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Miss Abrams and the Strawberry Point 4th Grade Class

Mill Valleyにある学校「Strawberry Point Shcool」の先生であるRita Abramsが生徒達と作り上げた子供物最高峰のアルバム。Erik Jacobsenに見いだされた人ですが、その作曲能力はすばらしく、このアルバムに収録されている「Mill Valley」という曲がヒット。それをきっかけにあの「LIFE」誌に取り上げられ ました。胸が苦しくなるような切なくて心温まるフォークソングを聞くことができます。

WHA'D'YA WANNA DO?/PETER ALSOP

コネチカット生まれのフォークシンガー、PETER ALSOPの子供向けレコード。米国版「歌うお兄さん」な感じの人です。Rita Abrams同様、この人もサウスブロンクスの学校で先生をしてました。でも週末にはセントラルパークでギター片手に歌を歌う日々を過ごしていたようです。元々子供好きらしく、作る曲も子供向けの曲がほとんど。75年に最初の一枚をリリースしてから91年までアルバムを出し続けています。このアルバムは自分のレーベル、MOOSE STOOL MUSICのファーストリリース。 この人、声がいまいちだと思うんですが子供がコーラスを取る曲はどれもすばらしいです。

BEWARE!/THE BANTAMS

子供3人組ガレージバンド。66年にリリースされたこのアルバムのみで終わってしまったみたいです。オリジナル曲はないですがビートルズの曲を数曲カバーしてます。12歳、10歳、9歳というちびっ子3人なのにとってもうまい。それも納得、コンテストで優勝したことがきっかけでデビューしたそう。でも声変わりしてないところがかわいらしくて憎めない。RE/SERCH誌にもこのアルバム、取り上げられていました。

Gulliver'sTravels BEYOND THE MOON/MILTON&ANNE DELUGG

MILTON&ANNE DELUGG夫婦による子供アニメのサントラ盤。とにかく一曲目の「THINK TALL」が最高。スペーシーなイントロから始まるウキウキ感満点、アップテンポな一曲。あとピチカートファイブもサンプリングした「SPACE WALK」も最高。SPACE AGEなこのアニメ、実は日本のSCI-FIモノ。66年に作られたアニメで製作に関わったのは全て日本人。

PLAYING GAMES AND HAVING FUN/THE DO-RE-MI CHILDREN'S CHORUS

76年製作のこのアルバム、ジャケのかわいらしさもすばらしいですが内容も抜群。 一曲目からリズムが跳ねててワクワクします。なかでも僕が一番好きなのはバカラックの 「WHAT'S NEW PUSSYCAT」のカバー。この曲はとっても愛嬌のあるすばらしい曲でこれを子供コーラスで歌われたらもう言うことありません。大人も子供も心地よい気分にしてくれる 子供もの。他のアルバムも良いです。

MERRY CHRISTMAS FROM THE BRADY BUNCH/BRADY BUNCH

アメリカでは猛烈なコレクターが多く、研究本まで出ているBRADY BUNCHのファーストアルバム。70年頃に放送されていたミュージカル番組に出演していた6人組。BRADY BUNCHというとこれ以降のアルバム「MEETS THE BRADY BUNCH」等が日本ではとても人気がありますがこのアルバムもすばらしいです。ポップさという面ではこれ以降のジャッキーミルズがプロデュースしたモノにはかなわないけど純粋な子供の歌声が聞けるという点では完成しきっていないこのアルバムの方に魅力があると思います。メジャーなクリスマスソングのカバーばかりですがクリスマスもの企画盤としてはすばらしい出来。

THE FAMILY OF APOSTOLIC/THE FAMILY OF APOSTOLIC

家族で構成されたグループ。詳しいことはよく分かりません。アシッドフォークなテイストが強いですがすばらしい曲が詰まっています。特に「OLD GREY HOUSE」はその美しさに感動します。子供物としてはかわいらしい歌声を聞かせてくれる「TALKING ME HOME」がベスト。

TONIGHT YOU BELONG TO ME,A SMILE AND A RIBBON/PATIENCE &PRUDENCE

これも子供物としては非常に有名で人気があります。詳しい内容はMONDO MUSICをご覧になって下さい。それにしてもなんで子供物っていうのはこんなにいいんでしょう?とってもキュート。メロディ、アレンジ等すべておいしい組み合わせ。子供のレコードに大人の気合いが感じられる。両面とも最高なシングル。もちろんアルバムでも聞けます。女の子におすすめ。

MOI,JE DORS AVEC NOUNOURS.../KARINE ET REBECCA

PATIENCE &PRUDENCEとキュートさではまったくひけを取らないフランスの子供2人組KARINE ET REBECCAの4曲入りEP。PATIENCE &PRUDENCEと同様、子供物としての魅力、かわいらしくて分かりやすい、でもどこか不思議な感じをもたせるレコード。なかなかこの子たちのレコードは見つけられなくて苦労して集めてます。そんななかの一枚。

WHO SENT THIS LOVE NOTE?/THE LADY BUGS

ガールズ・イン・ザ・ガレージというコンピレーションにも収録されているLADY BUGS。同名のグループがチャタフーチーレーベルにもいますがそれとは別でこのグループは子供物でかつ女の子、それに加えてサーフものという僕にとってはこれ以上ない魅力溢れた一枚。こういったシングルは謎が多いモノが多くて、このグループについても全く情報がなく詳しいことは分からないんですが内容は最高。、もう一曲「FRATERNITY,U.S.A」も抜群のかわいらしさを持っています。

VIVA LA MUETRE"ECKOLEG"/GRETHE AGATZ

謎のイタリア映画「VIVA LA MUETRE」のサントラ。まったくどんな映画なのかわかりません。で、これはシングルなんだけど不思議な子供物。エコーの深いサウンドでハンドクラップに合わせて子供が歌ってる。なんとなく牧歌的で不思議な世界に引き込まれる珍盤。

CHILDREN/GERARD DOULSSANE,LAWRENCE WHIFFIN

フランスのモンパルナスからのライブラリー。クラブで人気のJANKO NILOVICで有名なレーベル。これは子供もの。といっても別に子供が歌ったりしてはなくて子供のやんちゃな映像のバックに流れるような音楽。内容はちょっとおさえめなペリキンのよう。MOOGが全編に流れててとてもかわいらしい。特にA1「COMIC CIRCUS」はホントにサーカスに来ているような驚き連続な曲展開で最高。

高木盛宏
 長い付き合いです。もう5年近くになるでしょうか。今じゃバリバリのエンジニアです。ハイファイ周辺には数少ない理工系のお客様。音楽の好みは日常感にあふれた音楽よりも、想像力を刺激する、聴き手をちょっと別の場所に連れていってしまう、そんな音楽が好きなように見受けます。すごくヒップで不良で知的な音楽も好きかな。そんな彼が選び出した音楽は
monophonic labにサーフィンすればばっちりです。「子供もの」12連発なんて、驚きました。うれしいです。



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