--ワークショップに来る人たちに、どういったところ、どういう練習を見て欲しいですか?
合:自分の弾いている楽器の可能性、音楽の楽しみ方が、いくつもあることを一緒に体験できたらと思います。
「僕たちがこうやっているのを見て下さい」というのではなくて、一緒に弾く人が、もちろん
見るだけでも良いけどできたら同じ時間を過ごして、同じ体験して、みんなでマンドリン、マンドラ、ギター・・・
あるゆる楽器の可能性が自分が思っていた以上にたくさんあるってことに気がついて、
いままでとは別の楽しみ方、いわば別の料理の仕方を自分のものにするってことを体験できたら、
別のところでもそれを味わう良いきっかけになるんじゃないかな、という気がします。
「これを教えてあげよう」とか「これを皆さんに」ってことではないよね。
自分の楽器の中のいくつもの音の違いってあるでしょう。10年やっている人がいて、20年、30年と
マンドラを弾いていたとして、ひょっとしたら30年と1日目に別の音が見つかるかもわからないよね。
「あっ、こんな音が出るじゃん!」って思うことが。そんな経験をみんなができればいいなと思います。