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<紅茶の楽しみ方>
さて、気に入った紅茶の葉が手に入ったら、どのように楽しむか。これも私のやり方をご披露いたします。たとえばスリランカのディンブラと言う紅茶を買ったとします。 1人で過ごす午後のひと時に、まずストレートティーを淹れてみます。茶葉を1人分計って完全に沸騰した熱湯を注ぎ、最初は2分だけ蒸らして茶漉しを通してカップに注ぎ味をみます。次には同じ要領で、今度は2分30秒、つまり30秒だけ長く蒸らして味をみます。そして次に淹れる時は3分と言うように、同じ茶葉でも、蒸らし時間、それもたった数十秒単位の違いによって味や香りが違ってくるのを楽しみ、同時にその茶葉を何分蒸らすと自分の好みの濃さのストレートティイーになるかをまず探します。そうすると、たとえばちょっとのどが渇いたときには蒸らし時間を短くして軽めの、つまり薄めのストレートティーにして飲むとか、あるいは食後に、口の中をさっぱりさせたい時やちょっと美味しいパウンドケーキやチーズケーキ等と一緒に飲むときは、蒸らし時間を長めにしてパンチのあるストレートティーにして飲む等と、好みに味や香りを調整できますよね。 ストレートで好みの濃さが淹れられるようになったら、レモンやオレンジ等の皮でティーカップのふちの内側をこすり、紅茶を淹れるとほんのりとフレッシュな柑橘系の香りが漂う紅茶となります。時にはスライスを1枚入れてみます。次には、デパートで洋酒売り場を通りがかったら、柑橘系のリキュールのミニチュアボトルを買ってみてください、“グランマニエー”でも“コアントロー”でもよいのです。レモンかオレンジのスライスを浮かせた紅茶に、砂糖を少々を加えます。これがみそですが、砂糖を加えた少し甘いレモンかオレンジのスライス入りの紅茶に数滴から、好みでティースプーン半分くらいのリキュールを垂らします、この紅茶は女性に大人気で、すばらしい香りに気分がさっと明るくなるようです。 次には少し濃い目に淹れた紅茶に、室温に戻したミルクを加えてみます。味がさっとまろやかに変わります、そして砂糖を少々入れてみていただきたいのです。どうも日本人は、緑茶をそのままのむせいか、紅茶に砂糖を入れることに抵抗感があるようですが、ほんの少しの砂糖で、特にミルクティーの時には紅茶の味がとても変わります。ちなみに我が家の子供はハチミツ派です。冬の寒い日には、ミルクティーにシナモンを少々加えてみてください、それからちょっとすっきりしたいときにはしょうがの薄切りを数枚か、絞り汁を数滴加えるとまた美味しいパンチのあるジンジャーミルクティーが出来ます。カルダモンやクローブ、ナツメグなどと言うスパイスをほんの少々入れても、こくのあるスパイスティーが出来ます。ちょっと風邪気味のときはミルクティーにブランディーやラム酒などを加えても体がとても温まります。 このように紅茶は、基本の淹れ方をきちんと覚えれば、色々な楽しみ方が出来ます。夏にはアイスティーのバリエーションも楽しいですし、丸秘の我が家風アイスティーの淹れ方もそのうちそっとお教えいたしますね。
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<紅茶をより美味しく淹れる為に> ここで初心に戻って、美味しい紅茶の淹れ方について基本的な事をチェックしましょう。 日本茶は、良いお茶ほどお湯の温度を低めにしますが、紅茶の場合は水道から汲みたての新鮮な水をよく沸騰させた熱湯を使うのがポイントです。そして、紅茶は日本茶に比べて品質の状態は、比較的長い間保証されていますが、やはり日が経つにつれて味や香りは低下します。大事にしまっておかずに、どんどん新鮮な紅茶を楽しむのも美味しく飲む秘訣です。
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