ナビゲーションをわかりやすくしよう

ナビゲーションは検索エンジンにとっても重要な要素


ユーザーが迅速に目的のコンテンツにたどり着けるようにするために重要です。
トップページを基準にナビゲーションを整理し、ユーザーがトップページ(ルートページ)からより詳細な内容のページにどのようにたどり着くのか、ウェブマ スターは考える必要があります。

「パンくずリスト」でユーザーの利便性がアップする。パンくずリストとは、ページの上部か下部にある内部リンクを1列に並べたもので、サイトのナビ ゲーションを明確にする上で役立ちます。これを使えば、ユーザーは1つ前の階層やトップページに素早く戻ることができます。

URLの一部を取り除いたらどうなるかも考えようあなたのサイトのユーザーには、あなたの想定外の方法でサイト内を移動する人がいるかもしれませ ん。例えば、パンくずリストを利用せず、URLの一部を取り除くことによって、より概略的なコンテンツを見つけようとすることが考えられます。

ユーザー向けと検索エンジン向けに2つのサイトマップを用意しよう。サイトマップとは、サイト構造を示すシンプルなHTMLページで、たいていの場 合はサイト内のページを階層的に表したリストで構成されます。サイトを訪れた人が、目的のページを見つけるのに困ったときに閲覧することがあります。 Google があなたのサイトにあるページを見つけ出す手助けとなります。XMLサイトマップの利用は、どのバージョンのURLを標準としたいかをGoogleに伝え る有効な手段の1つです。

HTMLのサイトマップと、XMLサイトマップ。HTMLのサイトマップはユーザーが目的のコンテンツを探すため、XMLサイトマップは検索エンジ ンがサイトにあるページを見つけ出すために役立ちます

ポイント.1
自然な階層構造を作りユーザーが、一般的なコンテンツから詳細なコンテンツに、できるだけ簡単に移動できる階層構造にしましょう。必要であればナビゲー ションのページを追加し、サイトのページ間を移動しやすいようにしましょう。

すべてのページ上にサイト内にある他のあらゆるページへのリンクを掲載するような、複雑に絡み合ったナビゲーションを作らない。

コンテンツを細かく分割しすぎない。
※深い階層のコンテンツにたどり着くまでに、20クリックも要することのないようにします。

ナビゲーションはできるだけテキストにし、サイトのページ間をつなぐナビゲーションの多くをテキストリンクにすると、検索エンジンがクロールしやす く理解しやすいサイトにすることができます。多くのユーザーもテキストリンクを好みます。特にFlashやJavaScriptに対応していない機器から アクセスするユーザーは、この方法を好むでしょう。

ナビゲーションをドロップダウンメニューや画像、アニメーションのみで作ることは控える
※ 多くの検索エンジンはサイト内にあるこのようなリンクを見つけることができます。しかし、ユーザーがサイト内のすべてのページにテキストリンクでたどり着 けることができれば、アクセシビリティの向上にもつながります。詳細はヘルプ記事のFlash and other rich media filesをご覧ください。

ナビゲーションはわかりやすさに重点を置いて作成しょう。

ポイント.2
HTMLのサイトマップをサイトに置き、XMLサイトマップも使い、サイト内のすべてのページ、もしくは(何百、何千ものページがあるサイトの場合は)主 要なページへのリンクが張られたHTMLのサイトマップ(sitemap《先頭が小文字》)があると、ユーザーにとって便利です。また、XMLサイトマッ プ(Sitemap《先頭が大文字》)を活用すると、検索エンジンがサイト内にあるすべてのページを発見する手助けになります。

HTMLサイトマップはリンク切れなどを確認し、常に最新の状態を保つ。
HTMLサイトマップを作るときは、ただリンクを羅列するのではなくテーマごとにまとめるなど、整理して並べる。

役に立つ404エラーページを用意し、時にユーザーはリンク切れしたリンクをたどったり、間違ったURLを入力したりして、サイトに存在しないペー ジを訪れてしまうことがあります。このようなとき、ユーザーをちゃんとしたページに導く為の便利な404ページを作っておくと、ユーザーエクスペリエン スを飛躍的に高める事ができます。

404エラーページが検索エンジンにインデックスされないようにする。
※ 存在しないページがリクエストされたときは、404HTTPステータスコードを返すようにウェブサーバーを設定する。

「見つかりません(Not Found)」や“404”というあいまいなメッセージだけを表示する、または404エラーページをそもそも用意しない、ということは避ける。

サイトのデザインにそぐわない404エラーページは使わない。