CIGVI data1-2008.7-8

CIGVI 地球村研究所

Creative Institute for Global Village.

中東和平関連

2008.08.16

パレスチナ筋が8月16日に語ったところによると、カタルはパレスチナファタハとハマス間の和解の仲介努力を始めている。エジプトもまた独自の仲介努力を強化している。(8/16ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/darticlen.asp?xfile=data/middleeast/2008/August/middleeast_August323.xml&section=middleeast&col=

2008.08.12

今週、パレスチナ自治政府のアッバス大統領と会談を持ったオルメルト首相は、同大統領にイスラエルと未来のパレスチナ国家間の国境、難民、治安に関する基本合意のための詳細な提案を提示した。その中で、領土についてはイスラエルが西岸の占領地の93%から撤退し、パレスチナ側はガザ地区に隣接したネゲブに代替地を得る、ガザと西岸間をセキュリティー・チェックなしに自由に通行できることなどが提案されている。(8/12ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/1010812.html

2008.07.30

イスラエル・シリア間のトルコを仲介役とする第4回間接交渉が7月30日に終了し、前向きなものであった。第5ラウンドは8月に行われる予定であると、同交渉の関係筋がロイターに語った。同筋は、第6回協議は9月に予定されており、仮にこれが直接交渉となった場合は、交渉妥結が非常に近い事を意味すると語った。(7/30イェデオト・アハロノト)
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-3575493,00.html

2008.07.20

イギリスのブラウン首相は7月20日イスラエルを訪問し、ペレス大統領との会談で、イギリスはイスラエルの平和で安全な生存権を支援していると述べた。また、イスラエル政府に西岸地区での入植地の建設を中止し、パレスチナ人に課している移動の制限を緩和するよう求めた。さらに、中東地域での「経済ロード・マップ」の達成を計画したと述べた。(7/20ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/1003437.html

2008.07.07

パレスチナ自治政府のアッバス大統領は7月7日、ハマス以外のダマスカスに拠点を置くパレスチナ人指導者たちと個別に会合を持った。同自治政府高官が匿名でAFPに語った。(7/7ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/darticlen.asp?xfile=data/middleeast/2008/July/middleeast_July156.xml&section=middleeast&col=

2008.07.06

シリアのバッシャール・アサド大統領は7月6日、パレスチナ内部の和解達成を支援すると約束後、同国を訪問したパレスチナ自治政府のアッバス大統領と協議を持った。アッバス大統領が述べたところでは、同協議ではシリア・イスラエル交渉についても話し合われた。シリア国営通信(SANA)が報じた。(7/6ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/darticlen.asp?xfile=data/middleeast/2008/July/middleeast_July134.xml&section=middleeast&col=

2008.07.05

シリア国営通信(SANA)が今週報じたところによると、シリア外務省は国連事実調査委員会に、ゴラン高原のシリア市民に対しイスラエルは引き続き暴力行為を行っており、状況は日ごとに悪化しているとの報告書を手交した。(7/5イェデオト・アハロノト)
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-3564134,00.html

2008.07.04

イスラエル軍のラジオは7月4日、トルコ高官の言葉を引用し、直近のイスラエル・シリア間接交渉ではゴラン高原の今後を含むコア問題についても触れられたと報じた。また同高官は、第4回目の間接交渉を7月後半に持つ事で合意した、両者は8月に直接交渉を始めるかどうか決定するだろうと述べた。(7/4ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/999024.html

2008.07.04

イスラエルは7月10日、国連の仲介による広範な捕虜交換の一環として、ヒズボラから、1986年にシドン近くで撃ち落されて行方不明となっているイスラエルのRon Arad飛行士の捜査状況についての報告を受け取った。同報告によるとおそらく同飛行士はレバノンで10年以上前に死亡しただろうと結論付けている。一方イスラエルからは、1982年7月にレバノンで行方不明となった4人のイラン人外交官についての報告(レバノンのファランジスとに殺害されたとしている。)が、ドイツ人仲介者に渡された。(7/4ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/999018.html

その他の東地中海関連

2008.08.09

外交筋が8月9日にAP通信に語ったところによると、シリア政府は北朝鮮に支援された核開発疑惑に関し、IAEAの専門家によるフォローアップ調査のための訪問(7月末)を拒否した。(8/9シャルクル・アウサト)
http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=13670

