CIGVI data1-2008.5-6

CIGVI 地球村研究所

Creative Institute for Global Village.

中東和平関連

2008.06.27

ハマスのハニヤ指導者は6月27日、金曜の礼拝に際し、パレスチナの諸グループと人々は、不当な攻撃を終了させる事および封鎖の解除という2つの利益のために活動の停止を受け入れ、イスラエルとの合意を尊重してほしい旨語った。(6/27イェデオト・アハロノト)
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-3561133,00.html

2008.06.26

フランスの複数の高官が6月26日付シャルクル・アウサトに、シリアとイランは多くの事項について意見が合っておらず、二国間の亀裂の原因となっているようだと語った。主要な論点の1つはイラク問題であり、シリアはイランがイラクを完全な支配下に置くことに反対しているという。また、シリアはレバノンが激しい緊張状態になることやヒズボラの力が強くなりすぎることを望んでいない点も相違点だとされている。さらに、シリアはイスラエル・イラン間の対立がイスラエルとの交渉再開に支障をきたすことを懸念しているという。(6/26ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/996553.html

2008.06.20

米国のABCニュースが6月20日に報じたところによると、カナダと米国はレバノンのヒズボラが、今年の2月12日のムグニエ軍事指導者の殺害の報復として、ユダヤ関連の標的への攻撃を計画している兆候が多数存在すると警告している。情報機関筋によると、カナダ国内のヒズボラの休眠細胞が活動を開始しており、またヒズボラの工作員がレバノンから、カナダ、ヨーロッパ、アフリカへと向かったという。さらにラテンアメリカでも攻撃がある可能性があるとしている。(6/20ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/994529.html

2008.06.20

6月20日付シャルクル・アウサトは、シリア・イスラエル間接交渉に関係しているシリアの人物が電話インタビューで、シリアはシェバア農地の主権問題に関して性急な解決を望んでいないと述べたと報じた。これより先に、米国とフランスが、Dov山の裾野地域を国連管理下に移譲した後、シリアとレバノンに分割するとの案を押していると報じられていた。(6/20イェデオト・アハロノト)
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-3558151,00.html

2008.06.19

フランスを訪問したイスラエルのバラク国防相は6月19日付ル・モンド紙で、ハマスとの今回の停戦がどれくらいの期間続くのかは分からないと語った。またシリアとの直接交渉については、オルメルト・アサド会談は米国が関与しなければ年内に実施される見込みはないだろうと述べた。さらにゴラン高原については、戦略的な重要性はあるが、イスラエルは返還を検討する用意があると語った。(6/19イェデオト・アハロノト)
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-3557912,00.htm

2008.06.16

6月16日付アルハイヤートは、レバノンの複数の高官の話しとして、米国はシェバア農地に関し重要な立場の転換をしたと報じた。レバノン筋によると、今回のブッシュ米大統領のドイツ、イタリア、英国、フランス歴訪時の各国首脳との協議の焦点はシェバア農地からのイスラエルの撤退の可能性についてだったという。(6/16イェデオト・アハロノト)
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-3556190,00.html

2008.06.13

シリアのバッシャール・アサド大統領は6月13日付インド紙The Hinduのインタビューで、イスラエルは時とともに自らは強力になり、敵対者側は弱体化すると考えていたが、現実にはその反対のことが起きていると語った。また、イスラエルは、特に一昨年のレバノン・ビズボラ紛争を経験し、平和なしには安全に暮らせないことを学んだと述べた。さらに、イスラエル側からシリアに対し、ハマス、ヒズボラ、イランとの関係を経つことが和平交渉の前提条件だと言われたことはない、と述べた。(6/13ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/992581.html

2008.06.12

レバノンにおける親シリア紙a-Diarは6月12日付けで、現在イスラエルで収監中のSamir Kuntarが近く釈放されると報じた。Kuntarは1979年にイスラエル北部のナハリヤでテロ攻撃を行った廉で拘束されていた。同紙はイスラエルとヒズボラ間の人質交換の一環と見られると伝えている。(6/12ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/992242.html

2008.06.12

イスラエルのオルメルト首相が今週初め閣議で、レバノンがイスラエルとの協議を検討することを期待すると述べたことに対し、レバノン政府は6月11日に声明を出した。同声明では、両国間にはイスラエルが遵守すべき国際的決議という問題があり、特にシェバア農地の占領を終わらせるべき旨を表明している。そして、イスラエルがレバノンの土地から撤退後に、レバノンは拘束者を解放し、以前の戦いで使用された地雷とクラスター爆弾に関する地図を受け取ることになるとしている。なお、この記事では、ヒズボラのムグニエ軍事指導者が2月に暗殺されたことへの仕返しとして、ヒズボラがイスラエルに対しテロ攻撃を行おうとしていることを懸念していることについても報じている。(6/12ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/991998.html

2008.06.09

6月9日に公表されたパレスチナ・センター(the Palestinian Center for Policy and Survey Research)が実施した世論調査では、パエスチナ自治政府のアッバス大統領の人気がハマスのハニヤ氏を上回った。今、大統領選挙を行った場合ダレに投票するかの質問に対し、アッバス氏との回答は52%、ハニヤ氏は40%であった。3月に実施された同様の調査では、アッバス氏46%、ハニヤ氏47%であった。アッバス氏のハマスへの対話の呼びかけが影響したと見られている。(6/9イェデオト・アハロノト)
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-3553397,00.html

