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Diary 1999

8月4日(金)神戸第一劇場
8月5日(土)ナニワミュージック
8月7日(月)奈良スターミュージック
8月9日(水)DX東寺
8月10日(木)まさご座
8月11日(金)晃生ショー劇場
8月12日(土)DX東寺
8月14日(月)東洋ショー劇場

8月22日(火)晃生ショー劇場
8月25日(金)ナニワミュージック
8月26日(土)DX東寺
8月29日(火)晃生ショー劇場
8月30日(水)TSミュージック


2000年8月4日(金)神戸第一劇場

1.??(不明)
2.桐島のんさん
3.城直美さん
4.??(不明)
5.日野沙織さん
6.月丘雪乃さん

桐島のんさん
最初はきらびやかな装飾が織り込まれた赤のゴージャスなドレス。優雅で、しかも、ダイナミックに踊られていた。
次は、ボンデージ系の黒の衣装で、非常にグロテスクな雰囲気。
ボクはのんさんのタッチのときの会話も好きだ。最初、けだるい感じで登場するが、日常のエピソードを交えて、実に楽しい。

日野沙織さん
日野さんは久しぶりの観劇。1、2曲目のにこやかさは少し落ち込み気味だった劇場の雰囲気を一気に楽しくさせるような気がした。
タッチでも、ハスキーなかわいいお声で誘われているお客さんをハタで見ていると、つい自分も誘われてしまいたくなる。

月丘雪乃さん
上から下まで、白一色。頭には羽の冠。ビーズの髪の装飾。スパンコールのついたビキニの上に、シースルーの袂の大きなガウンのような衣装をまとって登場。
(この劇場のステージは形がほぼ正方形で、その中心に回転盆がある。)
最初、盆に乗って膝立ち(?)の姿勢、顔は衣装の袂の部分で覆っている。曲が始まると、盆からの青い光と頭上からの白い光の中、盆が回りだす。
幻想的というか、実にシュールなイメージが想起される。その後、顔が現れると、衣装などから、クレオパトラをイメージしているのではないかと感じた。
2曲目はアップテンポになるが、しかし、1曲目の雰囲気を引きずっていて、とても手拍子をする気にはなれない。
3曲目は一転して孤独感を醸し出し、4曲目、5曲目と少しずつ開放感を漂わせていく(5曲目は、ダンスにも使えそうなアップテンポさ)。その中をゆっくりとした動作で、美しくポーズを決めていく。
ボク的には、この演し物が「本舞台があって、花道があって、盆がある」という一般的な形態のステージになったときに、どんな演じ方をされるのだろうという興味も尽きないが、最初のあのシュールなイメージが強烈で、神戸のステージともマッチしているのが、意外でもあり印象的だった。

Report No.114

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2000年8月5日(土)ナニワミュージック

1.石田汐海さん
2.小杉ゆうなさん
3.豹香さん
4.吉井美希さん
5.小林愛美さん
6.草凪純さん

3回目の2から最後まで観劇。
7月の上旬に某氏からタンバリンを授かり、密かに(?)練習を重ねていたが(と言うほどでもないのだが)、今一歩踏み出す勇気がでず、今日はこれまた別の某氏に背中を押してもらおうと(他力本願)、某氏が今週皆勤される予定になっている劇場に向かった。もちろん、ステージを見に行くのが第一の目的であるには違いないが。

石田汐海さん
時折、ポーズや表情がキラリと光るようなところを感じ、自然と気持ちが引き付けられ、見逃せない魅力のように思えた。

豹香さん
ベッドでは叫びのようなものが感じられた。それがどこから来ているものなのか想像できるはずもないが、自分の自由にならない社会への苛立ち、もしくは自分自身への苛立ち、のようにも思えたが、考えすぎか。