2008.08.05

8月5日付シャルクル・アウサトは、シリアが8月1日のモハンマド・スレイマン准将の殺害に関係していると見られる多数の容疑者を逮捕したと報じた。8月4日の時点では、シリア政府は沈黙を守っている。本件に関してイスラエルは関与を否定している。また、バッシャール・アサド大統領はイラン訪問後、トルコで休暇を過ごしている。シャルクル・アウサトがシリア筋の話として報じたところでは、同准将はシリア軍の財政および武器の責任者、シリア政府とヒズボラの連絡担当者、そしてアサド大統領府の防衛職の責任者で、国防相よりも影響力があったとされている。(8/5ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/1008709.html

2008.08.03

シリアのバッシャール・アサド大統領の軍事顧問のモハンマド・スレイマン准将が、8月1日夜から2日朝の間にシリア北部の港湾都市Tartousのホテルの部屋で射殺されていたのが発見された。アルハイヤートやレバノンのフューチャーニュース・テレビなどが報じた。また、シリアのアルバワバ紙は、シリア政府は同准将の殺害が公になることを隠そうとしていたと関係筋がアルハイヤート紙に語ったと報じている。一方、シリアのウェブサイト「フリー・シリア」(ハッダーム氏と提携しているサイト)は、スレイマン准将はシリアのバアス党のメンバーで、レバノン(ヒズボラ)との連絡窓口だったとしている。(8/3ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/1008004.html

2008.07.14

ドイツのSchaeuble内相とシリアのAbdelmajid内相は7月14日、ベルリンで本国送還協定に署名した。Schaeuble内相は、同協定はドイツ国外退去を要請されたシリア人のみならずシリア滞在権を持つシリア国民以外の人物をシリアに送還する根拠となると述べた。また、この協定は現在欧州で実施されている活動に沿うもので、中東地域からの不法移民撲滅に重要な意味を持つと語った。(7/14ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/darticlen.asp?xfile=data/middleeast/2008/July/middleeast_July372.xml&section=middleeast&col=

2008.07.02

英国政府は7月2日、ヒズボラの軍事部門を禁止テロ組織リストに加えたとの声明を発表した。これにより、同組織軍事部門に所属したり、資金提供などの支援を行えば罪に問われることになる。ヒズボラの政治、社会、人道部門については変更なし。(7/2シャルクル・アウサト)
http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=13263

イラク関連

2008.08.01

イラク国防省のムハンマド・アルアスカリ報道官はシャルクル・アウサトに対し、アルカイダの指導者がイラクを離れた事を示唆する確かな情報があると述べた。そして、イラクの治安機関は、イラクのアルカイダについてメンバーの名前や居場所などを含む詳細が明らかになったので、彼らを拘束するための綿密な作戦を準備していると語った。(8/1シャルクル・アウサト)
http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=13589

2008.07.09

外交筋がガルフ・ニュースに語ったところによると、バハレーンは7月8日、外交官のSalah Al Maliki氏(36歳)を駐イラク大使に任命した。なお、2005年7月にバハレーンの駐イラク臨時代理大使がバグダードで銃撃を受け負傷している。(7/9ガルフ・ニュース)
http://www.gulfnews.com/news/gulf/bahrain/10227216.html

2008.07.01

ヨルダンはNayef Zaidan氏を駐イラク大使に任命した。ヨルダンの在イラク大使館にはこの3年間臨時代理大使を置いていたが、「治安を懸念」して大使を送っていなかった。(7/1ヨルダン・タイムズ)
http://www.jordantimes.com/index.php?news=8999

イラン関連

2008.08.31

イランの高位の法学者アリ・アクバル・ナーテクヌーリ師(ハーメネイ最高指導者に近い)は8月31日に声明を出し、アハマディネジャド大統領の経済政策では2025年までに地域大国となるとのイランの目標を達成できない恐れがあると非難した。さらに、ハーメネイ師のアハマディネジャド大統領への強い支持の表明は、同大統領が批判を免れることを意味しないと述べた。(8/31シャルクル・アウサト)
http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=13912

2008.08.13

イランの保守派系の国会議員200人以上が8月13日、Esfandiar Rahim Mashai副大統領によるイラン人は「イスラエル人の友人」であるとの言葉を非難し、アハマディネジャド大統領に対し、同副大統領の処遇を検討するよう求めた。(8/13ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/darticlen.asp?xfile=data/middleeast/2008/August/middleeast_August272.xml&section=middleeast&col=

2008.08.12

イラン国営ラジオは8月12日、同国のMostafa Mohammadnajjar国防相の発言として、新型潜水艦の製造により、イランの軍事能力は格段に高まったと報じた。(8/12シャルクル・アウサト)
http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=13706