2008.06.09

6月9日付アルハイヤート紙が報じたところによると、レバノンのヒズボラの幹部が、レバノンを訪問していたフランスのサルコジ大統領に対し、シェバア農地問題の外交的解決に反対しない、と語った。サルコジ大統領がスレイマン新大統領を含むレバノン政治指導者たちと会合を持った際に、この話が出たという。同紙によると、サルコジ大統領は2週間の内に行われるイスラエル訪問の際に、シェバア農地問題解決についてイスラエル側に持ちかけるつもりだと語ったという。(6/9ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/991201.html

2008.06.09

サウジアラビアのアブドゥラ国王とパレスチナ自治政府のアッバス大統領は6月8日、ジェッダで会談を持ち、アラブ連盟はファタハ・ハマス間の和解協議を監視すべきとの考えで合意した。また両者は、米国が支援するイスラエル・パレスチナ間の和平交渉いついても協議した。(6/9シャルクル・アウサト)
http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=13020

2008.06.06

イスラエル国防軍の高官は6月4日、軍ラジオで、シリアはレバノンのヒズボラへの大規模な武器供与を継続していると述べた。(6/6ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/990127.html

2008.06.01

イスラエル国防軍は6月1日、レバノンのヒズボラから2006年のイスラエル・ヒズボラ紛争時に殺害されたイスラエル兵士の遺体(の一部)を受け取ったことを確認した。赤十字国際委員会がヒズボラからイスラエルへの受け渡しを仲介した。一方、6年間イスラエルで収監されていたヒズボラのスパイNasserが釈放され、赤十字とUNIFILを介してレバノンに戻された。(6/1ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/988790.html

2008.06.01

6月1日付サンデー・タイムズ紙が報じたところによると、イスラエルのリブニ外相は、1980年代にパリ在住のモサド関係者として、ヨーロッパにいるパレスチナ人テロリストを殺害するミッションに関与していた。同紙はリブニ氏の元同僚の言葉として、PLOの幹部のMamoun Meraishがアテネで2人のモサド諜報員に殺害された際、リブニ氏は同殺害に関与してはいなかったが、諜報員の職務にはあった旨報じている。(6/1ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/989013.html

2008.06.01

エルサレムにおけるアラブ人の出生率は2000年の4.3から2006年には4.0と減少した。一方ユダヤ人の出生率は3.7から3.9へと増加した。しかし、2007年末のユダヤ人(66%、48万9480人)とアラブ人(34%、25万6820人)の人口比に変化はない。また2007年にエルサレムを離れた人数は1万8750人(ほとんどがユダヤ人)で、エルサレムに移住してきた者は1万2360人であった。(6/1ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/988804.html

2008.05.30

5月30日付シャルクル・アウサト紙は、シリア・イスラエル交渉に詳しいシリアの高官の話として、直近の間接協議において両国は水、治安、国境、関係正常化といった議論の分かれる問題に関して進展を見たと報じた。同高官は、今回は一般的ラインで協議が行われた、次回は根本的問題の交渉となるだろうと語ったという。一方、イスラエル高官は5月29日、オルメルト首相が6月2日に訪米する予定であるため、シリアとの交渉は来週は再開されないだろうと述べた。また、シリアの独立派の著名なジャーナリストのイブラヒム・ハミディ氏は、5月29日付アルハイヤートで、シリア政府は交渉テーブルに戻ることを切望しており、交渉を進めるためできる限りのことを行うだろうと書いている。(5/30ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/988713.html

2008.05.28

5月28日付シャルクル・アウサト紙は、トルコの仲介によるイスラエル・シリア非公式協議に完済しているイスラエル高官が、両国が1967年6月4日の国境に基づく国境線及びゴラン高原の住民について協議しており、かなりの進展があったと語った、と報じた。(5/28イェデオト・アハロノト)
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-3548975,00.html

2008.05.28

シリアのバッシャール・アサド大統領は5月27日、同国を訪問している英国会議員と会談をもち、もしシリア・イスラエル間の和平交渉が進めば、レバノンもイスラエルと和平交渉をしたほうが良いのではないかというニュアンスの発言をした。また、同大統領は、シリア政府はイスラエルとゴラン高原返還のための間接交渉を行う一方、イランとの「正常な関係」を維持すると述べた。今回の会談の関係筋が語った。(5/28ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/987946.html

2008.05.26

イラン国営通信IRNAが伝えたところによると、アハマディネジャド大統領は5月26日、イランを訪問しているシリアのハサン・トゥルクマニ(Hassan Turkmani)国防相に、イランとシリアはさまざまな分野で有益な相互関係を維持しており、防衛分野に関しては可能な限り関係拡大すべきだと語った。またファルス通信によると、同大統領は同国防相に、シオニストの政権が完全に取り除かれるまで、シリアは前線で戦い続けると信じていると述べた。(5/26イェデオト・アハロノト)
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-3548088,00.html

2008.05.26

5月26日付タイムズ紙は、カーター元米大統領が、イスラエルは兵器庫に核兵器150発を保有していると語ったと報じた。またフランス通信社によると、カーター元大統領は、イスラエルのガザ封鎖は現存する中では最もひどい人道に対する罪だと語った。(5/26ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/987158.html

2008.05.26

和平協議に詳しいパレスチナ自治政府高官たちは5月25日、3日前にイスラエル側が8.5%をイスラエル領として残し西岸から撤退するとの案を提示してきており、これは以前の計画(12%)よりも少ない割合であるが、それでもパレスチナ人が受け入れ可能な範囲(1.8%)ではないと述べた。また同日、パレスチナ自治政府のアッバス大統領は、昨年11月以来進展していない旨述べた。(5/26ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/986883.html