小林愛美さん
赤を基調にした和服。「おいらん」風。
1曲目。日舞。3回目のステージを拝見したときは、豪華絢爛といった風情のように思えたが、4回目、「狂気」のようなものを感じた(もちろん、悪い意味ではない)。その豪華絢爛さが日常には味わえないものでもあるし、妙なお祭り騒ぎ的も感じていた。だが、底抜けに明るい感じではなく、独特の異様さがあり、そこに狂気らしきものを感じたような気がしていた。特に、1曲目途中、花道で立った姿勢で、手をくるくると回しながら、体を上下動させるところは、まさに狂喜乱舞といったような雰囲気を感じた。
続いて、2曲目は脱ぎのパートで、少しずつ中に着ていた白のシースルーのドレスのような衣装がおもてに現れる。
3曲目。ピアノのソロ曲。一転して、天照大御神や卑弥呼を思わせるような神々しい女人。曲はどちらかというと中国風なので、本当はボクのイメージとは違うものなのかもしれない。しかし、その圧倒的な存在感には目を見張るものがある。やはり、踊り子さん本人の自信が裏づけとしてあるように思える。
ボクは真正面からこのステージを拝見したが、花道を歩いてこられる部分や本舞台に下がっていくところなどに、特に、存在感の大きさ故のオーラのようなものを感じ、決めのポーズでは思わず(手が勝手に)拍手をしていた。

3回目の6あたりだったろうか、某氏がタンバリンを手に目の前に現れ、そのタンバリンをボクの目の前に差し出した。ボクは多少苦笑いをしながら、しかし、気持ちは「待ってました」とばかりに、それに喰らいついていた。
客席最後尾のベンチでおもむろに叩き始めた。ボチボチ叩けていた。想像していたより、練習の効果があるような気がした。しかし、時々、他のタンバリンの音と合わない時がある。まずは、正確に叩けるようにならないといけないな、と思った。

Report No.115

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2000年8月7日(月)奈良スターミュージック

1.巽翔子さん
2.姫さん
3.愛原らむさん
4.未対歩さん
5.小雪さん
6.七瀬樹里さん

3回目の6の途中から最後まで観劇。
3回目のパチンコフィナーレ時、踊り子さんたちの和気藹々とした雰囲気がとても楽しげで、今日の楽しい観劇が予感された。そして、実際に楽しい観劇になった。

巽翔子さん
何度かステージを拝見したことがあるが、今日ほど感じ入った日はないような気がした。今まで拝見したときはどこか気丈な感じがしたが、今日はどちらかというと柔らかな雰囲気である(少し頼りなげにも見えるが、それは言いすぎか)。そんななかでのオナベッドの熱っぽさがとても感じ入った。

さん
まだ、デビューして間もない踊り子さんのようである。体のラインがきれいで、堂々としたところは新人離れしているとも言えそう。
それにしても、「最近の若い子は人前でもあがらずに、どうどうとしているねぇ」なんてことを思ってしまっている自分は、おじさんに片足(両足?)を突っ込んでいるのだろう。

愛原らむさん
今週がデビューらしい。
最初はブリブリ系。ベッドではアップテンポの曲を使っていて、工夫をこらしているのがよくわかる。特にベッド2曲目は、ボクの年代にはおなじみのロックをラップ風にアレンジしたもので、ベッドであるにも関わらずノッてしまいたくなる衝動にかられる。ベッドでの気持ちの入り方も、好きな部分だ。

未対歩さん
長い手足をつかって、ダイナミックな印象のあるダンスだった。特に2曲目はキレのよさも感じられて、見ていて気持ちがよかった。
後半はピンク板ショー&タッチ。お客さんとの会話も楽しい。

七瀬樹里さん
緑のセパレートの衣装。
前半のダンスは、ステージのすべりやすさを気にされていたのか、ステップの元気良さやターンも少ないような気がした。少し元気もない気がしたが気のせいか?(ポラはいつも通り、テキパキしていた)。
後半のベッドはいつもに増して、感じ入ってしまった。オナベッドのなまめかしさもそうだが、それ以上に感じたのは最後の曲の部分。女性のやさしさ、しなやかさ、しっとりとした情感、より進化した連続ブリッジ。ポラのときの応対の仕方や、今までのステージで感じた「テキパキ」って感じの七瀬さんとは違った、大人の女性の部分が見えるような気がした。

今日もタンバリンを叩いた。3回目のフィナーレからだった。他にもタンバリンさんはいたが、顔見知りの方はおらず、先日のナニワよりは多少心細さがあった。それと、七瀬さん以外は、どんな曲を使ってられるのかもわからず、果たして、叩きだして、もし、ついていけそうにない曲だったらどうしようか?などという不安も頭にもたげていた。だが、幸運にも、最も大変な曲が七瀬さんの1曲目とポラ曲だった。まだまだタンバリンを叩くことに意識がいってしまいがちだし、まだまだリズムがくずれてしまう部分があるのも確か。日ごろから練習するしかないか。

