茶軸+トラックボールの万能選手。
○○○○○○○○■■(8点)
★説明
COMPAQのサーバ機についていたらしいキーボードです。 CHERRYのOEM生産品で、型番から構造、キースイッチにいたるまで全てCHERRY製品です。 外観が同じ物でG80-11802がありますが、これは製造時期と型番が違うだけで内容的には同じ物のようです。 トラックボール一体型のために省スペースでの利用が可能になっていますが、これはイマイチ使い勝手がよくないのでサーバ機につないだ際の非常用と考えるのが順当なところでしょうな。 キーボードのほうはCHERRY茶軸で最高の打鍵感覚であり、まったく文句がありません。 鉄板などで補強はされていませんが打鍵時にもキーボードがたわむような違和感も感じられず、しっかりとした感触です。 テンキー付のうえにコンパクトに詰まっていながらもカーソルキー群などには余裕を持った配置がなされているために、フルキーボードからの移行組の場合でもあまり混乱をすることなく使用することが可能でしょう。 ただ、周辺のキー配列はちょっと特殊なので注意が必要です。 特にファンクションキーなどが2列配置になっていたりするのでファンクションキーをブラインドタッチで多用する方には慣れが必要になってくると思います。 それとトラックボールのブロックが盛り上がっているために、テンキーのゼロを押す際に指がその盛り上がりに引っかかってしまうというストレスも。 なお、同型のものにもトラックパッド版はあるにはあるのですが、こちらは同じCHERRYスイッチでも黒軸を採用していて打鍵反発力はかなり重いですから、やはり茶軸のこいつがって感じです。 注意することは、トラックボールがロジテックセンサーを使用した光学式トラックボールなのですが、これがマザーボードのチップセットによっては動作しないという不具合が数多く報告されているということです。 nForce2マザーはその最たる例で、まず動作しないと思った方がいいでしょう。 どうしても使用したい場合にはPS/2→USB変換コネクタを使用してトラックボールだけUSB接続にするなどすれば可能になります。 ちなみにキーボード側は問題なくPS/2で使用できます。 なお、これは現在いちばん手に入れやすい茶軸採用のCHERRY純正生産品でしょう。 ヤフオクでも定期的に出品がなされ、だいたい10000〜15000円くらいで落札されています。 海外サイトで中古品60〜80ドル、新品100〜200ドル程度で売られているようです。 また、このシリーズにはG80-11802PAJAという日本語版も流通してます。(CHERRYは日本語版のみならず、各国語版を製作しています)
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