CIGVI data1-2010.1-

CIGVI 地球村研究所

Creative Institute for Global Village.

中東和平関連 New!

2010.5.18 New!

シリアのアサド大統領は5月18日、レバノンのAl-Safir紙で、イスラエルのペレス大統領が、先にシリアを訪問したロシアのメドベージェフ大統領を通して、シリアがイランおよびレバノンのヒズボラとの関係を断つならば直接交渉を約束する旨のメッセージを送ってきたと語った。アサド大統領は、さらに、我々の答えは明確であり、イスラエルが示す現実は平和の足しにはならない、これ以上言うことはない旨述べた。ペレス大統領の事務所はメドベージェフ大統領にアサド大統領への親書を渡したとの報道を否定する一方、イスラエルはこの夏、シリアやレバノンを攻撃する意思はないことをアサド大統領に伝えてほしい旨の仲介を求めたとの報道については認めた。(2010/5/18ハーレツ)
http://www.haaretz.com/news/diplomacy-defense/assad-peres-promised-open-peace-talks-if-syria-cuts-iran-ties-1.290951

2010.5.11

ロシアのメドベージェフ大統領は5月10日シリアを訪問し(2日間)、11日にバッシャール・アサド大統領と会談を行った。ロシア大統領のシリア訪問は初めて。シリアとイスラエル間の緊張の高まりを解決する外交努力の一環。(2010/5/11シャルクル・アウサト、AP引用)
http://www.aawsat.com/english/news.asp?section=1&id=20904
メドベージェフ大統領はダマスカスでの11日の共同記者会見で、ロシアは石油、天然ガス、および原子力エネルギー分野でシリアとの協力を進めるつもりだと語った。また、バッシャール・アサド大統領は、中東和平問題についても協議したと述べた。複数のロシアの通信社が伝えたところでは、アサド大統領はシリアでの原子力発電所を含む電力発電所建設の可能性について協議したと述べた。一方、シリア国営通信が伝えたところでは、アサド大統領はメドベージェフ大統領に、中東地域から核兵器をなくすことを支援してほしいと語った。また、アサド大統領は中東和平問題解決へのロシアの更なる関与も求めた。いくつかの報道は、メドベージェフ大統領の外遊と機を一にしてモスクワを訪問しているイスラエルのペレス大統領は、この夏は攻撃しないと示唆するアサド大統領へのメッセージを託したと伝えている。メドベージェフ大統領は11日遅く、トルコを訪問し牛ルダ井と雨量と会談予定である。(2010/5/11ハーレツ)
http://www.haaretz.com/news/diplomacy-defense/russia-seeks-greater-atomic-energy-cooperation-with-syria-1.289668

2010.3.29

3月23日のネタニヤフ首相との会談で、オバマ大統領が突きつけた要求は今後2年以内にイスラエル・パレスチナ問題の恒久的合意を導き出そうとしていることを示している、とエルサレムの政治筋が述べた。イスラエルの高官たちは、同大統領の要求項目は米国の対イスラエル政策の劇的変化による冷たさの現われだと見ている。同大統領の要求は10項目で、内4つは、東エルサレムでのパレスチナの利益代表部の開設などエルサレム関連のものであった。より問題となるのは、間接交渉で核となる問題を話し合うとの要求である。それは直接交渉を行わずに問題を解決する枠組みを決めようとしていることを意味している。(2010/3/29ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/1159863.html

2010.3.3

パレスチナ側の交渉者セエブ・エラカト氏は3月3日、カイロのアラブ連盟事務所で記者たちに対し、アラブの外相たちは4ヶ月間のパレスチナ・イスラエル間接交渉を提案することを決定した旨述べた。同日、イスラエルのネタニヤフ首相の報道官は、この決定を歓迎する旨述べた。
(2010/3/3ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/1153613.html