Report No.116

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2000年8月9日(水)DX東寺

1.水森さやかさん
2.水玉きりんさん
3.素人ステージ
4.一愛遥さん
5.葵麗奈さん
6.秋本えり子さん
7.小森まみさん

3回目の5の途中から最後まで観劇。

水森さやかさん
むちむちボディ、愛嬌のある笑顔、感情の入り込んだベッドは健在のようだ。
オープンの時に私に向けて手拍子をされていた気がしたが、多分、私の叩くタンバリンが曲のリズムとまったく合ってなかったので、「このリズムよ」って感じで叩いてくれていたのかもしれない(気のせいかもしれないが)。しかも、イヤな顔はせずに、笑顔で。申し訳ないやら、ありがたいやら、複雑な心境で、タンバリンを叩いている自分がいた。

水玉きりんさん
大柄の踊り子さん。ステージではいつもながらに汗だくになって、一生懸命さが伝わってくるように思えた。

秋本えり子さん
色白でかわいい踊り子さんだと思った。身長が高くスタイルもキレイである。ベッドでは、その長い手足を使ってのポーズ、振りが実にキレイに決まっていたように思った。

小森まみさん
黄色やその他の色を使ったドレス。最初はサンバ風。このステージは何度か拝見している。
1曲目、ノリのよい曲をバックにひとしきり踊られたあと、2曲目から全く雰囲気を異にする。ここから、ストーリーを感じるような気がする(勝手な想像だが)。
地底に住む大地の精か、悪魔か?小森さんの端整な顔立ちは、そのときどきの表情によって悪魔的に思えるときがあるが、この部分でも少々悪魔的な感じがした。そして、最後の曲の最後の部分でパントマイム的に地上から垂らされたロープをつたって、地上に上っていく。この最後の曲は、私もとても好きな曲で、大地のおおらかさ、自然の神秘のようなものを感じるのだが、それを使ったこのステージも私にはそれがイメージされているように感じた(これも、勝手な想像だが)。

DX東寺は特に昨年改装後の印象で、曲をすごく大きな音で鳴らす劇場だと思っていたのだが(鼓膜が破れそうになるくらい耳が痛いと思ったときもあった)、今日はとても音が小さかった。もしかしたら、それに気づかなかっただけかもしれないが。そんな中で叩いたタンバリンは、テンポがずれることがしばしばあって、非常に申し訳ないと思った(こういうときは、潔く手拍子にした方がよかったかな、と後になって思う)。

Report No.117

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2000年8月10日(木)まさご座

1.樹里さん
2.??(不明)
3.雪乃さん
4.夏木萌さん
5.山口麗奈さん
6.竹光あやさん

1回目最初から3回目の最後まで観劇。

雪乃さん
白のエナメル地のジャケット。黒のショートパンツ。
最初の曲は、私の年代には懐かしいハードロックの曲をアレンジしたもので、テンポも早くなっている。その時のダンスも、ところどころでズバッとした感じの振りがよく決まっているように思った。また、眼光も鋭い感じがした。

山口麗奈さん
虹色の衣装。
色白で小柄なかわいい踊り子さんだと思った。前半のダンスではその雰囲気のままに楽しそうに踊られていたし、振りもしっかりと決められていたのが印象的だった。後半のベッドでは、一転して、大人の部分が表に現れる。情感豊かに、そして、端々に妖麗さも感じるような気がした。
また、ポラ時のおしゃべりが、どこか人を食ったような印象があって、舞台度胸もさすがだなとも思ったし、最初見たときの印象とのギャップもあって、とても楽しめた。

竹光あやさん
青いドレス。但し、堺のときと比べると3曲目がカットされていたのと、2曲目と4曲目(ここでは3曲目になるが)の後ろがカットされていたので、多少雰囲気が異なるステージになっているように思った。表現自体も感情を表に出すのではなく、ひとつひとつの振り、ポーズをキレイ決める方を重点にしているような気がした。
そうした中での青いドレスは、その落ち着いた雰囲気にピッタリで美しかったと思う。

