人権学習教材 DVD

次のDVDの価格は1本2,000円です。5本セットは8,000円です。(税込み)

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(制作してから年数が経っていることから、価格を下げていますが、同じテーマでの映像資料は現在制作されておらず、貴重な映像資料ということもできます)

「赤の他人はなかりけり」
 明治の文豪と呼ばれる人たちの中にも部落差別の意識が認められることがありますが、小林一茶は江戸時代に誇り高く「えた」身分を詠みました。このことにいち早く着目し研究していた中山英一さんが解説。
  「一茶が、たくましく生きる人間をとらえ、その人間 の心の美しさ、あるいはかしこさなどを、被差別民衆に 焦点をあてて、温かい心をそこに重ねながら詠んだ句。 私、たまらなく好きなんです。」(中山英一さん) 
 ロシアの画家、レオニード・チシコフさんが、瀬戸内国際芸術祭に寄せたメッセージで、やがて開花する桜が平和をもたらしてくれること願い、「花の陰 あかの他人は なかりけり」の句を紹介したことが知られています。
31分 1995年制作
 
 
「愛と自由のために~くら子のメッセージ~」
 水平社運動の活動家として、生涯を部落解放にささげた高橋くら子の生き方に学びます。
 『あけぼの 人間に光あれ』掲載のコラム「ジェンダーの視点」 より
 「現在では、「兄弟よ」は「兄弟姉妹」あるいは「きょうだい」に、「男らしき」はいらないのでは、と気づいた人もいると思います。「水平社宣言」にも女性の人権への認識が弱かった時代を反映した言葉があります。そうでありながらも、水平社の運動は、高橋くら子のような「女性運動家」の活躍の場を与えました。高橋くら子は「姉妹よ!團結せよ!」」という論文を書いています。」
34分 1998年制作
 
 
「大江磯吉に学ぶ」
 磯吉は、部落差別により幾度も学校を替えざるを得ませんでしたが、一人一人の個性を大切にし、自由で民主的な学校にするために、三十四年の短い人生を懸命に生き抜きました。
  前田和男監督により「破戒」が60年ぶりに映画化さ れましたが、「破戒のモデル」とされる大江磯吉の生き 方にあらためて学びたいと思います。
30分 1996年制作
 
 
「誇りうる部落の歴史」
<企画意図>より「…長野県、さらに東日本を中心に近世被差別民の仕事・技術・文化を検証した成果に基づき、この人たちが当時の主要な生産関係と社会生活の中で重要な役割を担ってきた事実を知り、正しい部落感をもってもらう目的で制作した。」
  本作の映像の一部は、東映製作「シリーズ映像でみる人権の歴 史 第2巻 江戸時代の身分制度と差別された人々」(2014)にも 使用されています。
30分 1994年
 
 
「ソーテサワサワ」
 言葉も文化も異なる日本で暮らすタンザニア出身の小林フィディアさん。外国人排除に対し、「人間の価値はみな同じ」という願いをこめて語ります。
  フィディアさんは、日本にきてからはタンザニアの孤児支援を 行っています。飯綱町のレストランで働き、そこの社長さんたち の協力で、フィディアさん手作りのジャムを作り、その売り上げ の一部をタンザニアの子どもたちに送っています。
34分 2004年制作