2010.3.2

パレスチナ筋がシャルクル・アウサトに語ったところによると、パレスチナ自治政府のアッバス大統領とリビア、チュニジア関係がギクシャクしている。関係悪化は、2月にアッバス大統領がリビアを訪問した際、カッザーフィー指導者からのハマスのマシュアル政治指導者に会うようにとの要請を、同大統領が断ったことで始まったという。ハマス側は、リビアが3月にトリポリで開催される予定のアラブ連盟首脳会議を前に、和解プロセスを進めようとしていることを認めた。パレスチナ自治政府側は、和解は過去2年以上も努力してきたエジプトによってのみなされると語った。また、パレスチナ側は、トリポリでの首脳会議にハマスが招待されることにも反発している。
チュニジアとの間の問題は、パレスチナ自治政府がチュニジアに要請している故アラファト氏のチュニジア時代の文書の引渡しをチュニジア側が拒否していることによる。チュニジアの法律では、こうした文書はアラファト氏の相続人にのみ渡すことができる。両者間でもう1つ問題となっているのは、チュニジア在住の多数のパレスチナ人が賃金をカットされていることである。チュニジア指導部はファタハのメンバーにパレスチナに帰るか、チュニジアでかなりの生活水準をきちんと確保するよう求めているという。
(2010/3/2シャルクル・アウサト)
http://www.aawsat.com/english/news.asp?section=1&id=20070

2010.2.17

パレスチナ自治政府の警察のアドナン・アルダメーリ報道官は、ドバイでハマスの幹部マフムード・アルマブーフが殺害された容疑者としてドバイで逮捕された2人のパレスチナ人は同自治政府の治安部隊の関係者だとするハマス側の批判を一笑に付した。
同報道官によれば、逮捕された2人の完全な情報を得ており、彼らはハマスの治安組織関係者で、うち1人は少佐の肩書きを持って仕事のためにシャルジャに行っていたという。
一方、殺害されたハマス幹部の兄弟ファイヤク・アルマブーフは2月16日、イスラエル軍事ラジオのインタビューで、もしイスラエルが実行したのであれば、パレスチナ自治政府側から了解を得たと考えられると語った。また、ガザ地区を離れたダーラン・グループのメンバーがドバイでビジネスを行っていることを知っているため、パレスチナ人が捕まったとの報道は驚くに値しないと付け加えた(2010/2/17シャルクル・アウサト)。
http://www.aawsat.com/english/news.asp?section=1&id=19905

その他の東地中海関連 New!

2010.5.10 New!

アナトリア通信がトルコのダウトオウル外相の話として伝えたところによると、5月9日、トルコのエルドアン首相、シリアのバッシャール・アサド大統領およびカタールのシェイク・ハマド・ビン・ハリーファ・アルサーニ首長がイスタンブールで生きない問題に関する協議を行った。同外相によると、シリア、カタールともにイランの核開発問題に関し、西側諸国とイランの間のトルコによる仲介努力を支持している。(2010/5/10シャルクル・アウサト、AFP引用)
http://www.aawsat.com/english/news.asp?section=1&id=20890

2010.3.8

サウジアラビアのアブドラ国王科学技術大学を3月7日に訪問していたレバノンのスレイマン大統領は、ジェッダから出発する前に、リヤドで在留レバノン人に対し演説を行い、地域内の問題の解決と中東の平和と安全を確かなものとするために、アラブの和解と結束の必要性を訴えた。また、サウジ指導者たちとの協議はアラブ諸国間の結束強化ならびにサウジ・レバノン関係の強化が議題であったと述べた。サウジ外務省報道官によると、同大統領は6日夜にはサウド外相と会談を行った。
レバノン国内問題について、同大統領は、選挙法の改正、レバノンの国外居住者支援、国外居住者の市民権と選挙権について語った。(2010/03/08アラブ・ニュース)
http://arabnews.com/saudiarabia/article27155.ec

2010.3.8

シリアを訪問中のトルコのダウトオール外相は3月7日、バッシャール・アサド大統領と会談し、シリア・イスラエル間の和平プロセスの再会の基本的可能性に焦点を当てて協議した。ダウトオール外相は、トルコは和平達成に向けて喜んで協力する旨述べたが、アサド大統領はイスラエルは和平への用意ができていない、と語ったとシリア国営通信(SANA)が報じた。(2010/03/08ヨルダン・タイムズ)
http://www.jordantimes.com/?news=24660