この日はまさしくひとりタンバリン。1度たたき出したら曲の途中で止めるわけに行かないので、それなりの覚悟を持って臨んだ。ところどころで、はずしてパニクるときもあったが、あまり大崩れしなかったのは幸いか。

Report No.118

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2000年8月11日(金)晃生ショー劇場

1.神田優子さん
2.優崎りのさん
3.素人ステージ
4.瀧川詩織さん
5.山口麗奈さん
6.鈴木麻奈美さん

3回目の4から最後まで観劇。

神田優子さん
何度も拝見した演し物だが、タンバリンを叩きながらは初めて。新鮮な気持ちで見れた気分。

優崎りのさん
久しぶりの観劇になる。
1曲目、少し幼い感じのする優崎さんのそのままのイメージで元気で楽しいダンス。2曲目以降は、金色のスパンコールのセパレートの衣装で、一転して大人っぽさが前面に出てくる。雰囲気も落ち着いた感じだったように思う。
ベッドは、このステージ最初のイメージはどこへ行ってしまったのか?と思えるほどの色っぽさを感じる。

瀧川詩織さん
この日デビューの新人さんらしい。細身でスタイルのよい踊り子さんだと思った。
それにしても、どんどん新人さん(しかも、スタイルがいい踊り子さんが多い)をデビューさせている晃生ショー劇場、恐るべし。

山口麗奈さん
前半は昨日拝見したものと同じ。ベッドは異なるものだった。
昨日は山口さんの大き目の目に多少の違和感を覚えるような気がしたが、今日はその目がとても魅力的に感じた。「目は口ほどにものを言う」というか、特にダンスのときの目の動き、目線にいろいろな表情が現れるような気がした。
昨日と異なるベッドも、ひとつひとつのポーズ、振りがしっかりしていて、かつ、情感豊な表情もあって、感じ入った。
それと、ポラのときのおしゃべりも楽しく、親しみやすさを感じる踊り子さんだと思った。

鈴木麻奈美さん
3回目と4回目を拝見したが、前半のダンスはそれぞれ別のものだった(4回目のは、何度か拝見している青の衣装)。
3回目、ステージが始まるやいなや、物凄い勢いで踊り始めるので、あっけにとられていた。相手はプロだから心配する必要もないのだが、「最初からそんなに飛ばして大丈夫か?」なんて思ってしまった。当然、大丈夫だったのだが。
それにしても、3回目も4回目もとにかくノリノリな感じのダンスで、拝見していて、思わず体がリズムを刻んでしまいそう。
後半のベッドは、どこか憑かれた感じがするほど集中力が高く、本当にゆっくりと淀みなく、振り、ポーズを決めていく。ベッド最初の部分でシースルーの布を体の前で持って顔がそれに隠れる場面があるが、その布越しに鈴木さんの顔がおぼろげながらに見えるところは、どこかミステリックな感じを受けるような気がした。

Report No.119

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2000年8月12日(土)DX東寺

[一部]
1.素人ステージ(チームショー、タッチ、パラパラ)
[二部]
1.松本小夜さん
2.石田汐海さん
3.桜沢まみさん
4.奥菜つばささん

以上の3回公演。

2回目二部の最初から最後まで観劇。

松本小夜さん
緑の衣装(よくわからないがインド風?)。
1曲目は少し抑え目だが、2曲目はビートの効いた曲で、かっこよくダンスを踊られていた。特に、曲のアクセントに合わせて手などを大きくアクションを起こすところは、かっこよさが倍増といったところか。劇場の広さもあって、大きく動くところなどにスピード感も感じられた。
ベッド。入りの部分で盆に上られたとき、客席後方から空調の風が松本さんの髪や衣装をなびかせて、とてもいい雰囲気。また、ベッド中に、ここぞという場面で背をまっすぐにする場面(脚は多分膝立ち状態、背はまっすぐか少しそらせた状態で、姿勢が右左に傾かず垂直...と書けばわかってもらえるだろうか)は、凛としている印象がある。