2008.08.12

イランのハーメネイ最高指導者は8月12日、同国を訪問しているアルジェリアのブーテフリカ大統領との会談で、イラン国民と政府の大国に対する自らの権利を求める抵抗運動は実を結ぶだろう、と述べた。イラン国営テレビは報じた。ブーテフリカ大統領の訪問中(10日から3日間)に、両国は二重課税防止協定、関税協力、銀行業務協力の覚書に署名した。(8/12ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/darticlen.asp?xfile=data/middleeast/2008/August/middleeast_August263.xml&section=middleeast&col=

2008.08.11

イランのラリジャニ国会議長は8月11日、イランはイスラエル人の友人ではないと述べた。ファルス通信が報じた。(8/11シャルクル・アウサト)
http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=13691

2008.08.11

イランの武装勢力ジュンダッラは、人質に取っているイラン警察官の内2人を殺害し、新たに3人の革命防衛隊将校を拘束したと述べた。アルアラビーヤ・テレビが8月11日に報じた。。(8/11ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/darticlen.asp?xfile=data/middleeast/2008/August/middleeast_August253.xml&section=middleeast&col=

2008.08.09

イランのEsfandiar Rahim Mashai副大統領(観光、歴史遺産の責任者)は、イラン人は世界中の全ての人々の友人であり、イスラエル人でさえもそうだと述べた。イランの複数のメディアおよびイラン観光局の公式ウェブサイトが8月11日にこのコメントを伝えた。同副大統領は6月にも同様の発言を行っていた。(8/11ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/1010466.html

2008.08.09

イランのハーメネイ最高指導者は8月9日、同国の外務省高官を前に、イランは政治的な挑戦を気にするべきではなく、外務省は勇気と知恵を持って行動すべきと語った。また、同師は、イランはレバノンやパレスチナの地などのイスラム世界で、抵抗の思想を拡大させていると述べた。イラン国営テレビが放映した。(8/9ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/darticlen.asp?xfile=data/middleeast/2008/August/middleeast_August206.xml&section=middleeast&col=

2008.08.04

8月4日付イランの改革派日刊紙Sarmayehは、イラン中央銀行の報告として、イランの7000人の国民の5人に1人が貧困ライン以下の生活をしており(少なくとも1400万人)、福祉に関する懸念が増加していると報じた。なお、昨年8月には、社会保障福祉相が、およそ9.2万人が貧困層にあると述べていた。(8/4ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/darticlen.asp?xfile=data/middleeast/2008/August/middleeast_August98.xml&section=middleeast&col=

2007.08.03

8月3日付イランの日刊紙レサーラットは、拘束中の7人のバハイー教徒(大部分は5月に拘束された)が、イスラエルを含む外国からの命を受けて、イランのイスラム体制を傷つけるために同国内において違法な団体を設立していたと自白した、と報じた。(8/3ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/darticlen.asp?xfile=data/middleeast/2008/August/middleeast_August59.xml&section=middleeast&col=

2007.07.27

ドバイに拠点を置く衛星テレビのアル・アラビーヤは7月27日、イランのスンニー派組織ジュンダラーのスポークスマンから電話を受け、ビデオを放映した。同組織は6月に拘束したとしている16人の人質の内、2人の警察を殺害したとしている。イラン政府が拘束している同組織の200人の釈放の要求をのまない限り、毎週2人を殺害するとしている。(7/27シャルクル・アウサト)
http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=13531

2008.07.26

イランのラフサンジャニ元大統領は7月25日、テヘランオ金曜の礼拝で、イラン政府は核開発問題解決のための協議に同意はしているが、最後通牒やタイムテーブル、脅しは受け入れがたい旨述べた。(7/26ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/darticlen.asp?xfile=data/middleeast/2008/July/middleeast_July616.xml&section=middleeast&col=

2008.07.23

イスラエルの防衛関係の高官筋が7月23日にロイターに語ったところによると、イランは今年末までにロシア製の最新対空防衛システムを受け取る事になっている。同筋によると、最初のS-300ミサイルの砲台の引渡しは9月はじめにも予定されているが、それらを配備し使用可能なものにするためには6~12ヶ月かかるだとうと見られている。(7/23ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/1004840.html

2008.07.19

イランのアハマディネジャド大統領とロシアのメドベージェフ大統領は7月18日に初の電話会談を行い、イランの核開発問題の外交的解決への期待を表明した。イランの国営テレビおよびクレムリンが7月19日に明らかにした。(7/19ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/darticlen.asp?xfile=data/middleeast/2008/July/middleeast_July484.xml&section=middleeast&col=

2008.07.07

米国第5艦隊のピーター・ハドソン准将は7月7日、湾岸において軍事演習を実施したとの声明を発表した。同声明によると、演習の目的は、戦術訓練および、天然ガスや石油施設などの海上のインフラを守るための処置。(7/7シャルクル・アウサト)
http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=13326