2008.05.24

イランのモッタキ外相は5月24日、テヘランを訪問しているハマスの政治部門指導者メシャル氏との共同記者会見において、イラン政府はゴラン高原をイスラエルから取り戻すことにおいてシリア政府を支援する旨述べた。(5/24ハリージュ・タイムズ)http://www.khaleejtimes.com/darticlen.asp?xfile=data/middleeast/2008/May/middleeast_May578.xml&section=middleeast&col= 一方、メシャル氏は、同記者会見でオルメルト・イスラエル首相はシリアとの和平を進めるには弱すぎると述べ、イスラエルは交渉に真剣に臨んでいないと疑念を表明した。5月24日付のシリアのティシュリーン紙は、イスラエルのリブニ首相がヒズボラとハマスへの支援を止め、イランとの関係を絶つべきだと述べたことに対し、シリアの他者との関係は交渉のテーブルには載らないと報じた。他方、イランのアハマディネジャド大統領に近い筋は5月23日、シャルクル・アウサトのインタビューで、イスラエル・シリアの和平交渉再開の報道に落胆と驚きを隠せなかった旨語り、シリアのムアレム外相が最近テヘランを訪問する数週間前に、同大統領は今回の秘密交渉の詳細な情報を受け取っていたと述べた。さらに同紙によると、イランの国家最高安全保障委員会はイスラエルとの接触に関するシリアからの書簡への対応の準備中であるという。(5/24ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/986450.html

2008.05.22

シリア国営通信SANAが5月22日に報道したところによると、イスラエル当局は同月20日、ヒズボラ主導の勢力と関係を持ち、治安や軍関連情報を提供した廉で7年の禁固刑に処せられていたシリア人Mohamed al-Shamaly(2003年12月に逮捕、2005年7月に罪状決定)を釈放した。現在16人のシリア人がイスラエルで禁固刑にある。(5/22ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/986124.html

2008.05.19

フランスのクシュネル外相は5月19日、ヨーロッパ1ラジオで、フランスが非公式にハマスと接触していたことを認めた。先にフランスの元駐イラク大使がフィガロ紙に1ヶ月前にハニヤ氏等ハマスの指導者たちとガザで会談を持ったと語っていた。(5/19イェデオト・アハロノト)
http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=12798

2008.05.17

フランスのクシュネル外相は5月19日、ヨーロッパ1ラジオで、フランスが非公式にハマスと接触していたことを認めた。先にフランスの元駐イラク大使がフィガロ紙に1ヶ月前にハニヤ氏等ハマスの指導者たちとガザで会談を持ったと語っていた。(5/19イェデオト・アハロノト
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-3544373,00.html

その他の東地中海関連

2008.06.27

イスラエル外務省のAaron Abramovich長官は6月25日、秘密裏にウィーンのIAEAを訪問し、イランの核開発計画停止にかかわっている国の大使グループにブリーフィングを行った。同長官は、イランの核開発の野心を阻止するため、IAEAはこれまで以上に早急かつ効果的に行動すべきだと強調した。(6/27ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/996713.html

2008.06.22

6月21日付ドイツのシュピーゲル誌によると、シリアと北朝鮮は2007年9月にイスラエルが空爆したシリアの施設建設(Al-Kibar)などを通し、イランの核開発を支援していたと見られる。Al-Kibarは、兵器を製造できるだけのプルトニウム製造施設として建設途上にあったと見られる。またこの3カ国は化学兵器製造でも協力していたという(2007年7月のシリアの化学工場での爆発時には、シリア兵士15人、イラン人ロケット科学者12人、北朝鮮人3人が犠牲者に含まれていたという)。一方、同誌は詳細に触れてはいないがシリアのバッシャール・アサド大統領はこの支援の見直しをしていると報じている。(6/22ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/994834.html

2008.06.16

サウジアラビアを訪問したアブドラ・ヨルダン国王とアブドゥラ・サウジ国王は6月15日、パレスチナ・イスラエル和平交渉、イラク状況、レバノン状況などについて会談を持った。両者は、同地域が直面している困難な状況の克服とアラブ民族の利益の保護のために統一したアラブの立場をとり、協力して行動することの重要性を確認した。(6/16ヨルダン・タイムズ)
http://www.jordantimes.com/?news=8642

2008.06.13

フランス大統領府の高官は6月12日、フランスは7月13日のパリでの地中海サミット続く独立記念日祝賀会に、シリアのバッシャール・アサド大統領を招待したと述べた。フランスは2004年にシリア政府との関係を絶っていた。(6/13ヨルダン・タイムズ)
http://www.jordantimes.com/?news=8582

2008.06.07

米国のホワイトハウス報道官ダナ・ペリーノ氏は6月6日、米国はイランの核開発問題の脅威は、多国間外交を通して解決していこうとしていると述べた。同日のモファズ・イスラエル副首相兼運輸相のイランへの攻撃は避けられないのではないかとの発言に対するコメント。(6/7ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/990867.html

2008.06.03

レバノン国営のNational News Agencyは、6月2日、レバノン北部で5月31日に起きた爆発(レバノン兵士1人死亡)の犯行声明をファタハ・イスラムからファックスで受け取ったと報じた。(6/3ヨルダン・タイムズ)
http://www.jordantimes.com/?news=8316