石田汐海さん
先日、ナニワミュージックで拝見したときと同じ演し物。
前半のダンスはいわゆるブリブリ系だと思うが、表情が非常に落ち着いているように見える。
ベッドでは、盆の上にうつぶせに寝そべってかぶりつきのお客さんに目と目を合わす。この部分が、石田さんの最も魅力的なところが見れるのではないだろうか?あの表情、あの目、石田さんの優しさ、包容力が伝わってくるような気がした。そして、私はやすらぎを与えてもらったような気がする。
最後の曲、出だしが伴奏が無い状態で女性ボーカルが歌いだす。そのなんとも言えない静けさの中、ゆっくりとポーズを決めていく。思わず、ほろりとした場面だった。

素人ステージ
7人のチームショー、2人のチームショー、有料タッチ、パラパラという構成。チームショーは結構息があっててカッコよかった。
素人ステージで、「タ」叩かせてもらったわけだが、プロのステージのときほどナーバスにならず、リラックスしながら叩けたが、お客さんもしっかりとステージを見ていてとてもいい雰囲気で、その分叩き甲斐もあったし、ほどよい緊張感があって、とても楽しかった。ちょっとクセになりそう。(自爆)
パラパラは延々叩き続けることになるので最初は少し心配したが、叩き慣れてきて持久力がついたか力の抜きどころを覚えたかわからないが、最後まで叩くことができてホッとした。
この日は少し握り方を変えたこともあって、変に緊張したり気が抜けたりすると、すぐ「あわわわ」状態に陥るが、少しは安定してきたような気がする(手拍子感覚まではまだまだだが)。

Report No.120

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2000年8月14日(月)東洋ショー劇場

1.篠崎ひめさん
2.雨宮琴さん
3.早乙女夢美さん
4.森田久恵さん、小森まみさん、日吉亜衣さんのチームショー
5.素人ステージ

2回目の3の途中から4回目の4まで観劇。

篠崎ひめさん
白地に青の模様の入った丈の短い和服。
最初元気よくダンス。独特のしなを作って少し頼りなげな感じもするが、だまされてはいけない(笑)。2曲目の最後の部分で、曲のテンポより少し緩めながら、かつ、表情もしっとりとした表情に変えつつ、盆に上る。この「テンポを少し緩めながら、かつ、表情もしっとりとした表情に変えつつ」というところは、只者ではないなという気がする。
次はポーズベッド。篠崎さんのポーズベッドは、私は初めて。雰囲気的にはオナベッドに近い気もする。それは、曲と曲の間に聞こえた「はぁっ」という息遣いや、上気した感じはまさにオナベッドで見せていたもののような気がしたので。ポーズ自体は冷静に見るとピッタリと止まっている時がないのだが、それは篠崎さん特有の体のブレみたいなものであるため、篠崎さんの味がふんだんに味わえるポーズベッドだとも思った。
オープンではところ狭しと走り回り、むちゃくちゃ元気。

雨宮琴さん
青いチャイナドレス。
最近、富に大人っぽく、かつ、キレイになられたような気がするが、私の見る目がなかったからかも。

早乙女夢美さん
8月1日デビューの新人さんらしい。が...
終始にこやかな表情を見せる落ち着きぶり、ダンステクニックの確かさ(クラシックバレエ的な身のこなしがそこかしこに見える)、どれをとってもまったく新人らしくない。これからどこまで成長していくのかという期待も大きいが、いままで身につけてきたものをどこまで剥ぎ取れるかにもかかっているようにも思う。

森田久恵さん、小森まみさん、日吉亜衣さんのチームショー
前評判のよさから是非見てみたいと思っていたが、私の予想をはるかに超えていた。
大きく3つのパートに分かれている。2つめのパートは本舞台から盆まで、盆での3人3様のポーズベッド、絡みの部分(森田さんのブリッジ部分も含む)の3つくらいに分かれている(と思われる)。

最初のパートでは、向かって左から森田さん、日吉さん、小森さんの順に並んで登場。衣装はそれぞれオレンジ、ピンク、黄色のロングドレス。最初はアップテンポなダンサブルな曲をバックに、皆さん笑顔で踊られていて、楽しい雰囲気。
途中花道を3人揃って盆へ歩いてくる。3回目と4回目はほぼ真正面でステージを見ていたのだが、その迫力には圧倒された。ステージとしては特に迫る感じのない場面だが、それぞれの踊り子さんの存在感というかエネルギーというか、そういうものがズンズン伝わってくる気がした。
そのうち、小森さんがそでに引っ込む。本舞台上では玉虫色に輝く幕が引かれる。残った2人は曲の最後まで踊られていた。曲が終わると、幕の後ろに下がられた。