2010.2.20

米国は、駐シリア大使の指名、バーンズ国務次官補のバッシャール・アサド大統領との会談以外にも、シリアとの関係改善を示す動きをしている。米国は同国がシリアを訪問することへの安全警告を撤回した。イスラエル・ラジオが2月20日に報じた。なお、ニューヨーカー誌のシーモア・ハーシュ氏によると、CIAとシリアの情報機関との関係が回復したという。(2010/2/20ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/1151045.html

2010.2.18

レバノンのヒズボラ指導者ハサン・ナスラッラー師は2月16日、イスラエル軍がレバノンのインフラを攻撃すれば、テルアビブのベングリオン空港を含むイスラエルの深部を攻撃するとの演説を行う一方、ヒズボラ支持者に政治メッセージを出した。その内容は、交通標識を守り、電気料を支払いなさいという平凡なものであるが、ヒズボラがレバノンでより政治的活動を行っていると示す動きと受け取られている(2010/2/18ハリージュ・タイムズ、AP引用)
http://www.khaleejtimes.com/displayarticle.asp?xfile=data/middleeast/2010/February/middleeast_February483.xml&section=middleeast&col=

イラク関連

2010.05.06

イラクのシャハリスタニ石油相はバグダードでの記者会見で、1990年のフセイン政権によるクウェート侵攻に対する賠償金支払いを継続することが出来ない、歴史的に見ても高すぎる旨述べた。4月13日にクウェート議会予算委員長が、国連特別賠償基金によって承認された418億ドルのうち175億ドルを受領していると表明している。(2010/5/6ハリージュ・タイムズ、AFP引用)
http://www.khaleejtimes.com/displayarticle.asp?xfile=data/middleeast/2010/May/middleeast_May94.xml&section=middleeast&col=

2010.4.12

イラクのタラバーニ大統領は4月11日、サウジアラビアを訪問し、アブドゥラ国王と会談を行った。タラバーニ氏の事務所の発表によると、アブドゥラ国王は、全アラブ人の願いは全イラク人が自らの国の運営に参加することであると語った。また、同国王は、サウジアラビアはイラクのすべての政治組織と等距離にあり、イラクの内政に干渉することなくイラクを支援すると述べた。(2010/4/12シャルクル・アウサト、AFP引用)
http://www.aawsat.com/english/news.asp?section=1&id=20546

2010.4.9

米国におけるモニタリング組織であるSITE情報グループによると、イラクのアルカイダ系グループであるイラク・イスラム国が、同グループのオンライン・フォーラムで、4月4日のバグダードの各国大使館周辺での3つの自爆テロ事件の犯行声明をだした。一方、6日に起きたバグダードのシーア派居住地域での6回の爆弾攻撃については自らの犯行を否定した。(2010/04/09ハリージュ・タイムズ、AFP引用)
http://www.khaleejtimes.com/displayarticle.asp?xfile=data/middleeast/2010/April/middleeast_April139.xml&section=middleeast&col=

2010.3.3

イラクのハシェミ副大統領は3月2日、シリアを訪問し、バッシャール・アサド大統領などと会談を行った。同副大統領は、今回の訪問目的は両国間の関係修復である旨語った。イラクは2009年8月19日に起きた大規模な車爆弾テロ事件(101人が死亡)に関し、シリアが犯人を匿っていると非難、相互に大使を引き上げていた。ハシェミ副大統領は、また3月7日に実施予定のイラク国民議会選挙に関してシリア政府高官と協議を行った。なお、シリアには多数のイラク人難民がいる。
(2010/3/3アラブ・ニュース)
http://arabnews.com/middleeast/article25094.ece

2010.2.21

サウジアラビアのアブドゥラ国王は2月20日、同国を訪問したアラウィ元イラク首相(シーア派)と会談を持った(サウジ情報責任者ムクリン・ビンアブドゥルアジーズが同席)。会談の内容は明らかにされていない。アラウィ氏が所属する政党ブロックであるイラキーヤ・リストのスンニー派指導者の1人、サーレハ・ムトラク氏は、先般、バアス党と関係があったとして3月7日の総選挙の立候補を禁じられ、選挙をボイコットすると表明している。(2010/02/21ハリージュ・タイムズ、ロイター引用)
http://www.khaleejtimes.com/displayarticle.asp?xfile=data/middleeast/2010/February/middleeast_February524.xml&section=middleeast&col=

イラン関連 New!