2008.05.29

5月29日付ワシントン・ポスト紙は、米国はIAEAに対し、秘密の核施設の可能性を勘案してシリアでの捜査を拡大するよう圧力をかけていると報じた。同紙によると、米国高官は少なくとも3つのサイトを特定しており、そのことをIAEAに伝えているという。(5/29ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/988319.html

2008.05.28

イスラエル筋がハーレツに語ったところによるとイスラエル側は、外国でイスラエル関連施設を標的とした攻撃を行うことで、和平交渉を中止させ地域紛争を起こさせることさえできるのではないかとの考えから、イランが攻撃作戦を練っているのではないかと懸念しているという。(5/28ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/987955.html

2008.05.25

イスラエル警察の報道官は5月24日、イラン生れのイスラエル人(国外在住)がイラン政府にイスラエルの軍事情報を渡していた廉で起訴されたと発表した。被告は5月8日にイスラエルに帰国した折に警察とシンベトにより拘束された。(5/25ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/986841.html

2008.05.24

インタファックス通信が5月22日に報じたところによると、シリアの軍責任者たちが老朽化したソ連製武器を最新化するために、ロシアを訪問している。また、インタファックスは、シリア政府は特に対空および対戦車など最新兵器の獲得を検討していると伝えた。ロシア外務省筋は、シリアの兵器の80%は老朽化し修理または改良が必要だという。(5/24ガルフ・タイムズ)
http://www.gulf-times.com/site/topics/article.asp?cu_no=2&item_no=220049&version=1&template_id=37&parent_id=17

2008.05.16

レバノン駐在のサウジアラビア大使アブドゥルアジーズ・ホジャ(Dr. Abdulaziz Khoja)氏は、シャルクル・アウサトに対し、ここ数日間のベイルートのサウジ大使館に向けての発砲は、「計画的な行為だった」と語り、「流れ弾」の可能性を否定した。(5/16シャルクル・アウサト)
http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=12765

2008.05.02

ヨルダンのムスリム同胞団の諮問評議会は5月1日、新指導者として強硬派のハマム・サイード(Hammam Saeed)氏を選出した。サイード氏はヨルダン下院の元議員で、パレスチナ人であり、ハマスの支援を受けているタカ派の支援を受けていると見られている。(5/2アラブ・ニュース)
http://www.arabnews.com/?page=4&section=0&article=109512&d=2&m=5&y=2008

2008.05.01

ヨルダンのムスリム同胞団の諮問評議会は5月1日、新指導者として強硬派のハマム・サイード(Hammam Saeed)氏を選出した。サイード氏はヨルダン下院の元議員で、パレスチナ人であり、ハマスの支援を受けているタカ派の支援を受けていると見られている。(5/2アラブ・ニュース)
http://www.arabnews.com/?page=4&section=0&article=109512&d=2&m=5&y=2008

イラク関連

2008.06.30

シーア派が多数を占めるディワニーヤ州の州評議会報道官は6月30日、AFPに対し、同州の治安権限の米軍からイラク軍への移譲が延期されたと述べた。米軍とイラク政府間の調整ができていないためとのこと。現在、18州のうち9州の治安権限が移譲されている。(6/30シャルクル・アウサト)
http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=13242

2008.06.16

ブッシュ米大統領は6月16日、訪問先のロンドンでのブラウン首相との共同記者会見で、7月に駐イラク米軍3万人を撤退させると述べ、それ以上の撤退はイラクの治安状況如何で決まると語った。(6/16ボイス・オブ・イラク)
http://66.111.34.180/look/english/article.tpl?IdLanguage=1&IdPublication=4&NrArticle=82678&NrIssue=2&NrSection=1&ALStart=40

2008.06.16

イラク大統領府の発表によると、タラバニ大統領は6月15日夕方に通常のメディカル・チェックをMayoクリニックで受けるため米国に向かった。(6/16ボイス・オブ・イラク)
http://66.111.34.180/look/english/article.tpl?IdLanguage=1&IdPublication=4&NrArticle=82590&NrIssue=2&NrSection=1&ALStart=80

2008.06.15

6月14日、バグダード北部で、イラクのワールドカップの予選通過を通りで喜ぶ大勢の人々の中へ女性の自爆テロ実行者が突っ込んだ。34人が負傷した。(6/15ヨルダン・タイムズ)
http://www.jordantimes.com/?news=8614

2008.06.13

イラクのマリキ首相は6月13日、2日間のアンマン訪問を終えて帰国した。同訪問中、首相はヨルダンのアブドラ国王およびサハビ首相と会談し、ヨルダンが必要とする日量約10万バーレルの10~30%の原油をしかるべき価格で提供することで合意した。また、ヨルダンにビジネスマンへのイラクの債務問題についても協議されたが、結論は出なかった。(6/13ボイス・オブ・イラク)
http://66.111.34.180/look/english/article.tpl?IdLanguage=1&IdPublication=4&NrArticle=82371&NrIssue=2&NrSection=1

2008.06.09

イラク・イスラム最高評議会は6月9日にウェブサイトで、同組織指導者のアブドゥルアジズ・ハーキム師が定期検診のため、イランに向かっていると表明した。(6/9ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/darticlen.asp?xfile=data/middleeast/2008/June/middleeast_June195.xml&section=middleeast&col=