2008.07.07

7月7日付の英紙デイリー・テレグラフは、西側外交筋から入手した最新の情報報告書で、イランが原子力専門家が言うところの高度に洗練された施設の建設に再び取り掛かっていると指摘している、と報じた。革命防衛隊が最先端のP2ガス遠心分離機のためのコンポーネンツ建設を行う民間会社数社を設立したという。同報告書では、この建設の目的はカーン博士によって提供された(核兵器製造の)青写真を開発する事であるとしている。(7/7イェデオト・アハロノト)
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-3564845,00.html

2008.07.04

米国海軍研究所の月刊誌の会報で、地中海の第6艦隊のジェームズ・ウィンフェルド海軍大将は「情熱と信頼の時代における海洋戦略(Maritime Strategy in an Age of Blood and Belief)」と題する記事で、イランがイスラエルと米国に対して弾道ミサイルと発射する可能性があり、NATOの同盟国はこれに備えるべきだと述べている。同大将は、イランは予想できない敵であり、おそらくあまり重要ではないと思われる、めったに起きないような出来事によって、イランが行動を起こす可能性があるとしている。(7/4ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/999009.html

アラビア半島関連

2008.08.17

GCCのアブドゥルラフマン・アルアッティーヤ事務局長は8月16日、イランがアブ・ムーサ島に2つの政府施設を設置したことを強く非難し、同島および大小トンブ島に関するUAEの完全な主権を支持する旨を繰り返し述べた。(8/17アラブ・ニュース)
http://www.arabnews.com/?page=1&section=0&article=112939&d=17&m=8&y=2008

2008.08.15

UAE外務省高官は8月14日に、在アブダビ・イラン臨時大使を外務省に呼び出し、アブ・ムーサ島にイランが2つの施設を設置した事に対する抗議文を手渡したと述べた。UAE国営通信(WAM)が報じた。これより先にイラン国営テレビが、イランは同島に海上救護事務所と船舶登録事務所を設置したと報じた。(8/15ガルフ・タイムズ)
http://www.gulf-times.com/site/topics/article.asp?cu_no=2&item_no=235756&version=1&template_id=37&parent_id=17

2008.08.14

イエメンのサーレハ大統領は8月12日、サウジアラビアのスルタン皇太子に電話で、イエメンのハドラマウトでのアルカイダの摘発(8月11日)の際に発見した、サウジに対するテロ計画について伝えた。(8/14アラブ・ニュース)
http://www.arabnews.com/?page=4&section=0&article=112800&d=14&m=8&y=2008

2008.08.12

イエメンの政府筋が8月12日に語ったところによると、同国東部のSayounでの治安作戦で、イエメンの3人のアルカイダ指導者の1人(Hamzah Salem Omar Al Quayti)を他の4人の活動家とともに殺害した。急襲した隠れ家では、サウジアラビアのパスポート2冊、や兵器(弾薬、爆弾など)、コンピュータ、車爆弾の部品、イエメンおよび他地域での作戦計画書などが見つかった。Al Quaytiは2006年にサナアの刑務所から脱走した人物の1人。(8/12ガルフ・ニュース)
http://www.gulfnews.com/news/gulf/yemen/10236564.html

2008.08.12

サウジアラビアの閣議(議長:スルタン皇太子)は8月11日、NPT条約の枠組みにおける予防措置の申請に関するIAEAとの合意を承認した。(8/12アラブ・ニュース)
http://www.arabnews.com/?page=1&section=0&article=112703&d=12&m=8&y=2008

2008.08.09

サウジアラビアの治安当局は、リヤド南部のAl-Haer刑務所を2人の囚人が脱走した事件に関し、8月2日から即座に調査を開始している。内務省のAli al Harthi警察長官がシャルクル・アウサトの電話インタビューで述べた。ここ2、3年、サウジアラビアでは多くの脱走が起きている。(8/7シャルクル・アウサト)
http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=13653

2008.07.22

オマーンとUAEの内務省高官は7月22日マスカットで、国境を画定した3つの座標リストと51の詳細な地図に署名した。これらの書類は2002年6月に署名された国境協定院沿って作成されたもの。残っている問題は、UAE、オマーン、サウジアラビアが接しているUmm al-Zumolの国境地点の技術的画定があるのみである。(7/22ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/darticlen.asp?xfile=data/middleeast/2008/July/middleeast_July576.xml&section=middleeast&col=