2つ目のパート。曲は一転してハードな感じになる。本舞台中央に椅子が置かれ、その上にさかさまになって小森さんが登場。しばらくして、日吉さんと森田さんが登場。衣装は全員、黒の網のボディスーツ、その上に小森さんは銀色の(ロング?)パンツ、日吉さんと森田さんは黒のショートパンツ。しばらくの間、それぞれで椅子や照明台に絡みつくように踊られていたが、そのうち全員が花道へ。そこから3人の絡み。真中の小森さんを両脇の日吉さんと森田さんが攻める構図。とても、エロティック。しかし、エロティックさで言えば、これ以降にさらにエロティックな場面が控えている。
次に、3人が盆でそれぞれの振りでいろいろなポーズや振りで悩殺する。
その後、小森さんが花道に下がり、ひとりでオナベッド。残った日吉さんと森田さんでの絡み。
私が最も好きになったのはこの場面。森田さんが仰向けに寝そべった日吉さんに迫る構図。森田さんが伏目がちにして、やさしくもあり、強くもあり、相手を支配しきったような自信にも見えるし慈しんでいるように見え、かつ、とてもエロティックな表情で、「私にすべてを任せればいい」とでも言っているような感じがするのに対し、日吉さんの方は心と体をゆだねきって恍惚とした表情で応える。動作はとても静かだが、熱い気持ちがふつふつと沸き起こってきそうな場面であった。
それから、日吉さんが花道に下がり、今度は小森さんと絡みだす。こちらの絡みは(森田さんと日吉さんのを仮に主従の関係として比較すると)、対等の立場とでも言おうか、それぞれがアクティブになって絡む。
小森さん、日吉さんの順でそでに下がった後、森田さんが盆上でブリッジ。気が遠くなるほど長い間、ブリッジ姿勢を保った後に起き上がる。

最後のパートでは、まず小森さんと日吉さんが舞台の両脇から登場し、その後、舞台中央の幕の後ろから森田さんが登場。衣装は袂の大きな和服(またはそれに似た衣装)で、それぞれピンク、黄色、紫。ひとしきり踊られた後、森田さんを両脇から押さえつけるようなポーズでドラマティクな最後を迎える。

最後にオープンは、(ちょっと変わってるけど、多分)看護婦さんの衣装を身に着けて、楽しいオープンだった。森田さんはちょっとお姉さんっぽく(婦長さんまではいかないが)看護主任さん的(これがまたとてもお似合いで、いつものオープンの感じと違っていたのもあって、目を見張ってしまった)、日吉さんはおきゃんな感じの元気な看護婦さん、小森さんはまさに天使的な看護婦さんといったような風情。

Report No.121

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2000年8月22日(火)晃生ショー劇場

1.百合香さん
2.沢村麻衣子さん
3.一宮沙紀さん
4.素人ステージ
5.渡辺理緒さん
6.愛川ユキさん

3回目の3の途中から最後まで観劇。
東洋の感動的なステージから1週間。私の場合、何日も間があくとなかなかステージに入り込んでいけないのだが、今日もちょっと間があきすぎたように思った。1周して4回目の渡辺さんのときから、ようやく入り込んでいけたような気がした。

百合香さん
黄色の衣装。
百合香さんのステージは土台がしっかりしている印象があって、とても安心してみていられる。最初のダンスは横のステップが印象的、そして、とても快活でさわやかな感じ。ベッドでは伏目がちにして、静かな中にもあたたかさを感じるベッドだったように思う。

一宮沙紀さん
昨年の11月以来だから、一宮さんも久しぶりの観劇。
ダンス部分やポラ時の応対のときなど、以前拝見したときのイメージと違って少し元気がなさそうな気がして、気になった。
ただ、振りやポーズ自体はしっかりしている。ブリッジの姿勢の美しさ、安定感はスバラシイ。