2008.06.08

6月8日付シャルクル・アウサトは、イラクのシャハリスタニ石油相の発言を引用し、イラクがクウェイトおよびイランに、各国別に油田をコントロールするのではなく、油田を統合する協定を結ぶべきだと伝え、交渉に入っている、と報じた。(6/8ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticleNew.asp?xfile=data/focusoniraq/2008/June/focusoniraq_June33.xml&section=focusoniraq&col=

2008.06.01

イラク駐留オーストラリア軍(約500人)は、6月1日、南部のナシリーヤの基地から撤退した。同軍が駐留していたジーカール県の治安責任はイラク側に移譲されており、同軍はイラク軍の訓練と支援にまわっていた。(6/1ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticleNew.asp?xfile=data/focusoniraq/2008/June/focusoniraq_June7.xml&section=focusoniraq

2008.05.28

米軍は5月29日、来月4000人の兵士をイラクから撤退させると発表した。(5/29ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticle.asp?xfile=data/focusoniraq/2008/May/focusoniraq_May156.xml&section=focusoniraq

2008.05.24

イラク内務省のAbdel Karim Khalaf報道官は5月24日AFPに対し、イラク治安部隊によるモスルでの10日間の「2つの泉の源(Mother of Two Springs)」作戦で、ニネヴェ州のアルカイダ・ネットワークを取り除き、弱体化することに成功したと語った。(5/24ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticleNew.asp?xfile=data/focusoniraq/2008/May/focusoniraq_May127.xml&section=focusoniraq&col=

2008.05.22

イラクのマリキ首相は5月22日、大アヤトラのシスターニ師とナジャフで会談を持った。会談後、同首相は、概ねシスターニ師は政府を支持し、政府がイラクの利益のために行っていることを受け入れている旨述べた。いつもどおり、シスターニ師の事務所からは首相訪問に関するコメントはなかった。(5/22ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticleNew.asp?xfile=data/focusoniraq/2008/May/focusoniraq_May116.xml&section=focusoniraq&col=

2008.05.21

英国のJohn Wilkes外務報道官はシャルクル・アウサトのインタビューの中で、英国はイラク南部に軍を駐留し続けると断言し、最近イラクと「(国連)諸決議、占領、(国連憲章)7章、国連その他から離れて」関係正常化に向けた作業を進めていると述べた。また、英国は、米国・イラク間の米軍駐留協定に向けた交渉が終了した後に、その交渉とは関係なく、英国・イラクの軍事関係についてイラク政府と協議を始めるつもりだと述べた。(5/21シャルクル・アウサト)
http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=12826

2008.05.20

イラク治安部隊は5月20日、バグダードのサドル・シティーのコントロール権を握るために同地域深くに展開を開始し(「平和作戦」)。目的は指名手配犯の逮捕、武装勢力の武装解除、および住民への基本的行政サービスの提供だと同治安部隊報道官が語った。(5/20シャルクル・アウサト)
http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=12807

2008.05.16

在バグダードのイラン大使館のManoucher Taslimi報道官は5月16日、同月15日の午後5時30分頃に武装勢力がイラン大使館の護送車を待ち伏せ攻撃し、イラン人3人(うち2人は外交官)とイラク人1人が負傷したと発表した。同車はカジミーヤの北部周辺のシーア派聖廟に向かう途上だった。(5/16シャルクル・アウサト)
http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=12761

イラン関連

2008.06.30

イラン学生通信(ISNA)は外務省高官のAli Bagheri氏が核問題交渉チームのナンバー2に任命されたと報じた。アルアナリストによれば、Bagheri氏は忠実に革命の価値に従っている人物だと述べた。(6/30ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/darticlen.asp?xfile=data/middleeast/2008/June/middleeast_June695.xml&section=middleeast&col=

2008.06.27

ドイツ政府によるイランとの経済活動を減少させるとの発言にもかかわらず、ハーレツが推計したところ、2008年初から4ヶ月間のドイツの対イラン輸出は、2007年同期比で18%増加した。(6/27ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/996710.htm

2008.06.25

イランのホセイニ外務報道官は6月25日、プレス声明で、英国議会が6月23日にイランの反政府勢力人民ムジャヒディーン組織(MKO)をテロリストのリストからはずした事について非難した。(6/25ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/darticlen.asp?xfile=data/middleeast/2008/June/middleeast_June616.xml&section=middleeast&col=

2008.06.22

6月21日付イラン国営通信は、イランの保守系日刊紙Teheran Emrouzがアハマディネジャド大統領選出3周年の特集として、政府の経済政策への批判を含む記事を掲載したことで発刊停止処分を受けた、と報じた。(6/22ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/darticlen.asp?xfile=data/middleeast/2008/June/middleeast_June469.xml&section=middleeast&col=

2008.06.21

イランのスンニー派反政府武装勢力「ジュンダッラ」のスポークスマンAbdul-Raoufを名乗る人物が6月20日、先週パキスタンとの国境付近で拘束したイラン国境警察2人を殺害した、残り14人も殺害すると表明した。アルアラビーヤ・テレビが報じた。ジュンダッラは前日、イラン政府が拘束している同組織関係者(200人)やスンニー派法学者(5
6人)の釈放を含む要求を聞き入れなければ、拘束している16人を殺害すると表明していた。(6/21ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/darticlen.asp?xfile=data/middleeast/2008/June/middleeast_June437.xml&section=middleeast&col=

