2000年9月上旬 晃生ショー劇場
1.愛原らむさん
2.寿美さくらさん
3.竹光あやさん
4.結城綾音さん
5.瀬音ナナさん
6.チナツさん
1日(金)、2日(土)、5日(火)、9日(土)の4日間の観劇。
9/1は4回目の1の終り頃から最後まで、9/2は3回目の2の後半から4回目の3まで、9/5は3回目の4から最後まで、9/9は3回目の2の終り頃から最後まで観劇。
1と5がソロポラ、2が日舞と花電車、3がAVポラ、4がSM、6がソロタッチポラと、とてもバラエティな香盤だし、順番も結構ユニーク。
愛原らむさん
黄色のフリフリのドレス。8月上旬の奈良で拝見した演し物と同じ。
前半のダンスで楽しそうに踊られている笑顔がかわいい。後半のベッドでは、アップテンポでビートのよくきいた曲を使っている(そして、それがかなりはまっているように思われる)ところには、将来を期待させるような何かを感じさせる気がした。
また、ふとしたところで、愛原さんの目的意識の高さ、目標の明確さのようなものを感じる気がした。
寿美さくらさん
前半は日舞、後半は花電車。
日舞では、着物と帯がすべてスパンコールで銀色に輝いていた。津軽三味線を使った曲で踊られていたメリハリのある振りから、その後に流れるやわらかい曲調での表情がすばらしいと思った。
後半の花電車では、すっかり顔を覚えられてしまっていたようで、またもやクラッカー持ちの餌食に。私、破裂音が苦手なんだけど...(^_^;)
竹光あやさん
先週のTSで拝見した5周年の演し物。ただし、持ち時間が短いようで2曲目はまるまるカットされていた。
私は、最近、竹光さんのステージでタンバリンを叩いているときは、見ることよりも一緒になって楽しむ方向に向かっているように思う。1曲目のパラパラダンスは、まさにそれにピッタリ。自分の分身がいれば、きっとそいつには一緒になって踊らせているだろう。
このステージのもっとも工夫された部分は、ベッドの入りの部分だと思う。シースルー生地のマントのような布をまとっての登場だが、ターンをするとその布が宙を舞うように優雅な印象があったと思うと、その布を本舞台上に幕のようにはって、その後ろでシルエットショーのようにして踊られているところが、(知的興味を引かれるという意味で)とてもおもしろい。
このシルエットショーの部分は、もしかしたら、布が超えられない傷害をイメージしたような、苦悩でもがいている様を表しているのかもしれないと思った。その苦悩からようやく抜け出したが力尽きて四つんばいになって肩で息をしている場面に、4曲目の出だしの女性の高い声が聞こえてくるが、その声は竹光さんへの天の声のように思えると同時に、じんと胸が熱くなる思いがした。
そして、最後のお辞儀はまさにこの5年間の感謝の気持ちが表されているように思えて、心から応援したいと言う気持ちが強くなるような気がした。
結城綾音さん
SMの女王様。だが、いままで拝見した中ではもっとも女王様らしくない、ほのぼのとした雰囲気。背徳の印象はほとんどなく、いわゆる晃生らしいわきあいあいとした雰囲気の中で、ソフトなSM体験ができるというもの。9日には私も久しぶりに手にロウソクをたらしてもらったが、昨年年末の関西ニューアートとは全く違う感覚を味わった。1日の4回目のステージでM男さんが盆に登ったが、そこでも同じような雰囲気。
ただ、9月5日のステージなどは、M男さんとなる方がいらっしゃらなかったため、縄、ロウソク、鞭打ちなどをひとりで演じていたが、そこでは「はぁ〜っ」というため息とも喘ぎ声ともとれるような声を発しながらのベッドで、私の心の中に潜んでいた何かがうごめくような気分も感じられた。
瀬音ナナさん
中日換えをされていた。
5日までは、最初のダンスがオレンジのワンピースだったが、9日はゴージャスなドレスだったように思う。新しい演し物では、より女性らしい美しさを強調しているように思った。
チナツさん
チナツさんも中日換えをされていた。
5日までは、ウェディングを感じさせる曲が使われていたが、9日はフラメンコ。
ウェディングでは、紫のドレス。曲のテンポが速くないのでダンス自体も落ち着いた印象だが、身のこなしの確かさ、ダイナミックさはさすが。
フラメンコは、白地に黒の水玉模様のドレス。ステージがビルの3階にあることもあって、ステップの度に床の揺れが伝わってくるくらいダイナミックなダンス。
Report No.127
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