自分でできる防音-アン・ノイズ

■ ソリッドガラス 《 Q&A 》

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ソリッドガラス / よくあるご質問

窓に貼る防音材 ソリッドガラス / 新しいタブで開きます。

  • ソリッドガラスの防音性について

    Q: ソリッドガラスを使わないで調整用ソリッドガラスだけで貼っても防音効果は同じですか?

    A: 同じです。
    防音効果(性能)は、SG-718、SG-717(調整用ソリッドガラス)、SG-823、全て同じです。
    ソリッドガラス(SG-718)に補助採光ガラスが付いているのは、設置後の室内の照度低下を補う為です。防音効果は、SG-718、SG-717(調整用ソリッドガラス)とも同じです。

    Q: 3ミリ厚のガラスにソリッドガラスを貼った場合、防音性能はどの位になり、何dB向上しますか?

    A: 3ミリ厚ガラスを含めたトータルの質量は約3倍となり、音響透過損失は 約 33dB [ 500Hz時 ]になります。ソリッドガラス貼り付けによる向上値は、7〜8dB [ 500Hz時 ]となります。
    5ミリ厚ガラスにソリッドガラスを貼った場合、音響透過損失は 約 35dB [ 500Hz時 ]となり、ソリッドガラス貼り付けによる向上値は、5〜6dB [ 500Hz時 ]となります。
    ご注意:dBという単位は対数単位です。

    詳しくは、防音性能と重さの関係 新しいタブで開きます。をご覧下さい。

    Q: 窓全体に貼らないと効果はないのでしょうか?

    A: 窓の一部にソリッドガラスを貼ると、貼った部分だけ音の伝わりが小さくなります。 しかし、貼っていない部分から音が入ってきますので部屋全体としては期待するほどの効果にはなりません。

    ※試しにガラス1面だけに貼り、音の伝わりの違いを確かめられてから窓全体に貼るのも一つの方法ですが、確実に防音効果を実感して頂く為には,部屋内のすべての窓全面に貼って頂く必要があります。

    Q: 補助採光ガラスの部分から音漏れしませんか?

    A: 音漏れしません。ソリッドガラスの防音性能は、5mm厚のガラスと同等です。補助採光ガラスの厚さは約4〜5mmありますので、ソリッドガラスの部分と防音性能は変わりません。

    Q: 5ミリ厚のガラス窓にソリッドガラスを貼り、さらに防音カーテンを設置した場合、どの位騒音を低減できますか?

    A: 防音カーテンの仕様を
    @重さが1.5kg/u以上の防音カーテン。
    A音漏れとなるスキマがないように設置。
    B窓と防音カーテンとの距離が 15センチ以上ある事。
    とした場合、低減量は 10dB程度[ 500Hz時 ] になると思います。
    ■防音カーテンの構造上、スキマを全くなくすることは困難ですので、現実的には、8〜9dB程度の低減になると思います。 また、防音カーテンでは低音域の軽減は困難です。
    ※防音カーテン選択のポイントは、質量[ kg/u]がどれくらいあるか と「密閉性」に工夫があるかどうかです。

    Q: 内窓を設置したのですが、車のマフラー音の「ボッボッボッ」という低音が残って耳障りです。御社のソリッドガラスを内窓に貼り付けて、この低音を低減できますか?

    A: 低減できます。
    ソリッドガラスは、振動抑制により、低音域をムラなく低減させる事ができます。
    ただし、内窓が樹脂枠の場合、枠の強度不足の恐れがあるため、 外側のアルミサッシ窓の室内側に ソリッドガラスを貼り付けなければなりません。
    詳しくは、窓ガラスに設置した場合の効果 新しいタブで開きます。をご覧下さい。

    ※ 2重サッシのように空気層を使う防音では、空気層の厚さによっては、低音域の防音性が向上しない場合があります。
    詳しくは、空気層と防音性能 [ ガラス窓の場合 ] 新しいタブで開きます。をご覧下さい。

  • ソリッドガラスの設置について

    Q: 専門知識がなくても設置する事ができますか?