2008.06.17

イラン軍のMassoud Jazayeri副司令官は6月17日、1981年のバニ・サドル大統領転覆記念日の演説で、バニ・サドル氏の亡命先のフランスに対し、同氏をイランに引き渡すよう求めた。同副司令官は、同氏がフランスから、イラン市民へのテロを計画、命令してきたと述べた。(6/17ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/darticlen.asp?xfile=data/middleeast/2008/June/middleeast_June286.xml&section=middleeast&col=

2008.06.17

イランの裁判所報道官Ali Reza Jamshidi氏は報道陣に対し、イランの高位の法学者たちに対する根拠の無い発言をした罪で、国会関係の中級公務員のAbbas Palizdarを含む5人を6月11日に逮捕、その他にも5人の関係者を追跡中だと述べた。Palizdarはラフサンジャニ元大統領、テヘランの金曜の礼拝指導者Mohammad Emami Kashani師、アリー・アクバル・ナーテク・ヌーリ元国会議長、モハンマド・ヤズディー司法長官を含む著名な法学者を批判した。5月27日、Palizdarはハメダン市で演説を行い、自分はアハマディネジャド大統領支援者であり、汚職と戦うと述べていた。一方、同大統領支持者と政府系のIran紙はその演説とは距離をおくと表明していた。(6/17ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/darticlen.asp?xfile=data/middleeast/2008/June/middleeast_June367.xml&section=middleeast&col=

2008.06.14

イラン国営通信IRNAは、反政府勢力がイラン南東部の国境警察16人をパキスタン領内に連れ去ったと報じた。一方、パキスタンはイランにジュンダラー・グループ指導者の兄弟Abbulhamid Rigi他3人をイラン側に引き渡した。(6/14シャルクル・アウサト)
http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=13079

2008.06.11

イランのハーメネイ最高指導者は6月10日、国会議員との会合で、国会議員は意志決定に際しては独立性を保たねばならないと述べた。そして、国会の主要な義務は立法、国家問題に関する監督、三権の協力を進めることだと語った。(6/11イラン・デイリー)
http://www.iran-daily.com/1387/3146/html/index.htm

2008.06.02

イラン国営通信IRNAは、イラン政府は政府系のファルス(Fars)通信社を、誤った報道を流して市民を惑わせたとして、一時閉鎖する命令を出したと報じた。同国政府のウェブサイト「ボルナ」によると、閉鎖期間は6月2日より3日間、イラン中央銀行総裁の交代人事を間違って報じたためとしている。(6/2ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/darticlen.asp?xfile=data/middleeast/2008/June/middleeast_June42.xml&section=middleeast&col=

2008.05.30

イランのラリジャニ国会議長は5月29日、コムでの演説で、イラク国民は米軍の駐留延長協議で協定締結に抵抗すべきだと述べた。イラン国営通信IRNAが30日に報じた。(5/30ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/darticlen.asp?xfile=data/middleeast/2008/May/middleeast_May715.xml&section=middleeast&col=

2008.05.28

イランのモスタファ・モハンマド・ナッジャール(Mostafa Mohammad Najjar)国防相とシリアのハサン・アリ・トゥルクマニ(Hassan Ali Turkmani)国防相は5月27日、テヘランで防衛協力強化に関する覚書に署名した。イラン国営通信IRNAが報じた。(5/28イラン・デイリー)
http://www.iran-daily.com/1387/3138/html/national.htm#s307788

2008.05.19

ラフサンジャニ元大統領が5月19日付親改革派のEtemad-e Melli紙で、アハマディネジャド政権の政策はイラン国民を貧窮に導いていると非難した。(5/19ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/darticlen.asp?xfile=data/middleeast/2008/May/middleeast_May474.xml&section=middleeast&col=

2008.05.19

イラン外務省のホセイニ報道官は5月19日、テヘランでの記者会見で、最も気高く人気のあるグループはシーア派のヒズボラ・グループとパレスチナのハマスだと述べた。(5/19ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/darticlen.asp?xfile=data/middleeast/2008/May/middleeast_May464.xml&section=middleeast&col=

アラビア半島関連

2008.06.29

サウジアラビアの5月のインフレ率は10.4%とやや低下した。しかし、賃貸料(燃料・水を含む)は18.5%、食料・飲料は15.1%と高い状況である。サウジ国営通信が経済・計画省統計局の発表を引用し報じた。(6/29アラブ・ニュース)
http://www.arabnews.com/?page=6&section=0&article=111329&d=29&m=6&y=2008

2008.06.27

アブダビのシェイク・モハンマド皇太子(UAE国軍の副最高司令官)は6月26日、キャンプ・デービッドにブッシュ大統領と向かった。翌27日に公式会談を持つ。(6/27ガルフ・ニュース)
http://www.gulfnews.com/nation/Government/10224290.html

2008.06.22

産消会合出席のためサウジアラビアを訪問している習近平副主席は6月21日、サウジのスルタン皇太子と会談を持ち、二国間の戦略的協力を強化する共同宣言に署名した。(6/22アラブ・ニュース)
http://www.arabnews.com/?page=1&section=0&article=111110&d=22&m=6&y=2008

2008.06.15

サウジアラビアのアブドゥラ国王は6月14日、同国を訪問した国連の潘事務総長(2回目の訪問)と会談を持ち、原油価格や中東和平問題をはじめ中東地域および国際的な問題について協議した。(6/15アラブ・ニュース)
http://www.arabnews.com/?page=1&section=0&article=110907&d=15&m=6&y=2008

2008.06.14

最近出された計画・経済アブダビ局の週刊レポートによると、2007年末のアブダビのインフレ率は10.9%、2008年第一四半期では11.5%となった。(6/14ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticle.asp?xfile=data/theuae/2008/June/theuae_June471.xml&section=theuae

