の東京芸術劇場のリハ室にて)も、学生諸君がたくさん加わってにぎやかになってきました。マンドリンパートは参加者がほぼ全て集まっていましたね。
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真剣そのもの |
して、今回の練習では、鈴木静一「山の印象」・レスピーギ「リュートの為の古風な舞曲とアリア」・藤掛廣幸「日本の歌三章」の順にtuttiで練習しました。
「山の印象」は、合田先生の指導の元、3・4楽章をやりました。曲に対してそれぞれ奏者のイメージを喚起させて、表現の方向性を模索していくような練習でした。具体的には、具体的には、「若者らしい4楽章は山を駆け下りて足がもつれていく感じ・・」等々の言葉が、私の印象に残っています。
その後、指揮者の前野氏にバトンタッチして、レスピーギを重点的に練習しました。
フレージング・ダイナミクス等の約束事をじっくり詰めていく練習でした。この曲なかなか大変です。私見ですが、レスピーギのこの曲、総譜を見ているともともとは弦楽4重奏ベースと思われ(というか、音友のミニスコアの解説に書いてあったのですが)、テンポ・音色・和声についての変化・ニュアンスの違いを大規模な弦楽アンサンブルで表現するのは結構大変かもしれません。余談はさておき、現時点では、曲の全容はまだはるか向こうといったところです。はたして、マンドリンオケで、レスピーギの音楽を表出できるでしょうか。
残りの時間で、日本の歌三章をざっと通しました。単一のモチーフ・旋律(つまり歌)が、変奏されていくという曲を、いかに雰囲気を変えて退屈させないかということで、場面場面で、イメージを明確に持って弾く様にとのことです。
最後に、演奏会に向けて私の抱負・希望を言わせていただきますと、「やっぱり、愛!!」な演奏が出来るとといいかなと。(まったくもって意味不明です。)
2003年8月7日更新
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