2010.05.18 New!

イランのムサビ元大統領のウェブサイトKaleme.comで5月18日、27年間ムサビ氏のボディガードを務めたAhmad Yazdan-Far氏がイラン治安部隊によって逮捕されたと発表があった。理由は明らかにされていない。(2010/5/18ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/displayarticle.asp?xfile=data/middleeast/2010/May/middleeast_May303.xml&section=middleeast&col=

2010.05.06

イランは5月6日より新たに(ペルシャ)湾で軍事訓練を開始した。前回の訓練から1ヶ月も経っていない。(2010/5/6シャルクル・アウサト、ロイター引用)
http://www.aawsat.com/english/news.asp?section=1&id=20839

2010.05.02

イランのAhmad Vahidi国防相は5月2日、ファルス通信で、対巡航ミサイル用の短距離防衛システムを開発した、間もなく披露する旨語った。同国防相はさらに、イランは短・中・長距離の多用な防衛システムを開発、製造する段階に入っていると述べた。(2010/5/2シャルクル・アウサト、ロイター引用)
http://www.aawsat.com/english/news.asp?section=1&id=20792

2010.4.28

テヘランのスンニー派筋からシャルクル・アウサトが入手した情報によると、イラン政府は4月27日にスンニー派ムスリムが国立大学と軍事基地で祈ることを禁止すると公布した。この禁止令より先に、スンニー派ムスリムはイスファハン、シーラーズ、ケルマン、ヤズドなどの都市において家庭で共同金曜礼拝を行うことを禁止している。イランにおけるスンニー派の最高権威者でイマームのSheikh Abdul-Hamid Esmaeel Zahi師はこの禁止について残念なことだと語った。(2010/4/28シャルクル・アウサト)
http://www.aawsat.com/english/news.asp?section=1&id=20756

2010.4.25

4月24日付サンデー・テレグラフによると、ジンバブエのムガベ大統領の側近(Didymus Mutasa大統領関連問題国務相)が3月にイランを訪問した際、イランはジンバブエの未開発のウラン鉱山の採掘する秘密条約を結んだ。その対価として、イランはジンバブエに石油を供給するというもの。このウラン交渉は、2007年にムガベ氏が石油を求めてテヘランを訪問して以降の努力の積み重ねの結果であり、漸くイランはその利益を手に入れ始めたと、ジンバブエの政府関係筋がデイリー・テレグラフに語ったという。(2010/4/25ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/1165182.html

2010.4.24

イランの革命防衛隊幹部のYadollah Javaniは4月24日、イラン国営通信に対し、革命防衛隊は、ロイヤルダッチシェルやトタールなど西側の巨大エネルギー企業が出て行っても、それに代わってエネルギー・プロジェクトを引き受ける技術的ノウハウを持っていると語った。なお、革命防衛隊はイランでの生活のあらゆる面に経済的・政治的ネットワークを持っている、軍事力をベースとした巨大なコングロマリットとなりつつある。(2010/4/24シャルクル・アウサト、AP引用)
http://www.aawsat.com/english/news.asp?section=1&id=20710

2010.4.16

訪米中のマレーシアのナジブ・ラザク首相は4月16日、同国の国営石油会社ペトロナスが、イランに核開発の見直しを呼びかけ、イランへのガソリンの供給を一時停止していると述べた。ナジブ首相は、ペトロナスが自身で決定したことだと語った。停止した時期は明らかではないが、いくつかの報道によると3月半ばからと見られている。(2010/4/16ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/displayarticle.asp?xfile=data/middleeast/2010/April/middleeast_April233.xml&section=middleeast&col=