2008.06.13

イエメンのDr Rashid Al Alimi国防・治安問題担当副首相は6月12日、イエメン国会で、反政府武装勢力のAl Houthiは1982年からのイラン・イラク戦争時にイランの支援でテロ行為を遂行するために結成されたものだと述べた。イエメン国会は同勢力と国軍との抗争を落ち着かせる責任を取るよう要求していた。(6/13ガルフ・ニュース)
http://www.gulfnews.com/news/gulf/yemen/10220577.html

2008.06.12

サウジアラビアのアブドゥラ国王は6月11日、ジェッダの北西200kmに位置するRabighの「アブドゥラ国王エコノミック・シティ(KAEC)」に1380億サウジ・リヤルの主要な投資プロジェクトを開始した。(6/12アラブ・ニュース)
http://www.arabnews.com/?page=6&section=0&article=110828&d=12&m=6&y=2008

2008.06.11

GCCのアブドゥル・ラフマン・アル・アティーヤ事務局長は6月9日、第107回GCC外相会議後の記者会見で、GCCはアブ・ムーサおよび大小トンブの3島の領有権がUAEにあることを支持すると述べた。さらに、シリアが同問題でUAE・イラン間の仲介役を担うとの報道を否定した。(6/11ガルフ・ニュース)
http://www.gulfnews.com/news/gulf/gcc/10220074.html

2008.06.11

ジェッダに拠点を置くイスラム開発銀行(IDB)は6月10日、56カ国のイスラム諸国は今後10年間でインフラ・プロジェクト(特に通信、輸送、電力、水道など)に1兆2000億ドル近くを投資すると見られるとの報告を公表した。(6/11アラブ・ニュース)
http://www.arabnews.com/?page=6&section=0&article=110770&d=11&m=6&y=2008

2008.06.05

サウジアラビアのスルタン副首相兼国防・航空相は6月4日、スペイン訪問を前に、スペインABC紙のインタビューで、サウジアラビアは国際石油市場の安定化に努めると強調し、空前の原油価格の上昇の要因には政治的混乱、グローバル経済の状況、投機家などがあるとしてこれらを非難した。(6/5アラブ・ニュース)
http://www.arabnews.com/?page=1&section=0&article=110608&d=5&m=6&y=2008

2008.06.04

サウジアラビアの国営通信は6月4日、同国のアブドゥラ国王がメッカでの宗教間会議の前夜、イランのラフサンジャニ元大統領と会談を持ったと報じた。(6/4シャルクル・アウサト)
http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=12973

2008.06.03

UAE大統領府は6月3日、シェイク・ハリーファ大統領の兄弟のShaikh Nasser Bin Zayed Al Nahyanが2日夜、ヘリコプター事故で死亡したと発表した。服喪期間は3日間。(6/3ガルフ・ニュース)
http://www.gulfnews.com/nation/Government/10218137.html

2008.05.31

カタルのシェイク・ハマド首長は5月30日、シリアを訪問し、バッシャール・アサド大統領と二国間関係や地域情勢について協議を行った。(5/31ガルフ・タイムズ)
http://www.gulf-times.com/site/topics/article.asp?cu_no=2&item_no=221685&version=1&template_id=57&parent_id=56

2008.05.31

複数の旅行会社によると、サウジ人のレバノンへの旅行は2006年7月のイスラエル・ヒズボラ紛争以来落ち込んでいたが、今年の夏期休暇シーズンを前に航空機の予約が増加し始めている。サウジ人はレバノンの旅行客の約30%を占めていると推定され、その多くはレバノンに別荘を保有している。(5/31アラブ・ニュース)
http://www.arabnews.com/?page=1&section=0&article=110425&d=31&m=5&y=2008

2008.05.30

バハレーンのハマド国王は5月28日、米国駐在大使としてHouda Nonoo諮問評議会議員を任命した。同国の駐米大使としては初の女性であり、アラブ諸国として(おそらく)初のユダヤ人の任命となる。Nonoo氏(43)は、バハレーンとロンドンに居を構える事業家でヒューマン・ライツ・ウォッチのバハレーン支部長も務めている。2男の母でもある。人口約50万人のバハレーンにはおよそ50人のユダヤ人の国民がおり、多くは銀行、商業・貿易企業や不動産業に従事し、裕福なビジネス・コミュニティーを形成している。19世紀に主にイランとイラクからのユダヤ人がバハレーンに移住をはじめ増加傾向にあったが、1948年の第1次中東戦争後に減少に転じた。(5/30シャルクル・アウサト)
http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=12920

2008.05.30

サウジアラビア王室は5月28日、アブドゥル・モフセン・アル・アッカス(Abdul Mohsen Al Akkas)氏に代わりユースフ・ビン・アフメド・アル・オタイミーン(Dr Yousuf bin Ahmed Al Othaimeen)を社会問題相に任命したと発表した。ユースフ氏はアブドゥラ国王慈善住宅基金事務局長。(5/30ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/darticlen.asp?xfile=data/middleeast/2008/May/middleeast_May709.xml&section=middleeast&col=

