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2003.4
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巡検三日目
長安寺の橋の工事はあまり進んでいないようだが
産地は完全にお終いですね。
ただ 例の石置き場はまだあって、午前中、それを叩いて 
僅かばかり バラの三葉虫をゲット。

午後は大森に移動、新しい林道は
クルマが入れないようにしてあって仕方なく歩いていく。

昨年の産地は随分と粉々に砕かれた石が目に付いた。
あまり化石の入っていそうも無い石に見えるが、実は凄いんだろうか?

私は例によって上の産地へ。
こちらは下以上の変わりようだった。
自然崩壊によるものだろうか、
大きく崩れていて以前何処を叩いたか全く分からない有様だった。

化石が密集するどころか、
入っている石を探すのも難しい・・

早くも諦めムードの中、
私は石の表面に浮き出た2本の節のある軸を見つけた。
尻尾だと思っていたその化石は
その場クリーニングで、実はファコプスの完全体
と判明した。

帰宅後、改めてクリーニング。
小さい岩片だし母岩が薄く被っているため非常に難しい。
相変わらずの不器用さとアバウトさで┗(-_-;)┛
真っ二つに割ったり、ようやく頭を被っていた石を
剥がしたと思ったら複眼を飛ばしたりと散々だ・・

体長わずか23mm、まあそれでもファコはファコだ・・\(^o^)/
頭鞍にブツブツがないけど新種かなあ?

本日、ここでの収穫は これと2〜3のカケラのみ。
ちょっとこれからの期待は薄だな・・

2003年4月19日

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啓須とケンたま