ステンレステーパーキャップボルト
旋盤の練習を兼ねてステンレスのキャップボルトの頭をテーパーに削ってみました。
元ネタはモトメンテナンスです(笑)
最初はキャリパー固定用にM8を削ってました。テーパーは10度です。
旋盤はこんな感じです。
会社で一番小さな大隈鉄工所の6尺旋盤で製作しました。
これと同型の大隈LS型旋盤は昭和34年シカゴショウで発表されました。
おいらの生まれる遙か前に製作された旋盤です(笑)
横浜のポリテクセンターにも新しい同型の旋盤がありました、今も作っているんでしょうか気になります。
話は変わりますが私はOKUMAのNC加工機が大好きです。
なぜなら機電一体型なので電気系のトラブルは皆無でさらに加工者の為を思って設計されています。
CNC装置最大手のファナックを積んだ他社のNC加工機は自動化には大変いいと思いますが、一品物を製作する場合にはとっても使いづらいと思います。
だんだん汎用旋盤になれてきたところでブレンボのキャリパーを固定しているボルトも作ってしまおうっと考え大量生産(笑)
ステンレスのボルトを使う場合は熱膨張率が大きく、摩擦抵抗が大きい為かじりが発生しやすくなります。
それを防止するためにネバーシーズなどの焼き付き防止剤を塗布してください。
ステンレスのボルトがかじるとまず取れません。
さらに調子に乗ってモンキーのボルトを殆どテーパーキャップボルトに変えてしまおうと、モンキーで多数使われているM6の製作に取りかかりました。
M8を作っていた頃にはM6なんて小さくて難しいなぁって思ってましたが、結構簡単に行けます。 やはりテーパー角は10度です。
後から知ったんですが、RCエンジニアリングから同じようなボルトがもっと高品質で売っています。
ただし値段がそれなりにするので旋盤を使える方は自作ですね(^^)