Audi 80 & A4の歴史
A4自体の歴史は浅い。でも直系のAudi 80の歴史は結構古かったりする。 1966年に『Audi 80』という名のいかにも直系と思われるような車が登場するが、実は『80』は シリーズの名前というより馬力を表す数字でしかなかった。だから直接の直系ではない。但し、現在もそうであるように、 当時の主力モデルではあった。
1966〜1968
全長×全幅×全高(mm)4380×1626×1451
ホイールベース(mm)2490
トレッド前/後(mm)1335/1326
車両重量(kg)980(2ドアセダン)
エンジン形式水冷直列4気筒OHV
ボア×ストローク(mm)φ80.0×84.4
総排気量(cc)1696
パワー80ps/5000rpm
トルク13.5kgm/3000rpm
上で記述した通り直接の始祖ではない。
1972〜1978
全長×全幅×全高(mm)4240×1605×1360
ホイールベース(mm)2470
トレッド前/後(mm)1335/1335
車両重量(kg)925
エンジン形式水冷直列4気筒SOHC
ボア×ストローク(mm)φ79.5×80.0
総排気量(cc)1588
パワー82ps/5500rpm
トルク12.2kgm/3200rpm
上記の数字は、1978年型80GLEである。
このAudi 80こそがA4の始祖なのである。
1978〜1986
全長×全幅×全高(mm)4390×1680×1355
ホイールベース(mm)2540
トレッド前/後(mm)1405/1425
車両重量(kg)985
エンジン形式水冷直列4気筒SOHC
ボア×ストローク(mm)φ79.5×80.0
総排気量(cc)1588
パワー82ps/5500rpm
トルク12.2kgm/3200rpm
上記の数字は、1979年型80GLEである。
デザインは、おなじみのジウジアーロ。6ライト・デザインはこの時に確立するのである。
1982年末にクワトロモデルを追加。
1986〜1991
全長×全幅×全高(mm)4395×1695×1385
ホイールベース(mm)2535
トレッド前/後(mm)1410/1430
車両重量(kg)1230
エンジン形式水冷直列4気筒SOHC
ボア×ストローク(mm)φ82.5×92.8
総排気量(cc)1984
パワー110ps/5300rpm
トルク17.3kgm/3250rpm
上記の数字は、1989年型80 Quattro である。
Audi 100 譲りの空力ボディで、Cd値は0.29を達成。
日本でも良く売れました。特にバブル期においては、奥様・お嬢様御用達として人気を博した。
1991〜1994
全長×全幅×全高(mm)4485×1695×1400
ホイールベース(mm)2610
トレッド前/後(mm)1440/1465
車両重量(kg)1280
エンジン形式水冷直列4気筒SOHC
ボア×ストローク(mm)φ82.5×92.8
総排気量(cc)1984
パワー115ps/5400rpm
トルク16.6kgm/3200rpm
上記の数字は、1994年型80 2.0E である。
フロント回りのデザインを一新。重厚なグリルになり、現在のAudiの顔を確立する。
Audi 90との統合を果たし、直列5気筒モデルも存在した。
ただし日本ではあまり売れなかった。
1994.11〜2000.10
全長×全幅×全高(mm)4495×1735×1410
ホイールベース(mm)2625
トレッド前/後(mm)1495/1480
車両重量(kg)1280
エンジン形式水冷直列4気筒DOHC 5バルブ
ボア×ストローク(mm)φ81.0×86.4
総排気量(cc)1780
パワー125ps/5800rpm
トルク17.1kgm/3500rpm
上記の数字は、1998年型1.8である。
相変わらずCd値は良好で0.29。FRを凌ぐFFとして注目を浴びる。
1999年に初めてのマイナーチェンジを行う。
2000.10〜2004.9
全長×全幅×全高(mm)4555×1765×1430
ホイールベース(mm)2645
トレッド前/後(mm)1520/1510
車両重量(kg)1470
エンジン形式水冷直列4気筒DOHC 5バルブ
ボア×ストローク(mm)φ82.5×92.8
総排気量(cc)1984
パワー96kW(130ps)/5700rpm
トルク195Nm(19.9kgm)/3300rpm
上記の数字は、2001年型2.0である。
高ボディ剛性、高衝突安全性を確保する為、一回り大きく重たくなってしまったのは残念。
2004.10〜
全長×全幅×全高(mm)4585×1770×1430
ホイールベース(mm)2645
トレッド前/後(mm)1520/1510
車両重量(kg)1470
エンジン形式水冷直列4気筒DOHC 5バルブ
ボア×ストローク(mm)φ82.5×92.8
総排気量(cc)1984
パワー96kW(130ps)/5700rpm
トルク195Nm(19.9kgm)/3300rpm
上記の数字は、2007年型2.0 Attraction である。
シングル・フレーム初採用となったB7、ヘッドライト回りが一新されたが基本骨格はB6を継承。フルモデルチェンジというよりは、ビッグマイナーチェンジと言うべきだろう。