さわと(熊谷)温泉/その後を追う 1  その2へ その3へ

さわと(熊谷)温泉は あまりにも気持ちのいい露天風呂だった。
近く、復興をかけて「熊谷温泉愛好会」がひがし大雪旅人倶楽部の島田さんの手により発足の予定だ。
私こと ボヘミやんはその会員001にかけて(笑) 今後もさわと温泉の「いま」をレポートしていくつもりである。(笑)


1998.5

 管野温泉露天風呂群に続き、我らがさわと温泉も
撤去の憂き目に・・。しかし お上のやることは・・
と憤ってばかりもいられない。
利用する側のマナーにも問題があったのは確かだ。

1999.6.21

 撤去された温泉跡の泉源近くを掘ってみる。
苦闘の末、30cm程度の深さに掘り下げブルーシートを
敷いて入浴した。

2000.4.23

 昨年秋に作られたという湯船を見に行くが、林道は
帯広側からは積雪で入れず、三股側からはめがね橋が
見えるコーナーまで除雪してあるが その先にはやはり
雪で入れない。(T.T)


2000.5.21

 一月前はよく見えていためがね橋は雪融けが進んで 
湖面が上昇し、水面下に沈んでいた。
やっと辿りついたさわと温泉の湯船は
水没こそしていなかったが湖水が流れ込んでいる。
手を入れてみると温い。
湯船の位置は我々が掘った泉源のやや下側。
泉源は既に埋もれていたが、きれいな湯が溢れ出し
下の湯船に流入していた。溜まった湯には枯葉や
ペットボトル等のゴミ(怒)が浮き、入浴出来る状況ではない。
電○開発の白い杭が脇に倒れていたのが
気にはなったが少し手をいれれば なんとか
快適な露天風呂には出来そうだ。

 林道は帯広側の入り口は道路崩壊のため通行不可。
三股からは温泉まで行くことが出来る。

【画像はともに2000.5.21のもの】
 
 2000.6.13

 沖縄から島田さんが帰ってこられた。
早速二人で岩間温泉〜とんぼ池〜三股山荘をまわってさわと温泉を訪ねる。
5.21の時点でかろうじて顔を出していた浴槽は
十勝三股 とんぼ池
完全に水没していた。
この夏、再び露天風呂が姿を現すことがあるのだろうか。
「熊谷温泉愛好会」の前途に早くも暗雲が立ち込めてきたか?(T.T)
林道崩壊現場・帯広側は切通しが多く 落石も沢山あり、
三股側から入ったほうが無難
 2000.7.17
水際で水没している浴槽の木枠
島田さんの背後に沈んでいる浴槽がある。
源泉からの流れ出し・湯船の中からも湧いているが・・

 島田さんと共にさわと温泉へ。一月前訪れたときより水位が若干下がっている。期待どおり源泉は地表に現れていた。この源泉はどうやら昨年我々が掘った場所のようだ。誰かが昨年秋に作ったという丸太で組んだ湯船が、そのすこし先の水中にあるのが見える。

 一番大きな岩を手で揺すってみる。バールがあれば動きそうだ。流木の切れ端を使って試してみると意外にあっさりと除けることが出来た。「いいぞ。」「こんな感じで広げていったらいいね。」「この石は邪魔だな・・。」・・なんて言いながら手や足や流木の切れ端を使って一個石を除けると、また一つ除けてみたくなる。何時の間にか夢中になってしまっていた。

 気がつくと、もう立派な湯船が出来あがっていた。少々浅いが、入ろうと思えば入れそうだ。去年のものに比べて各段に上である。湯量は多いとは言えないが、掘る手を止めると濁った湯は どんどん澄んでいく。温度を測ってみると、50℃を越えている。源泉から直に出た湯だから当然か。だが湖水はすぐそこにあり、乾燥していた去年のような水汲みの苦労は要らない。(笑)

 完全に水没して一度は諦めたが、どうやら今年もさわと温泉入浴は果たせそうだ。後日、スコップ等を用意してもう少し整備することにする。
 
う〜ん、これは「お風呂」だよ〜

 【いまの東大雪】

@先月崩壊していた林道は補修されていた。
Aめがね橋は完全水没したままだが、水面下に辛うじて確認できる。
Bとんぼ池は枯渇が心配されていたが、なんのなんの溢れて林道を越えている。
Cルピナスは終了。今年はあんまり良くなかったそうな。


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