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更新日 2012-02-06 | 作成日 2008-04-23

シャルクル・アウサト 2008.06.28  New!

「シリアにおける宗教的、政治的シーア派の動向」

Manal Lutfi
http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=3&id=13224

<概要>
◇イランとシリア間の戦略的関係は両国にとって、特にシリアにとっては重要である。現在、両国間の政治、経済、文化、宗教プロジェクトがダマスカスで設置されており、イラン人の宗教ツーリズムのハブとなっている。そこではアフタリ元駐シリア・イラン大使の影響が大きい。
◇シリアのムスリム同胞団の指導者や同国のスンニー派エリートたちの中にはは、シリアでのシーア派の活動が宗教面だけでなく、政治、社会、軍事などの分野でも拡大していることに懸念を表明している者もいる。
◇ダマスカスのいくつかのシーア派廟の周辺地域などでは、イラン人、イラン商品や通貨などが日常の風景となっている。
◇イランは、シリアのパレスチナ各派とのつながりを強めてきた。
◇2007年11月のアナポリス中東和平会議前後に、パレスチナ各派との関係を巡り、イランとシリアの間で、またイランとパレスチナ各派の間で亀裂が生れているとの分析がある。その一方、そうした亀裂はないとの見方もある。

カーネギー平和財団Policy Brief No.58 May 2008

次期大統領のための外交政策「二国家併存という解決策は終わったのか?」

Nathan J. Brown カーネギー国際平和財団 非常勤シニア・アソシエート
http://www.carnegieendowment.org/publications/index.cfm?fa=view&id=20112&prog=zgp&proj=zme


<概要>
◇ ブッシュ政権は最後の数カ月でイスラエル・パレスチナ紛争について、二国家並存解決策という合意を取り付けようとしているが、その解決策を支えていた枠組みの多くが壊れてしまっている。
◇ 2009年1月に発足する新政権は、一連の厳しい選択に直面するだろう。
◇ 二国家併存解決策を復活させることはまだ可能性がないわけではないが、そのためには、より適した、そして統合されたパレスチナ指導者が出てくることが必要である。
◇ まだ合意が可能だという見せ掛けを続けるよりも、現政権の残りの任期の中で米国が根本的な問題を進捗させ始める努力をするかどうかがより重要だ。

1.不快な選択肢
 (1)二国家併存解決策の復活
 (2)一つの国家という解決策
 (3)妥協
 (4)イスラエルの軍事的勝利(ありえるのか?)
2.その間に何ができるのか
 (1)パレスチナの権力分担を阻害することを止める
 (2)イスラエル・ハマス間の現実的停戦に向け圧力をかける
 (3)「ハマスを巻き込む」という問題をくよくよ考えない
 (4)パレスチナ人を個別に見ることを止める
 (5)ファタハの改革に留意する
 (6)パレスチナ人の選択能力を生き返らせる


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