渡辺理緒さん
白のロングドレス。背の高い羽の帽子。6月中旬の関西ニューアートで初出しされた演し物のようだ。
ベッドでは、広いつばの部分が羽で覆われた黒い帽子と黒のレース地のスリップ。全身黒ずくめなので、真っ先に背徳なイメージを持ったのだが、表現自体はミステリアスな美女を感じさせるように思った。
また、渡辺さんの最大の武器はブリッジだと思っているのだが(私が勝手に思っているだけだが)、この演し物ではベッド入りでブリッジから横たわる部分に使うだけだった。敢えて、ベッドの最後の部分の起き上がりに使わなかったところに、この演し物の特に後半の部分のイメージ(引いては、この演し物全体のテーマ)を大事にされているような気がした。

愛川ユキさん
昨年8月上旬の九条OS以来、2度目の観劇。ベッド中のアイコンタクトがとても印象的な踊り子さんだったのを記憶している。その印象がとても心に残っていて、大阪近辺で乗られていたときには是非見に行きたいと思っていたのだが、1年たってようやくその機会が訪れた。
最初は裾の広い赤と白のドレス。一見フラメンコダンサー的か。ただ、曲はステージを通してとてもなじみのあるものばかりで、愛川さんの親しみやすいイメージがそのままステージにも反映されているような気がした。
ベッド中でのお客さんひとりひとりとアイコンタクトは、やはりとても惹きつけられる。私の場合、大体は踊り子さんの顔を見据えてしまうのだが、とても気持ちを込めて見つめられているような気がして、じっと見つめ返すのが気恥ずかしくなるくらいだった。

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2000年8月25日(金)ナニワミュージック

1.新庄愛さん
2.泉ユキさん
3.桜沢まみさん
4.植田真奈さん
5.小野今日子さん
6.河合美奈さん

3回目の2の途中から最後まで観劇。

新庄愛さん
赤のコートの下に黒の衣装。ボンデージ系もしくはミリタリー風。
出だしからビシビシと振りを決められていたが、ピストルをお客さんに向けるところから茶目っ気が出だす。あるお客さんに連発しだしたあたりから、茶目っ気たっぷりのステージ。

桜沢まみさん
先週DX東寺で拝見した演し物。
前半は少しドタバタな感じの演出。後半のベッドでの感情表現が心を打つような気がした。桜沢さんのステージに対する真摯な姿勢が垣間見えた気がした。

河合美奈さん
セーラー服。
前半のダンスはとてもかわいく踊られていたように思った。
ベッドで盆にかぶりつきのお客さんとひとりひとり丁寧に目を合わせてのアピールがとても魅力的に思えた。その後のポラでの応対の控えめな感じと異なり、とても雄弁にも思え、見ている人の心をとろけさせるようにも思った。

Report No.123

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2000年8月26日(土)DX東寺

1.美鈴さん
2.七瀬樹里さん
3.素人ステージ
4.月丘雪乃さん
5.純さん&茜さん
6.桜沢のぞみさん
7.井上千尋さん

2回目の5の途中から最後まで観劇。

月丘雪乃さん
つばのある黒の帽子。フラメンコ。
月丘さんも、そしてこの演し物も何度か拝見しているのだが、今日は今まで持っていたイメージと異なる印象を感じた。今までは「陰」のイメージが強かったのだが、今日は「陽」。1曲目の情熱的なフラメンコ。ベッドの最後の曲では、月丘さんの精神が昇華されていくような印象を受けた。オープンも他の踊り子さんの乱入もあって実に楽しいひとときだった。

井上千尋さん
ミニスカポリス(だったか、ミリタリー風だったか、記憶が定かでない)。演し物はとてもハードな印象。身長が高く、スタイルがよい踊り子さん。スタイルでは大きな胸が印象的。お顔も綺麗。ステージを通して見せるシリアスな表情も素敵だし、時折見せる笑顔、ポラのときのやさしい表情も素敵だ。

