Linguaphillipsia ohmorensis    
 リンガフィリップシア オーモレンシス


【原図・ウルリッヒ・フリック氏】
Family Phillipsiidae  ( フィリップシア科 )
最下部石炭系日頃市統H
岩手県大船渡市日頃市町「石炭の滝」

 本種の産地に初めて訪れたのは小学校6年生の時だった。
当時の仲間の一人、高橋完治君はこの頃既に完全体を採集していたが
私は「化石」に復帰以降ですら完全体には縁が無かった・・・

落石事故で死に掛けた、いわくつきの産地でもある。
頭を強く打ち左足に重傷を負った私は、同行の高橋君がいなかったら
助からなかっただろう。

産地を案内した方々も次々と完全体をゲットする中、私は取り残された感が
否めなかったが、ついに2008年11月26日この標本を採集することが出来た。
10月にはLinguaphillipsia choanjiensis 完全体も得ており、この二つを以って
この産地の卒業を決めた。(Conophillipsia koizumii 他課題は残るが・・)
2008.12.27

2009/6/13・・芯座さんが開拓したポイントの近くから
フィリップシア科の未記載新種と思われる完全体を採集。
当初、これを コイズミアイ と考えたが詳しく比較すると別種であることが明らかになった。
その後、このポイントを展開すると同種他「石炭の滝」で我々が確認した全6種が
産出することが判明。オーモリエンシス多産層は卒業だが(笑)
こちらのポイントで引き続き探索を行うこととなった。
2010.2,11

 

【産地情報】長安寺


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