    A: できます。 ソリッドガラスは、初心者でも設置できます。 詳しくは、ソリッドガラスの設置と除去 新しいタブで開きます。をご覧下さい。

    Q: 幹線道路が近くにあり、振動があります。 貼ったソリッドガラスが窓から落ちてしまう事はありませんか?

    A: ソリッドガラスが振動で落ちることはありません。 複数の水溶性高分子を配合していますので再湿のりには強い接着力があります。

    Q: 賃貸住宅に住んでいます。窓ガラスにソリッドガラスを貼って、部屋を退去する時に元に戻せますか?

    A: 元に戻せます。 ソリッドガラスは、4種類の水溶性高分子で固化されています。そのため時間の経過によって一部の高分子が劣化しても 他の高分子の水溶性が維持されるよう配合されていますので、除去できなくなるような事はありません。
    詳しくは、ソリッドガラスの設置と除去 新しいタブで開きます。をご覧下さい。

    Q: ドアにソリッドガラスを貼る事はできますか?

    A: ドアの表面材質には様々な種類があり、ソリッドガラスを定着させる事ができない場合がありますので、 [ ドアには貼る事はできない ] とさせて頂きます。 どうかご理解頂けますよう宜しくお願い申し上げます。

    Q: 普通のサッシです。 ソリッドガラスの重さにサッシは耐えられますか?

    A: 耐えられます。
    一般的な掃き出し窓(1.8m×1.8m )の場合、約50kgの荷重に耐える事ができます。( サッシ1枚当り ) ソリッドガラス貼り付けによる重量増は、サッシ1枚当り約14kgです。 既存のアルミサッシ(ガラス含む)がたとえ20kgであったとしても合計で35kg以下となり、充分耐えられます。

    一般的なアルミサッシは、厚さ9ミリまでのガラスを設置する事ができます。 耐荷重もそれに合わせた設計がされています。
    ご自身の体重をかけてサッシが開閉できるなら大丈夫です。
    ただし、開閉にガタツキがある場合は、必ずサッシの調整を行ってからソリッドガラスを設置して下さい。 重量増により開閉できなくなる恐れがあります。

    サッシの調整方法 新しいタブで開きます。

    Q: 柔らかいシート状の透明な窓用の防音材はありませんか?

    A: 柔らかいシートは、塩化ビニール樹脂やポリオレフィン樹脂などでできています。 これらは比重が小さいため防音性はあまりありません。(比重:1.0〜1.2)これらの樹脂に高比重の物質(鉄粉、バリウム )を混ぜて成形すると遮音シートができあがります。 軟質シートの防音材は、樹脂の中に高比重物質が浮かんでいる状態です。

    《 遮音シートの断面構成 》

    遮音シートの断面図

    ( 高比重物質の割合を増せば、樹脂成分の割合が減るため柔軟性がなくなり、 少し曲げると折れて割れてしまうシートになります。 ) そのため、シート系防音材は、使い勝手が良い反面、防音効果に限界があります。

    まして、透明性を求める場合、光の透過性があって高比重の物質はガラスか鉱石類しかありません。 上記の樹脂にガラス粉を練りこみ柔らかいシートができたとしてもガラスは鉄粉やバリウムに比べれば比重が小さいため 充分な防音性を得ることができません。( ガラスの比重:2.5、 鉄粉:7.85、 バリウム:4.5 )

    光透過性を求めつつ高い防音性を得るには、樹脂にガラスが浮かんでいる状態ではなく、 押し固めたガラスの隙間に樹脂が入り込むような構造にする必要があり、結果として硬い物になります。
    ※ソリッドガラス中の防音材成分の重量比率は、 98.5% / 樹脂成分:1.5% です。

    《 ソリッドガラスの断面構成 》

    ソリッドガラスの断面図
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