Report No.124

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2000年8月29日(火)晃生ショー劇場

1.百合香さん
2.沢村麻衣子さん
3.一宮沙紀さん
4.素人ステージ
5.渡辺理緒さん
6.愛川ユキさん

4回目の1の途中から最後まで観劇。

沢村麻衣子さん
22日は花柄のドレス。今日は赤のドレス。曲は、先日と同じかも?
沢村さんが終始見せる穏やかな微笑には、ほっと安堵感が広がる思いがする。

愛川ユキさん
中日換えされたのか、演し物は22日とは異なっていた。黄色のドレス。頭には花飾り。ステージ全体でなじみの曲を使っているところは愛川さんの演し物の特徴なのかも。
さて、この演し物の最大の特徴はベッド入りの曲。愛川さん自身のフォークギターの弾き語り。歌もギターもなかなかのものだ。
それと、最後の曲と愛川さんの相性がとてもいいように思えた。ポーズや振りはしっかりとしているが、その甘い表情が引き立つように思った。哀愁と言うか切ない思いが心をよぎった。

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2000年8月30日(水)TSミュージック

1.竹光あやさん
2.氷室真由美さん
3.深山真希さん
4.丘崎ルミさん&仁科夕希さん&四谷桃子さん&夏美あきらさん(チーム)
5.虹歩さん
6.千堂あやかさん

1回目の4の途中から3回目の3まで観劇。
この週はトップの竹光さんの5周年。なんとか行きたいと思っていたが、この日になってようやく行くことができ、うれしかった。

竹光あやさん
白のエナメル地の短い丈のワンピース。腰にふわっとした白の布を巻いている。
1曲目はパラパラダンス。私自身、DX東寺などの素人ステージでパラパラダンスは見ていたが、こんなにまじめに見たのははじめてだったが、とても丁寧な振り。(今度拝見したときは、ホイッスルを鳴らしながら一緒に踊ってみようかな...笑)
2曲目(と3曲目?)は、かっこよく弾けるようなダンス。次第に脱いでいき、スパンコールのビキニへ。
ベッド入りでは、少しテカる半透明の素材の大きな布をまとって、下には金色の装飾を胸と腰につけて。その最初、花道中央でゆっくり目のターン。まとった布がふわっと宙を舞うようだ。
次に、その布を舞台の幕が引かれる位置に掛ける。シルエットショーのようなものと言ったらいいだろうか、半透明の布越しに竹光さんの裸体がなまめかしく動いている。
その後、花道でゆっくりとした動作での開脚ポーズや、本舞台でのブリッジを決め、再び花道へ。
そして、深深とお辞儀をされた。今週、竹光さんは5周年。その5年間のいろいろな思いやお礼の気持ちが詰まっているように思え、胸がジンと熱く震え、心からおめでとうと言いたい衝動に駆られていた。

氷室真由美さん
水色のロングドレス。頭には羽のついた小さめの帽子。
2曲目は黒の網のボディスーツ(?)。大人の女性を感じさせる、エロティックなステージだと思った。

深山真希さん
1曲目はすました表情で踊られていたが、2曲目のすこしはにかみながらの笑顔がとても魅力的だった。

丘崎ルミさん&仁科夕希さん&四谷桃子さん&夏美あきらさん(チーム)
チームではあるが、ステージ最初の浴衣を着ての盆踊り風と、最後のオープンが4人で、それぞれの踊り子さんの短めのステージが間に挟まった構成。
丘崎さんは日舞。表情や見得の切り方などはさすが。仁科さんは天狗ベッド。なまめかしくエロティック。夏美さんは自縛ベッド。印象的にはソフトなものだが、表情の隠微さがたまらない。四谷さんは花電車。技の方もすごかったが、話芸もすごい。腹のソコから笑わせてもらった。

虹歩さん
黄色のセパレートの衣装。
ダンスは終始弾むような感じで踊られていた。虹歩さんのキュートな面がふんだんに見れた。もっとも印象に残ったのが、表情。目がキラキラと輝き、すごく魅力的だった。
ベッドでは、優しさ、おおらかさ、色っぽさが劇場いっぱいに広がるような感じさえした。

千堂あやかさん
1曲目、音頭風のロック。黄色にチューリップの絵柄の入った浴衣。手には団扇を持って、楽しそうに盆踊り。
2曲目は水着に着替えて、シチュエーションは砂浜。ビーチボールや浮き輪を持ち出して、ここでも楽しそう。
ベッドは大きめの布をまとって。前半と違い、堂々たる風格、大人の色っぽさを感じたような気がした。

Report No.126

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