2010.4.11

イラン国営テレビは4月11日、アフマド・バヒディ国防相による新対空防衛ミサイルの開発について発言したと報じた。同国防相は、そのミサイルは低・中高度の近代航空機を撃墜する能力を持っており、米製ホーク・ミサイルより高性能だと述べた。(2010/4/11ハーレツ、AP引用)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/1162182.html

2010.3.28

ニューヨーク・タイムズが報じたところによると、国連の査察関係者および欧米の情報関係者は、イランが少なくとも2ヶ所でさらなる核施設の建設準備をしていると見ている。同紙は、イラン高官の最近の発言によって疑いは増していると伝えている。イランの原子力庁のアリ・アクバル・サーレヒー長官は先に、イラン学生通信とのインタビューで、アフマディネジャド大統領が速やかに2つのプラント施設に着手するよう命じたと語っている。(2010/3/28シャルクル・アウサト、AFP引用)
http://www.aawsat.com/english/news.asp?section=1&id=20389

2010.3.22

イランのハーメネイ最高指導者は3月21日、国民向けの新年の演説(国営テレビで放映)で、オバマ米大統領は反乱者を市民運動と呼ぶなどして、イランに対する陰謀を企てていると非難した。同師の支持者たちは「オバマに死を、米国に死を」と叫んでいた。(2010/3/22シャルクル・アウサト)
http://www.aawsat.com/english/news.asp?section=1&id=20319

2010.3.1

パキスタンのバルーチスタン州政府高官は3月1日、イランがパキスタンとの国境を約4ヶ月ぶりに開いたと述べた。同国境はジュンダラが犯行声明を出したイランのシスターン・バルーチスタン州での自爆攻撃(2009年10月、革命防衛隊メンバーを含む42名が死亡)の後、閉じられていた。イランとパキスタンは先週、国境警備の強化で合意した。
(2010/3/1ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/displayarticle.asp?xfile=data/middleeast/2010/March/middleeast_March13.xml&section=middleeast&col=

2010.2.28

イランの最高指導者ハーメネイ師は2月26日、ハマスのハレド・マシュアル政治指導者、イスラミックジハードのラマダン・アブドゥッラー指導者、PFLP-GCのアフメド・ジブリール指導者に会い、パレスチナ人たちによる抵抗によって、またジハードを行う諸組織の結束によって、パレスチナは間違いなく解放されると語った。同師はさらに、シオニスト体制の支持者たちは恥ずべき者たちであり歴史に汚名を残すとも語った。パレスチナの3人の指導者たちはイラン主催のパレスチナ支援会議への参加のためにイランを訪問していた。
一方、同日、イラン南部で活動している武装組織ジュンダラは、イランに拘束された指導者アブドゥルマリク・リギに代わり、アルハッジ・モハメド・ダーヒル・バルーチを新指導者に選んだとのアラビア語のメッセージを出した。ジュンダラは24日には、リギ指導者の拘束には米国、アフガニスタン、パキスタンの情報機関が重要な役割を果たしたとの声明を出している。イラン側はこれを否定しているが、駐イラン・パキスタン大使は同24日、パキスタンの協力なしにリギ指導者の逮捕はありえなかっただろうと語っている。
(2010/02/28シャルクル・アウサト)
http://www.aawsat.com/english/news.asp?section=1&id=20034

アラビア半島関連

2010.05.07

クウェートの検事総長は5月6日、イランの革命防衛隊のために活動していたとされるスパイ・ネットワークの逮捕に関するあらゆるニュースの報道の禁止命令を出した。国会議員の間で非難の応酬が続いているため。(2010/5/7クウェート・タイムズ)
http://www.kuwaittimes.net/read_news.php?newsid=NTg5NzAxMjI4