2008.05.29

サバーハ首長は5月28日、新内閣の宣誓を受けたが、そのことについて多くの国会議員の議論が起きている。特に強硬派のイスラム主義者の議員は、女性閣僚がイスラム法を尊重していないとして問題視している。16人の新閣僚の内7人が新任である。また女性が2人含まれている。サバーハ家からの4人の閣僚はポストを維持。新内閣は、宗派および部族で分けられている。4つの主要部族はAwazem、Rashayda、Mutairi、Ajmans。シーア派は2つの閣僚を占めている。また、政治的にはリベラルとイスラム主義者のバランスをとっている。(5/29クウェイト・タイムズ)
http://www.kuwaittimes.net/read_news.php?newsid=MzA2OTg4Njk0

2008.05.27

イラン外務省のホセイニ報道官は5月25日、3島(アブムーサ島、大小トンブ島)に関するどのような仲介も必要ない、イラン・UAE間に誤解があるのであれば二国間で解決できる旨述べた。これに対し、UAE外務省高官は5月27日、二国間にあるのは「誤解」ではなく占領という事実だと述べ、イスラエルであろうがイランであろうが他の国であろうが、占領は占領であると語った。(5/27ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/darticlen.asp?xfile=data/middleeast/2008/May/middleeast_May655.xml&section=middleeast&col=

2008.05.24

UAEの連邦評議会のアブドゥル・アジーズ・アル・グレイル(Abdul Aziz al-Ghurair)議長は5月24日、同評議会の代表団がモスクワを訪問し、ロシア政府にイランとの3島領有権問題に関する仲介役を依頼した。ロシア外務省は仲介の用意があると述べた。国営WAM通信が報じた。(5/24ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/darticlen.asp?xfile=data/middleeast/2008/May/middleeast_May577.xml&section=middleeast&col=

2008.05.22

フランスのサルコジ大統領は5月21日、パリを訪問したUAEのシェイク・ムハンマド副大統領兼首相と会談を持った。エリゼ宮関係者は同会談の後、両国は原子力エネルギーの平和的・民生目的の共同利用に関するパートナーシップ設立を準備中だと述べた。(5/22ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticle.asp?xfile=data/theuae/2008/May/theuae_May740.xml&section=theuae

2008.05.21

GCC諸国の首脳たちは5月20日、サウジアラビアのダンマンで諮問会議を開催し、アラブ和平イニシアチブに関与することを強調し、イスラエルが和平に対し不熱心であると非難した。またモスクワで国際中東和平会議を開催するというロシアの計画に歓迎を表明した。イラン核開発問題に関しては欧米との行き詰まりを平和裏に解決すべきと強調した。イラクについては同国のアラブ・アイデンティティを守ることが重要だとした。(5/21アラブ・ニュース)
http://www.arabnews.com/?page=1&section=0&article=110108&d=21&m=5&y=2008

2008.05.14

サウジアラビアのサウド外相は5月13日、リヤドでの記者会見で、レバノンでのヒズボラの「クーデター」へのイランの支援は、テヘランとアラブおよびイスラム諸国との関係に影響を与えるかもしれないと述べた。(5/14アラブ・ニュース)
http://www.arabnews.com/?page=4&section=0&article=109890&d=14&m=5&y=2008

北アフリカ関連

2008.06.11

米軍は、シナイ半島からガザ地区への武器密輸を阻止するエジプト軍の能力を高めるため、エジプト軍兵士のトンネル発見と破壊の訓練を開始した。まもなく、より大規模なエジプト軍兵士がテキサスの米軍基地で実施される訓練参加のために到着するだろう。(6/11ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/991542.html

2008.05.27

エジプトの政府系アル・グムフリア紙は5月27日付の1面で、5月10日に起きたダルフールの反政府勢力「正義と公正運動」(Justice and Equality Movement、JEM)によるハルツームでの攻撃の背後でイランが重要な役割を果たした、と報じた。同紙はJEMを創作していたスーダン治安部隊がイラン製武器を見つけたと伝えている。(5/27ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/darticlen.asp?xfile=data/middleeast/2008/May/middleeast_May654.xml&section=middleeast&col=

トルコ関連

2008.06.05

CNNトルコ・テレビは、トルコ軍のIlKer Basbug司令官が初めて、トルコとイランが北イラクのクルド武装勢力に対する攻撃において情報の共有など協力していると認めた旨報じた。(6/5シャルクル・アウサト)
http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=12984

その他

2008.06.15

アフガニスタンのカルザイ大統領は6月15日の記者会見で、アフガニスタンには自衛権があり、パキスタンから武装勢力が侵入してアフガン人を殺害するならば、アフガン軍は同様のことをする権利があると述べた。そして、パキスタンに拠点を置くタリバン指導者Baitullah Mehsudおよびムッラー・オマル指導者に対しアフガン軍が追い詰めると警告した。(6/15ガルフ・ニュース)
http://www.gulfnews.com/world/Afghanistan/10221290.html

2008.06.14

デンマークの治安・情報サービス(PET)の責任者Jakob Scharf氏はNhedsavisen紙のウェブサイト上のインタビューで6月13日、アルカイダはデンマーク国内でのテロ攻撃を計画していると述べた。(6/14クウェイト・タイムズ)
http://www.kuwaittimes.net/read_news.php?newsid=NzA2Mjk2MjQ=

2008.06.10

スペイン内務省は、イスラム過激派組織のメンバーと見られる8人を拘束したと発表した。スペイン国営ラジオ他は、拘束はバルセロナ、パンプロナ、カステロンで行われたと報じ、ヨーロッパ・プレス通信は、テロ活動のための資金集めをしていたと見られると報じている。(6/10シャルクル・アウサト)
http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=13042

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