2008.07.15

7月15日付ロシアのKommersant紙は外交筋の話として、サウジアラビアはロシア政府がイランとの協力を縮小する見返りとして大規模な武器取引契約を申し出ている、と報じた。ロシア政府およびモスクワのサウジ大使館は同記事へのコメントを拒否した。Kommersant紙は、サウド外相が2月のモスクワ訪問時に、アブドゥラ国王名でイランとの関係縮小をロシアに提示したとしている。さらに同紙は、サウジのバンダル王子(国家安全保障評議会議長)が7月14日にモスクワでメドベージェフ大統領、プーチン首相と二国間協力に関する協議を持っており、同提案を具体化したと報じている。(7/15ガルフ・ニュース)
http://www.gulfnews.com/news/gulf/saudi_arabia/10229082.html

2008.07.10

パキスタンのギラニ首相は7月9日、パキスタン人民党(PPP)のザルダリ議長との協議のため、ドバイに到着した。2日間の非公式訪問。(7/10ガルフ・ニュース)
http://www.gulfnews.com/nation/General/10227447.html

2008.07.04

サウジアラビア初の映画クラブが7月3日、ダンマンで設立された(サウジ芸術・文化団体とダンマン自由クラブの共同発案)。クラブの目的は映画産業に従事する人々が抱える問題に対処するためとしている。(7/4ガルフ・ニュース)
http://www.gulfnews.com/news/gulf/saudi_arabia/10226104.html

2008.07.01

カタルのシェイク・ハマド首長は内閣改造を行い、保健相に女性(アル・サーニ家のメンバー)を起用した。また新たに環境相ポストを設けた。20の閣僚ポストのうちエネルギー相、財政経済相など主要な14ポストは留任。(7/1ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/darticlen.asp?xfile=data/middleeast/2008/July/middleeast_July33.xml&section=middleeast&col=

北アフリカ関連

2008.08.17

エジプトのムバーラク大統領とサウジアラビアのアブドゥラ国王は8月16日、アレキサンドリアで会談を行った。会談後、ムバーラク大統領の報道官は、イランには平和目的で各技術を使用する権利があるとしながらも、イラクのサッダーム・フセイン元大統領のケースを引き合いに出し、イランは国際社会に透明性と柔軟性を示すべき旨述べた。(8/16シャルクル・アウサト)
http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=13748

2008.07.24

エジプトの治安筋が7月24日に語ったところによると、エジプト警察は22日にイランのアラビア語テレビAl-Alam(国営)のカイロ事務所を、放映ライセンスを持っていないとして閉鎖し、コンピュータと写真を没収した。数週間前にサダト故大統領の殺害に関するイラン映画について、同テレビのカイロ責任者がエジプト当局に呼びつけられた経緯がある。(7/24ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/darticlen.asp?xfile=data/middleeast/2008/July/middleeast_July599.xml&section=middleeast&col=

2008.07.14

エジプトの国営ミドル・イースト通信は7月14日、与党の国民民主党が空席であった国会の4議席すべてを13日に実施された選挙で獲得したと報じた。ムスリム同胞団側は、政府が選挙を不正操作したと主張している。(7/14ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/darticlen.asp?xfile=data/middleeast/2008/July/middleeast_July369.xml&section=middleeast&col=

トルコ関連

2008.07.17

米国のハドリー国務次官は7月17日(ジュネーブでのイランの核開発協議の2日前)にトルコを訪問した。トルコのババチャン外相は同国務次官との会談後の記者会見で、トルコはイランの核開発問題が対話を通して解決される事を望む旨語った。(7/17シャルクル・アウサト)
http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=13420

2008.07.05

7月4日に公表されたMetroPOLL Strategic and Social Researchが実施したトルコの世論調査によると、もし総選挙が本日実施されれば、国会には2つの政党のみが残る事になるとの結果となった。内訳は、公正発展党(AKP)が40.4%、共和人民党(CHP)が14.4%の支持を集めた。国民行動党(MHP)は7.6%で、必要な10%には達しなかった。AKPは解党させられるべきではないと答えた人は63.5%(4月は71.6%、5月は69.3%)だが、解党を支持する人の割合はほとんど変化がなかった。(7/5トゥデイズ・ザマン)
http://www.todayszaman.com/tz-web/detaylar.do?load=detay&link=146706&bolum=100

その他

2008.07.01

スペインの内相は、同国の警察が6月30日、3人のアルジェリア出身の男性をアルカイダに関係したテロ組織の資金調達ネットワークに属しているとして逮捕したと発表した。(7/1ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/darticlen.asp?xfile=data/middleeast/2008/July/middleeast_July26.xml&section=middleeast&col=

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