2010.05.02

5月1日付クウェートのAl-Qabas紙は治安関係高官筋の話として、クウェートの治安部隊が、イラン革命防衛隊のためにクウェートおよび米国関連情報収集活動を行っていたとして、少なくとも7名のクウェート人(内務省、国防省関係者を含む)およびビドゥーンなどを逮捕したと報じた。イランの外務報道官は、イランのアラビア語テレビAl-Alamで、根拠がないプロパガンダであるとしてこれを否定した。一方、Al-Qabas紙は、クウェートの治安部隊はさらに6、7人を追跡していると報じている。(2010/5/2クウェート・タイムズ)
http://www.kuwaittimes.net/read_news.php?newsid=MTQwNDQxNjEwMg==

2010.4.23

北イエメンのシーア派反政府グループの代表と称するアリ・フセインを名乗る人物から送られてきた電子メールによると、ガザに拠点を置くサラフィー集団でアブー・アミールと自称するグループが北イエメンのユダヤ人指導者たちの殺害を呼びかけているという。また、イエメンからの別の情報によると、このサラフィストたちが自らの過激思想を詳細に説明し、アルカイダにユダヤ人ならびに、ハマスの活動家たち(何故なら彼らはサラフィスト・グループの仲間を殺害することでユダヤ人に資する行いをしているから)を標的とするよう求めているという。さらに、イエメンで活動しているアブドゥラ・アル・ハッジを名乗る人物がガザのサラフィストの活動に対し、エジプト経由で武器供給など資金提供を行っているとの情報もある。
先のフセインを名乗る人物によると、イエメンのアルカイダはシナイ半島に訓練、武器集積のための基地を作ろうとしているという。また、アルカイダはサウジからイスラエルのディモナの原子炉に向けてクッズ1型ミサイル(射程およそ150kmと見られる)を発射する計画を持っており、そのミサイルはイラクのアルカイダによって製造されているという。
フセインを名乗る人物は、国際社会においてイエメンのシーア派グループのイエメン政府に対する要求への関心を喚起してもらいたいと述べている。そして、その要求はイエメン政府にシーア派への差別を止め、政治組織の設立を認め、正当な宗教グループであることを認めることなどであるとしている。(2010/4/23ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/1164817.html

2010.3.22

サウジアラビア航空は3月21日、核となる航空機産業部門を民営化し、国内の全空港における地上サービス会社を設立し、新航空機のための資金を調達し、ケータリング会社を運営するという記念すべき協定書に署名した。(2010/3/22アラブ・ニュース)
http://arabnews.com/saudiarabia/article33095.ece

2010.3.14

UAEのシェイク・アブドッラー・ビン・ザイド・アル・ナハヤーン外相は3月13日、同国訪問中のキプロス外相との共同記者会見で、UAEは国連がイランに対して課す可能性のあるどのような国際的制裁も尊重するつもりだと述べた。(2010/3/14シャルクル・アウサト、AP引用)
http://www.aawsat.com/english/news.asp?section=1&id=20216

2010.3.1

サウジアラビアのアブドゥラ国王と、同国を3日間訪問しているインドのマンモハン・シン首相は2月28日、「戦略的パートナーシップの新時代」と銘打った宣言に署名した。また、同日、両国の政府高官の間で9つの合意が署名された。(2010/3/1アラブ・ニュース)
http://arabnews.com/saudiarabia/article24178.ece

2010.3.1

サウジアラビアのナイフ内相は2月28日、カタールのアルシャルク紙のインタビューで、イランと西側の間の核問題交渉の行き詰まりは平和的方法で解決すべきと語った。その一方で、中東は大量破壊兵器が存在しない地域であるべきとも強調した。(2010/3/1アラブ・ニュース)
http://arabnews.com/saudiarabia/article24154.ece

2010.2.16

サウジアラビアのサウド外相は2月16日、同国訪問中のクリントン米国務長官との共同記者会見で、イランに対する制裁について、「制裁は長期的な解決」のためのものであると述べ、「我々への脅威は差し迫りつつあるため、より短期的な目で問題を見ている」「ゆっくりした解決ではなく早急な解決が必要」と語った。しかし、短期的な解決が何を指すのかについては語らなかった(2010/2/16シャルクル・アウサト)。
http://www.aawsat.com/english/news.asp?section=1&id=19889

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